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ヒミツの図書館/ノンフィクション棚

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エッセイ、旅日記、調査報告など、心に残ったノンフィクション記事をまとめています。
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記事一覧

英語学習漫画「二日酔い」

<関連単語> hangover 二日酔い turmeric ウコン(ターメリックのことです) pickled …

伊能忠敬と、この国のカタチ

日本人が「国家」を意識するようになったきっかけは、長い歴史の中で、何度もありました。例え…

ISSA
6日前
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日雇い派遣の現実。そうか〜!なるほどね~!

 派遣バイト先はお菓子の箱詰め工場だった。お菓子工場ではなく菓子の箱詰め工場である。流れ…

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【雑記】諸君、2024年も干しそばの光に!全日本干しそば党がInstagramから鍋焼そばで…

 皆様、新年あけましておめでとうございます。 本年もゆるりとお付き合い、何卒よろしくお願…

よもやま料理帖 〜塩豚チャーハン〜

料理はひと手間だ、とは 分かっている 栗原はるみ大司教さまも そう言ってる 彼女は腕もそう…

アイデンティティとかないけど生きてる

 「これだからアカの子は」    小学生のころ、夏休みのたびに妹弟といっしょに祖父母の家…

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わたしの好きな金沢

わたしが初めて金沢を訪れたのは、中学2年の10月。 秋の遠足、日帰りのバス旅行で、兼六園周辺を散策しました。その時、まだ14歳だったわたしの「ここに住むことになるかも」という予感が見事に的中し、わたしは今、金沢で暮らしています。 「住むことになるかも」と思った場所がこちらの歩道です。 なんてことない普通の通りですが、それまでに感じたことのない木漏れ日の射しこみぐあいに心がざわめきました。 下の写真は6月ですが、偶然に撮れた自称「奇跡の1枚」です。 木漏れ日のゆらぎかげんに

神童

私の職場は神社である。 お守りお札授与所の窓は、映画のスクリーンのように大きく開き、その…

桃虚(toukyo)
6か月前
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谷川温泉 男二人旅②【水上 米屋旅館~土合駅散歩】

<前回はこちら>  沼田から北上し、到着したのは上越線は水上駅。数分すると下り列車が入線…

ヨシタカ
7か月前
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谷川温泉 男二人旅①【沼田の鄙びた中華屋】

 「ええ、あの日、脳が涎を垂らしたんですよ。年に数回起こるのです。熱くもなく冷たくもなく…

ヨシタカ
7か月前
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於岩さんが生きてた頃━━江戸時代始めました⑥

 前回までは江戸の町がどのように造られていったかについて書きましたが、今回は趣向を変えて…

土偶子
9か月前
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[歴史の断片]1945年4月5日(2430文字)

鈴木貫太郎は、80年の生涯のうち、45年間を海軍で過ごしている。 1923年(大正12年)には、海…

はーぼ
9か月前
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出版社を辞めた僕はキャバクラで黒服をすることになった。 #5

(前回) 「事件」が起こったのは9月初旬のことだった。 当時、店では新しいキャストが勤務…

退屈の壊し方
11か月前
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コントと現実 (月曜日の図書館179)

雨だから人はそんなに来ないだろうと思い、実際数だけ見れば確かに少ないのだけど、お客さんひとりひとりの輪郭はきわだつというか、雨だからこそやってくる強烈なお客さんというのも存在するのだった。 今日は本の取り置きを電話で頼んだという人が2階にやってきた。予約の本は通常なら1階で受け渡しをするが、レファレンスも込みで依頼を受けた場合、相談窓口のある2階で取り置くこともある。いずれにせよ、貸出券をなぞってみないと状況がわからない。 M木くんが、貸出券を見せてもらえますかと言うと、