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【仕事術】味噌汁をよそいながら考えた「考えること」について

味噌汁をよそう時に、次の3つのよそい方があるとします。
【a】こぼしやすいよそいかた
【b】こぼさないよそいから
【c】こぼしても被害が少ないよそい方

ぼくが味噌汁をこぼす時は、大抵「左手に味噌汁が入った鍋、右手にお玉を持ち、テーブルに置かれたお椀によそう」時です。
このやり方で、必ずこぼさないで済む方法は、わかりません。

もしかしたら、お玉に味噌汁を入れる量とか、お椀に注ぐ角度とか、注ぐスピードとかで最適解を探したり、場合によっては「こぼさないお玉」を手に入れることで、神がかるほどの「こぼさない領域」に到達できるのかもしれません。
でも、時間がかかりそうなので試していません。

とはいえ、味噌汁をこぼすのは避けたい。

そこで、こぼしても被害が少ないよそい方として、「左手にお椀、右手にお玉を持ち、味噌汁の鍋の上でよそう」というやり方に変えました。
これなら、こぼれた味噌汁は、味噌汁の鍋に落ちるだけなので、大した被害はありません。

単なる味噌汁のよそい方の話ですが、ここには、ぼくが考えて答えを出す時のやり方が現れています。
次のような考え方です。

【1】問題が起こったら解決策を考えてみる
【2】問題を完璧に解決する方法だけを考えて、無闇に取り掛かったりしない
【3】いくつかの方法を考えて、その中から選ぶようにする
【4】完璧に解決しなくても良い場合は、短時間で済む方法を選ぶ

味噌汁のよそい方について考えたことを、こんな風に分析してみたら、仕事でも同じような考え方をしていることに気がつきました。
多分、こういう考え方がクセになっているのだと思います。

いつから、この考え方をするようになったのかわかりませんが、学校教育の中で習った覚えはありません。
学校教育の場合、正解という1つのゴールがあることを前提に、そのゴールだけに向かって行くことばかりだったからです。
いくつかの選択肢を出そう、という進め方はありません。

これ、危険ですよね。

YESかNOか。ゼロかイチか。白か黒か。生か死か。
物事を2つに分けて選ぶだけの生き方は、キツイですよ。

優柔不断を勧めているわけでも、グレーゾーンを勧めているわけでもありません。
選択肢を作り出す「視野」「発想力」と、最適なものを選ぶ「分析力」「考察力」、その上で直感も含めた「判断力」「決断力」が大事なのです。

スポーツだったら、これらの能力は鍛えられそうですね。サッカーとかいいかも。
囲碁や将棋でも鍛えられそう。あ、そうか。ゲームも鍛えられますよ。

「勉強」か「遊び」かなんて区別は、どうでもいいんです。
人間が持つ能力をたくさん発揮できて、楽しく豊かな人生を歩むことができれば。

ぼくには子供はいないのですが、もし子供がいたら、そんな話をしていたのかもしれません。

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