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子ども虐待被害当事者の社会参加推進団体 『しんか』 へようこそ!
<しんかについてのご紹介>
― 『しんか』の名前について ―
「被害者として、一人の人間として、後退も停滞もしたくない。常に前へと変わり続けていたい」。『しんか』はそんな想いを込めつつ、ダーウィンの進化論の系統樹のイメージを基にして名付けられました。
私たち被害者は、多様な在り方を常に否定され、「要らない子」「有害な子」という一面的な存在価値を絶えず与えられてきました。しかし本来の私たちの在り
一番効果があったPTSDの治療法
巷には、カウンセリングや認知行動療法など、さまざまな治療法が溢れております。
しかし、私が虐待環境から抜け出た1990年代当時は、まだ虐待の認識もなかったし、児童虐待防止法も無く、子どもに人権はありませんでした。
もちろん、カウンセリングなどを行っている所はわずかでした。
私はカウンセリングや催眠療法などを試しましたし、治療法の無い時代に生きていたので、私の命の恩人=弘父さん と一緒にさまざまな
児童虐待防止法がもたらしたもの
児童虐待防止法が施行されて今年で24年経ちます。その間に多くの子どもたちが救出されました。
また、残念ながら、発見の遅れ等の理由で亡くなられてしまう被害児もたくさんおります。そのような現状に対しては、一当事者として残念であり、また哀しく思います。もし生き返ってくれるなら何でもしたいとの強い想いもあります。
ただ、確実に救出されている子どもは増えていますので、これからもますますの救出態勢の強化を願
当事者だからできること
虐待被害当事者って無力なんでしょうか。
誰かからの援助って必要なんでしょうか。
もちろん援助は必要です。厳密に言えば、必要な時期があるです。
ですから、専門家の方々の援助は必要です。
けれども、当事者だからできることだってあるんじゃないでしょうか。
例えば、通帳の作り方。または、お風呂の入り方。
そんなこと教えなくても分かるでしょ?とかって言われそうですけど(^^ゞ けっこうこれで、人間って
被害者から回復者へ・・・
虐待被害の報道が日々目に付きますが、メディアでは助けられた人の記事は出ないですね。
まぁ、プライバシーの問題があるためかもしれません。
救出された多くの被害児はいるはずなんですが・・・。
これからの虐待問題の課題はアフターケアだと感じています。児童虐待防止法は施行されましたが、保護児童に対するケア・リハビリに関する制度はまだありません。
救出できたなら、あとはどれだけ回復できるか。それは今後の社
エリクソンの発達段階説
以前から心理学書を読んでいて、不思議に思う視点があります。
例えばエリクソンの発達段階説。人の発達は段階を追って発達するという仮説です。
最初に訪れる段階が「信頼 対 不信」なのですが、初めから「人は信頼して次の段階へ進む」という前提の基に書かれているような印象を持ちます。
もしはじめの段階が「不信」だとしたらどうしたらよいのでしょうか。
虐待被害児には大人に苛められた経験により、「不信」に陥っ