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学校内のICT活用をすすめるために

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記事一覧

「ググればいいじゃん」を乗り越えることは難しい

「ググればいいじゃん」を乗り越えることは難しい

Google for Education認定トレーナー/コーチの笠原です。

一人一台端末を持つようになると、生徒が手軽に自分たちで色々なものを検索できるようになっています。

授業の様子を見ていると、分からない言葉などがあったときにすぐに検索窓にその言葉を打ち込んで調べる…という様子があります。

分からないものを放置しないで、その場で解決しようとするのはよいことなのですが、問題は検索しても必ず

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教育実習の準備のススメ

教育実習の準備のススメ

Google for Education認定トレーナー/コーチの笠原です。

そろそろ教育実習の始まる季節ですね。自分が教育実習に行った時代に比べると、確実にやらねばいけないことが増えている現場の実態があります。

そこで、今の時代だからこそ教育実習前に少しだけ気にかけておくと良いだろうことを紹介します。

ちなみに自分はろくな実習生ではなかったのです。単位が来てよかった…。というレベルですが、毎

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「変わる学び」になっている…?

「変わる学び」になっている…?

Google for Education認定トレーナー/コーチの笠原です。

日本経済新聞でこんな記事を見つけました。

「デジタルの大波 技術発展で変わる学び 教育進化論」というタイトルの連載が始まるようです。

おそらく、これから記事が公開になっていく連載なので、現段階ではあまりこの内容について意見はありません。

しかし、上記のリンク先の記事を見ていて、違和感を覚えることがあるのです。

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ICTと国語の授業として大切にしていること

ICTと国語の授業として大切にしていること

Google for Education認定トレーナー/コーチの笠原です。

GWは授業準備期間です。

アイデアは……どん詰まりの状況ですが、授業に向けて色々なことを準備しているところです。

忘れられがちなのですが、自分の本業は国語科教育です。国語科とICTというと相性が悪いイメージが持たれることが多いのですが、自分としてはこれ以上、相性の良い組み合わせはないだろうと思っています。

そこで自

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『まんがで知る デジタルの学び3』はGWにみんな読もう!

『まんがで知る デジタルの学び3』はGWにみんな読もう!

Google for Education認定トレーナー/コーチの笠原です。

表題の通りです。

『まんがで知る デジタルの学び3』はみんなGWに読んだ方が良いです。そして、先生たちの力を結集して、一歩ずつ教育を前に進めましょう!

帯に「教師が本気で力を合わせるとスゴいことになる!」とキャッチコピーが書いてありますが、まさにそういう期待にワクワクできる読後感を得られる一冊です。

デジタルの学び

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五月に向けの授業の準備として考えておきたいこと

五月に向けの授業の準備として考えておきたいこと

Google for Education認定トレーナー/コーチの笠原です。

始業式から走り続けてきて、やっと一息という方も多い時期だと思いますが、よい形でのスタートが切れているでしょうか。

新年度もだんだんと軌道に乗る時期だからこそ、そろそろ振り返りの記録をしてみませんか。

残さないものは消えていく新年度モードが終わりを迎えつつあり、徐々に学校は「日常」に向かっていくことだと思います。

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使い方を焦らない

使い方を焦らない

Google for Education認定トレーナー/コーチの笠原です。

新入生の端末を操作するスキルを見ていると、上級生がかなりスイスイと色々なことが出来ているのに比べると、なかなかもどかしく感じる瞬間があります。

しかし、考えてみれば数年前はそういうところから自分たちも授業を始めたなぁと思うと、毎日使うということの威力を強く感じます。

初めはタイピングも不慣れやはり今の勤務校の生徒たち

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この春の期待の2冊

この春の期待の2冊

Google for Education認定トレーナー/コーチの笠原です。

ずっと心待ちにしていた、この春に発売されたとある2冊の本がやっと自宅に届きました。

この大型連休の間にじっくりと楽しみたいと思っている2冊です。この2冊はまだ読んでいませんが、必ずオススメになるはずです!

新しい教育を志す全ての人に「まんがで知る」シリーズの最新刊です。

前田先生のこのシリーズはどの本を読んでも、ま

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デジタルを使いこむとアナログの強みが分かる

デジタルを使いこむとアナログの強みが分かる

Google for Education認定トレーナー/コーチの笠原です。

校内でデジタル化が進むと、色々な場面で「それはデジタルで良いですよね?」という議論が始まるかと思います。

個人的にはデジタルとアナログでできるものはとりあえずデジタルで全部やってみれば良いという立場です。そのくらい思い切りが無いとなかなか変化をさせられないからです。

しかし、一年、二年とそういう挑戦を続けてきたのであ

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新しいツールを使った授業で失敗しないコツ

新しいツールを使った授業で失敗しないコツ

Google for Education認定トレーナー/コーチの笠原です。

認定コーチとして、定期的にICTツールを活かした授業づくりについての相談を色々な人から受けています。

最近であれば「生成AIを使ってどのような授業が出来ますか」ということをよく聞かれます。

しかし、生成AIに限らず、新しいツールを授業に導入しようとしたときに、注意した良いことがあるように感じています。

いきなり教科

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遠回りに見えてもやった方がよいこと

遠回りに見えてもやった方がよいこと

Google for Education認定トレーナー/コーチの笠原です。

今年度は2年ぶりに高校1年生の授業を持っています。生徒たちがChromebookを持ち始めて、まだ操作に慣れていない時期です。自分の教えているクラスの生徒はびっくりするくらい色々なことをやりますが、考えてみるとさわり始めた頃はこのくらいのスキルでしたね。

初々しく端末を触っている生徒たちを見ていて感じることとしては、こ

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新年度にICT活用で越えたい壁

新年度にICT活用で越えたい壁

Google for Education認定トレーナー/コーチの笠原です。

新年度はICT周りを仕事しているとなかなか鬼門の時期です。色々なトラブルが起こるのがこの時期だという実感があります。

徐々にトラブルも落ち着いてくると経験則としては感じていますが、なかなかこの記事は忙しいですね。

暗中模索だとなかなか大変だと思うので、個人的な経験則として、この時期に超えておくとよい一つの壁を紹介して

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Google Classroom 命名のコツ

Google Classroom 命名のコツ

Google for Education認定トレーナー/コーチの笠原です。

新年度も始まって年度の切り替わりの時期に一斉にいそがしく行っていると思われることが「 Google Classroom 」の設定だろうと思います。

授業でClassroomを活用することが当たり前になってくると、数が増えてかなり生徒が探すのが大変になるかと思います。

そのような事態に対して、命名を少し工夫することでス

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Googleで生成AIを学ぶ

Googleで生成AIを学ぶ

Google for Education認定トレーナー/コーチの笠原です。

先日、Googleのオンラインコースに教育者のための生成AI活用を学ぶコースがオープンになりました。

わずか2時間で生成AIの概要と、教育現場に最適化されたプロンプトの書き方を学ぶことが出来るコースになっています。

自分も他のGoogle Championの方が早々と取得する中、ダラダラと遅れてなんとか認定を受けまし

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