QOLアゲアゲ星人

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QOLアゲアゲ星人

全人類(主に自分)のできれば持続可能なQOL向上を目指す。文章を書いたりおうたを歌ったりお散歩をしたりします。好きな食べ物は果物と臓物!おうたのYouTubeはこちらhttps://m.youtube.com/watch?v=e0qOf0sO0XQ

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  • アゲ歌謡

    ウクレレ弾き語りシンガーソングライターごっこ。ヘタクソだけど私は楽しいから‥仕方ないね!

最近の記事

日雇い派遣の現実。そうか〜!なるほどね~!

 派遣バイト先はお菓子の箱詰め工場だった。お菓子工場ではなく菓子の箱詰め工場である。流れ作業だけどベルトコンベアはない。長机を並べてその上に白い布をひいてラインをつくってその上で、箱を組み立てたり、中敷きを入れたり、お菓子を詰めたり、お菓子の由来を書いた紙を入れたり、重さを測ったり、封印したりして製品を仕上げていく。私の使命はウサギ型のモナカをひたすら箱に並べること。  グ◯コや森◯のような大手だったらとっくに全工程機械化されてるんだろうけど、観光地の土産物屋で売ってるよう

    • 陰謀論を捨てよ、ピクニックに行こう

      「自由と民主主義」という言葉が空虚な鳴き声のように響いて、米国議会は拍手につつまれる。ネギをしょってきた鴨はスタンディグオベーションの「トモダチ」にむかって誇らしげに手を振る。 あの戦争が西側の有利で終わるのか東側の有利で終わるのかわからないけど、それによって各々の陣営の構成メンバーがありつける資源や市場の分け前が変わってくるだろう。 彼は決して馬鹿じゃない。立派な政治家だ。掛け金を突っ込み続けることに疲れはじめたジャイアンは微笑んで財布を差し出すスネ夫に「おーこころの友

      • アイデンティティとかないけど生きてる

         「これだからアカの子は」    小学生のころ、夏休みのたびに妹弟といっしょに祖父母の家に預けられていた。躾に厳しい祖父に「返事はハイ」っていわれて「子供だけのときはウンって言おう」って相談していたのがみつかってこっぴどく叱られた。そのあとで祖父が「これだからアカの子は」と吐き捨てるようにいって、祖母が「困ったもんやね」と頷いた。 アカが何を意味するのかは知らなかったけどお父さんとお母さんの悪口を言われたことはわかった。何でかわからないけど、とても悔しかったし、悲しかっ

        • 民族共生表象空間ってなんだ!?ウポポイ見聞録

           白老ポロトコタンの思い出  家族旅行で洞爺湖のそばのアイヌ村、白老ポロトコタンに連れて行ってもらったのは学校6年生の時だったと思います。何かの植物で屋根を葺いた家がいくつかあって、刺繍をほどこした着物と鉢巻を身につけた人たちが歌ったり踊ったりしていました。楽器を演奏させてもらったり、おが屑のくるくるがついた木彫りの梟を見たり。おみやげにムックリという小さい楽器を買って、帰ってからもしばらく口にくわえてビョンビョンやっていたものです。  コロナ騒動が一段落して、息子が「北

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        • アゲ歌謡
          5本

        記事

          みかんの皮をむくバイト

          わたしな、おとといみかんの皮をむくバイトにいってきてん。ともだちの撫子さんが 「年明けにみかんの皮をむくバイトがあるんだけど、アゲちゃんも一緒にいく?」 っていうから。お歳暮需要の宅配便バイトも落ち着いて年明けからなにしよかなと思てたから、渡りに舟っちゅうやつやなて 「ちょっと遠いから、私の車で一緒に行こう!8時にアゲちゃんの家に迎えにいくね」 ゆうてくれたし。 撫子さんええ人やろ。わたし撫子さん好きやねん。優しいし、きれいし、上品やし。表情がかわいらしいねんな。笑う

          みかんの皮をむくバイト

          連れションに行くな!

          いいですか息子よ。一緒にトイレに行くために友達を作ろうとしてはいけません。友達は君のアクセサリーではなく、ひとりひとり人格を持った人間です。自分はぼっちじゃないというアピールをするために人のたいせつな時間を奪ってはいけません。 ぼっちは恥ずべきことではありません。ぼっちであることは君の人間としての尊厳を1ミリも損なうことはありません。 もし君が孤独を感じていて、そして誰かに話しかける勇気がないのなら、本を開きなさい。インクの中から古今東西の人々が語りかけてくる声が聞こえる

          連れションに行くな!

          連れションに行け!

          いいですか息子よ。連れションには行っておきなさい。母も若いころは「幼稚園児じゃああるまいし、トイレぐらい一人で行けよ」と思っていましたし、実際そのようなことを言って嫌われたりもしました。 しかし息子よ。お前も母と同じで教室移動がよくわからなくて迷子になるクチですよね?「テスト範囲どこまで?課題あるの?やっべ写させてって気楽に聞ける友達は大切にしなさい。一匹狼ごっこはやめてトイレに付き合ってあげなさい」 同性であれ異性であれ誰かと行動を共にするときはもよおしてなくても同じタ

          連れションに行け!

          ハッピーライフ

          わがままに生きてみようと思った。「誰かのために」っていう欺瞞を捨てて、自分中心で生きてみようって。「人を助けようとするのは自分の苦しみから目を背けてるだけ」で「自己犠牲に酔ってる」だけだから、そんな気持ちで人に接するのは相手を馬鹿にしてる。自分を幸せにできない人間に他人を幸せにすることなんかできない。自分の気持ちに正直にならないと。じぶんをだいじにしないとって。 たとえば家族の好きなトンカツやオムライスばかりじゃなくて、自分が好きな物、でも家族が嫌いなマトンのカレー煮込みと

          ハッピーライフ

          三日坊主のためのワクワク手帳入門!

           みまさんは年末になると強烈に手帳を買いたくなってしまうことがありませんか?それはたぶん自分の時間をうまく管理したいって思ってるからです。私なんていつもゴールデンウイークまでだって使いきれないのに無性に手帳が買いたくてたまらない。いっそ三日坊主でも、今の自分の問題意識を具現化するために買ってしまいましょう。最近はじめた運送会社の派遣バイト頑張ってるしね。  まずは本屋に出かけて、手帳コーナーに行きます。いっぱいある。どうしよう。今の私は自分がどんなふうに時間を使っているか見

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          すべての あやまちの 分岐たち

          青空に立ち上がっていく巨大なきのこ雲の下で。 オレンジ色の光を見てすぐに爆風に吹き飛ばされたと祖父は言っていた。20歳になった祖父が徴兵を免れていたのは、造船所で働いていたからだった。戦争に使う船を作るために出征せずにすんだ祖父は、だけどそのおかげで被爆した。1945年8月9日の長崎。 ーー安らかに眠ってください 過ちは繰り返しませぬからーー 毎日死体を片付けた。膨れ上がった死体が川に浮いていた。地獄のようだったと祖父は語った。戦後祖父は被爆していたことを黙って祖母と結婚

          すべての あやまちの 分岐たち

          メランコリリッククソ野郎

          世界ってのはあまりにも精密に作り込まれたグロいクソゲーだよな。焼畑農業みたいに遠くの国を燃やして経済をまわす人たち。「ひどい噂は聞いてたけど、自分のことに精一杯で」って見て見ぬふりして踊り続ける人たち。だけどじぶんだってインターネットで吠えるしかできなくて今日もなにかの死体を咀嚼して代謝してトイレに流して生き延びる。ログインボーナスなんてなくて殺し合って奪い合って騙しあって憎みあって会って逢って遭って有って。産んでほしいなんて言ってないとか着床しといて甘えたことぬかしてんじゃ

          メランコリリッククソ野郎

          文章ってどうやって書くんだっけ?

           文章の書き方を忘れてしまって、思い出すために久々にnoteを書いてる。構成とかオチとか考えてないから自分でもこの言葉の連なりがどこに向かって行くのかわからない。ので、別に読んでくれなくてもいいよ。それでも書くのはなぜかというと書くことを思い出したいから。  いつから書けなくなったかというと、北海道旅行でウポポイに行って感じたことを書こうとして、なんかうまくいかなくて投げ出しちゃってそれから書けなくなってしまった。あれは、なんかかっこよく書きたいっていう気持ちがあって、それ

          文章ってどうやって書くんだっけ?

          潜入!猫乃寮祭③脳みそケーキと女王様

           あの灰色のドア。鉄のカーテンという言葉を聞くたびに思い出す昔住んでた団地の鉄製のドア。あらゆる家庭は極小の社会であり国家であり、外の常識や法律が通用しないことはザラにある。たまたま私の両親は共産主義者だったので、あのドアの中は共産主義国だった。子供のころの私は毎日ベルリンの壁を超えているようなものだった。ドアの外の世界は欺瞞と差別、自己保身と利益追求の吹雪が吹き荒れる氷の世界だった。お金持ちはみんなずるいことをしていると思っていた。貧しくて優しくて正しい両親を尊敬していた。

          潜入!猫乃寮祭③脳みそケーキと女王様

          潜入!猫乃寮祭②駱駝寮生は被告!?

           特攻隊に憧れていた。    考えてもみろよ。自己実現と自殺がセットになっててお得だろ?就活も恋愛も何ひとつうまくいかなくて、選ばれないと何者にもなれないのに、選ばれるために何をしたらいいのかわからなくて、どうしようもなく孤独で全部が空回りしていたあのころ。1日1日大人の世界に押し出されていく不安に押しつぶされそうだった。    大人になるのが怖かった。ずっと学生でいたかった。ちがう、負け犬だって後ろ指さされずに死にたかった。  青い空と海の間、ジュラルミン製の美しい戦闘機

          潜入!猫乃寮祭②駱駝寮生は被告!?

          潜入!猫乃寮祭①時計台占拠!?

           革命に死にたい人生だった。   お揃いのヘルメットかぶった同志たちと肩を組んでシュプレヒコールをあげる。汗とタバコの匂い。ゲバ棒で叩かれるのは痛かろう。同志打ちをするのは辛かろう。それでも。ソ連の崩壊も、浅間山荘事件も知らないまま、世界同時革命というクソでかい夢の中で、世界を変えられると信じながら1970年年代のうちに死ねたなら、どんなに幸せだろう。  欧米列強から亜細亜諸国を解放し大東亜共栄圏を建設するため、畏れ多くも天皇陛下の赤子として命を捧げるのでもかまわない。

          潜入!猫乃寮祭①時計台占拠!?