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スライス王子
2023年3月13日 22:28
浮腫とは、毛細血管領域での水分移動の不均衡や間質液の回収を担うリンパ管の機能異常に起因する局所性浮腫と心臓、腎臓、内分泌機能異常に起因する全身性浮腫に分けられる。定義としては、組織間隙に生理的な代償能力を越えて過剰な水分の貯留した状態。一般的治療には、患肢の挙上、筋収縮運動による筋ポンプ作用の促進、マッサージ等によるドレナージ手技など、対症療法的に浮腫の除去を行うことが中心となって
2023年2月28日 19:23
透析治療者の食事 大切なポイント1.食塩を控える透析患者に限らず、腎不全患者は何よりもまず、塩分の制限が大事。腎臓を守るだけでなく、心臓、脳、血管などの合併症も防げる。2.エネルギーを十分に摂ることエネルギーの元となる食品を十分に摂り、エネルギーが不足しないようにする。エネルギーが不足すると、体の中のたんぱく質が代わりに壊されて、筋肉量が減ってしまう。炭水化物や揚げ物でエネ
2023年1月16日 23:03
骨盤底筋とは骨盤の底に位置し、骨盤内にある臓器を支えている筋肉の総称。恥骨、坐骨、尾骨にハンモックのようについている。骨盤内には子宮や膀胱、直腸などの臓器が収まっている。骨盤底筋はこれらの臓器を正しい位置に保ち、尿道や肛門を締めて排泄をコントロールするなどの重要な役割を果たしている。骨盤底筋が緩むとどうなる?骨盤底筋が緩んでくると膀胱が下がり、尿道を締める圧力がかかりにくくなるため
2022年10月24日 20:08
別名:レストレスレッグス症候群じっと横になったり座ったりすると、主に脚(人によっては脚だけでなく、腰や背中に症状が現れることもある。)にむずむずする、かゆみ、痛みなどの強い不快感が現れる現象。特に夕方から夜にかけて症状が出るケースが多く、睡眠障害の原因にもなりやすい。副次的症状として昼間の疲労感を引き起こす。原因明らかにわかっていないが、ドパミンの機能障害や鉄が関与してると言わ
2022年4月3日 19:03
痛風痛風発作は、関節内に析出した尿酸塩結晶が引き起こす、急性の関節炎。多くの症例で、遺伝的に尿酸の排泄が低下した人に様々な環境因子が関与して高尿酸血症となり、痛風発作を引き起こす。※高尿酸血症(血清尿酸値>7mg/dL)経過突然第1中足趾節関節などに激痛、発赤、腫脹が生じ、歩行困難となる。多くの場合、放置しても発作は1週間以内に治まり、間欠期は全く無症状である。無治療のまま放
2022年2月21日 20:26
抗血小板薬2剤併用療法経皮的冠動脈形成術(PCI)術後にステント血栓症リスクを軽減させる目的で行われる治療法。併用する2剤は、基本的にアスピリンとチエノピリジン系抗血小板薬。チエノピリジン系抗血小板薬としては、クロピトグレル、プラスグレルなどが選択されることが多い。
2022年2月18日 18:42
正式名称を脳性(B型)ナトリウム利尿ペプチドという。壁の進展や圧上昇などのストレスによって心臓(心室)から分泌されるホルモンとして知られている。BNPはそのものが血管を広げ、尿の排出を促す作用を持っており、心臓へのストレスを和らげる生理作用を持っている。その値の上昇は、心臓に負荷がかかっている状況を反映しており、心不全を診断する上で有用な指標になる。BNP100以上が心不全診断の基
2022年2月6日 22:20
ストーマとは消化器疾患や泌尿器疾患による病巣を取り除いた後に、便や尿の排泄経路を得るために、消化管や尿路を人為的に体外に誘導して造設した開放孔。一般的には、消化管を体外に誘導したものを消化管ストーマ、尿路を誘導したものを尿路ストーマという。消化管ストーマ、尿路ストーマは腹部に造設される。多くは排便や排尿を随意的にコントロールする機能がないため、ストーマ造設術を受けた患者は、生来の排
2022年1月31日 22:55
腸の中で食べ物や消化液など内容物の流れが、何らかの原因で止まってしまう状態をいう。腹部症状で見られる急性疾患のひとつ。腸管の内容物の流れが止まると、消化液も再吸収されずに溜まってしまい、腸が膨れていく。腹痛、嘔吐、吐き気、便秘、お腹が張るなどの症状が出る。イレウスは、一部あるいは広範囲に腸管が麻痺または痙攣を起こし、内容物の流れが止まってしまった状態。局部的な炎症や結石発作によ
2022年1月31日 22:32
血圧は右で測るべきという話を聞きます。その理由として、右の腕に繋がっている動脈血管(右腕頭動脈)の方が心臓に近い大動脈から出ていることが挙げられるが、右腕頭動脈や左腕動脈に狭窄ができることによって起こる左右差の方が無視できない頻度であることが予想される。なので、左右どちらかの血圧が正しいかというよりも、左右差があるのか、左右差がないのであれば、一番リラックスできる体勢で測定する
2021年8月25日 17:29
摂食・嚥下の仕組み①先行期何をどのくらい食べるかを判断する起こりやすい問題・むさぼるように食べる・急いで液体を飲む・いつまでも飲食物を口の中に貯めている・一度に多量の飲食物をとる・むせながらも食べ続ける↓声掛け食器の工夫(すくう部分が小さいスプーンなど)むせたら一度食事を中止し、落ち着いたら再開②準備期食物を取り込み、咀嚼して飲み込みやすい塊
2021年8月21日 23:22
(胃切除後後遺症)早期ダンピング症状食事中あるいは食後30分以内低血圧、腹痛、心拍数増加、発汗、嘔吐、下痢、ほてりなど胃の食べ物を貯める貯蔵機能が低下し、急速に小腸へ移動することで体内を循環する血流量の低下、消化管ホルモンが一気に分泌される後期ダンピング症状食後2~3時間後冷感、めまい、動悸、手の震え、脱力感、空腹感など食事で急速に糖質が吸収され、一過性の高血糖
2021年6月20日 21:19
高齢期において生理的予備機能が低下することで脆弱化が進み、健康障害を引き起こしやすい状態。体重減少6ヶ月で2〜3kg以上の減少筋力低下握力が男26kg、女18kg未満疲労感わけもなく疲れたような感じがする歩行速度低下通常歩行速度1.0m/s未満身体活動量低下軽い運動や体操、スポーツをしているか5項目中3項目以上該当でフレイル1〜2項目でプレフレイル
2021年5月14日 22:10
腹腔内には通常20~50mLの液体が存在する。これより多く貯留した状態。①漏出液が溜まるタイプ(非炎症性腹水)・アルブミン不足:血管外に漏れ出た体液を元に戻せない・門脈圧の上昇:リンパ液が腹腔内に漏出・腎臓での水、ナトリウムの排出低下原因疾患:うっ血性心不全、肝硬変、ネフローゼ症候群②滲出液が溜まるタイプ(炎症性腹水)・血管の透過性亢進:血管から血液成分や水分が滲出する