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白石島探訪記

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2022/9.30-10.3の4日間の、島でのできごと。 地域おこし協力隊員の友人を訪れ、私視点で見た島の魅力をつらつらと
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白石島レポ 1 〜離島の日常に赴く〜

白石島レポ 1 〜離島の日常に赴く〜

いわゆる「離島」に赴いたのは、かれこれ26年生きてきて初めての機会であったかもしれない。

岡山県は笠岡市白石島。

瀬戸内海に浮かぶ周囲約10キロの島であり、離島といっても笠岡陸地部で一番近い港である神島港から15分程度で着いてしまう程、そこまで遠くない場所にあるというのもまた興味深い。(もっとも便利な陸地部の笠岡港からは普通船で35分)

私にとっては小型船への乗船だけでも物珍しさから一大イベ

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白石島レポ2 〜星降るサウナ/海ほたる光る小宇宙〜

白石島レポ2 〜星降るサウナ/海ほたる光る小宇宙〜

夜空には2つの種類がある。

都会の光に遮られてまばらにしか星が見えない夜空と、宇宙にあるあらゆる恒星の光を目視でほとんど捉えることができるほど透き通った満点の夜空。

白石島の夜空はというと、言うまでもない。

都会に住んでいると、こんなにも輝かしい満点の星空など、すっかり忘れていた。というかほとんど見たことがなかったかもしれない。幼き頃に北海道旅行で見た深夜の夜空の記憶と、もしくは絵本の世界か

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白石島レポ3 〜島の人々・コミュニティ〜

白石島レポ3 〜島の人々・コミュニティ〜

白石島を訪れて感じたことは、島民同士の距離がとても近いことだった。島民は400人ほどということで、多くの島民同士が顔見知りなのであろう。至る所で井戸端会議が開催され、夜になると飲み屋に人が集まりお酒を飲み交わしている。

島全体が一つの家族であり、一つのコミュニティを形成しているという側面を間近で見た気がした。

そして、島の人々は初めて島に来た私たちにもフランクに温かく接してくれた。まるでおばぁ

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