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明日がよい日でありますように

新年早々、あってはならないことが起こってしまった。

大きな地震、津波。

実家に帰省中の夕方16時過ぎ。
書店にいて、会計の直前に本を差し出した瞬間に鳴った大きなアラーム音がまだ頭の中でこだまする。トラウマまではいかないけど、これから書店に行く度に思い出すかもしれない。同時に書店員の落ち着いた対応も忘れないと思う。その落ち着きに救われた部分がある。ありがとうございます。
僕の実家は震度4、新潟市は震度4~5強。
昨年のゴールデンウィーク中にも帰省中に地震が起こった。昨年は地震が起こる前日に石川県金沢市にいた。今回も地震が起こる前日に新潟県新潟市にいた。例年にない晴天からの今の状況は未だに信じられないし、何ともいえない気持ちになっている。おそらく新潟市にあるアパートの本棚は壊れてしまっているかもしれない。でも、僕の周りの方々で人的被害は今のところなさそう。それが何よりだ。本棚は買い直せばいい。

まずは皆さんの無事を願います。


外出中なのもあり、情報はSNSで追っていたが、SNSだけを見たらどの情報が正確なのかどうかが全く分からない。その後、ラジオやテレビで情報を追った。ニュースの深刻さと周りの人たちの気楽さ。その温度差に戸惑った。決して他人事ではない。この瞬間は、深刻な状況を想定して動くべきでは?緊急用のSNSってあるんだろうか?SNSがSNSとして機能していないように見える。地震の揺れも怖いが、それと同じくこの状況が怖い。


実家近くのコンビニが人で溢れていた。敷地内に入れないほど、車がずらっと駐車されている。お店の中。目の前の人が買い占めをしている姿。落ち着けない気持ちは充分に分かる。矛盾しているかもしれないけど、落ち着けない時こそ落ち着いてほしい。


自分という人間の無力さを痛感している。どんな言葉も軽く感じてしまって、どういった言葉を使えば、かけたらいいのかわからない。発する勇気以上に発しない勇気も非常時においては大事だというのは直接的な被害が少ないからこそ言えるのだろうか。
何を信じていいのかわからないことがとにかく怖いし辛い。でもこの現実に向き合う。忘れない。このモヤモヤを、怒りを、悲しみを、虚しさを、そして無力さを。

今日がよい日でありますように

明日がよい日でありますように

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