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3文字の違いなのに、残念になったり、嬉しくなったり。


こんにちは。
お元気ですか?

今日は、
「人を動かす」という本からの学んだアウトプットです。

本「人を動かす」
(遠回しに注意を与える)項目

誰かに注意したい事がある時に、まずはいい部分を褒めてから、
その後に、注意したい部分を伝えるといった順序をとる人も多いですね。

私も、あります。

この項目では、「しかし」と「そして」が違うだけで、印象が全く変わってくる事を学びました。


例文では、

子供に
「代数をもっと勉強してほしい!」
と言う事を伝えるために、まずは一旦誉めています。

例文1
「ジョニー、お父さんもお母さんも、お前の今学期の成績が上がって、本当に鼻が高いよ。しかし、代数をもっと勉強していたら、成績はもっと上がっていたと思うよ」

本「人を動かす」より


例文2
「ジョニー、お父さんもお母さんも、お前の今学期の成績が上がって、本当に鼻が高いよ。そして、来年期も同じように勉強を続ければ、代数だって、他の科目と同じように成績が上がると思うよ」

本「人を動かす」より

この2つの文の大きな違いは、「しかし」を使っているか、「そして」を使っているかです。

自分が子供だったとしたら、どちらが言われて頑張ろうって思いますか?
例文の(代数)の部分を自分の苦手分野に置き換えて読んで見て下さい。

本では、

この場合、“しかし”と言う一言が耳に入るまでジョニーは激励されて気をよくしていただろう。ところが、“しかし“という言葉を聞いたとたん、今のほめ言葉が果たして本心だったのかどうか疑いたくなる。結局は批判するための前置きにすぎなかったように思えてくる。

本「人を動かす」より

と書かれています。

子供と一緒に国語を勉強していると、
小学生の問題でも、よく出てくる接続語ですね。

「そして」に関しては、前の文が続いていくイメージですが、
「しかし」に関しては、事柄が「逆」になる接続後ですね。

ですので、
前半に誉めているのであれば、「しかし」を使う事によって、今から誉める事と逆になるよ!との宣言とも言っていいのかな?

誉められて、嬉しかった気持ちが「しかし」の言葉が出てきた瞬間、
テンションが下がる、そんなイメージでしょうか。

それに対して、
「そして」は、前半誉めているので、「そして」で、まだ意味合い的には「誉める」が続くのかな?または、誉めるの先にあるものかな?といったイメージでしょうか。

日常では、「しかし」はあまり私は使いませんが、
「でも」をよく使っています。

「でも」を例にした方がわかりやすいですね。

ゲームでタイムが遅いからもっとタイムを頑張ってほしい!
事を伝えたい場合。


例1、
「すごい動きよくなったね!アイテムも2倍くらい取れるようになったし!
でも、タイムがもっと早かったら記録更新だったね!」

例2
「すごい動きよくなったね!アイテムも2倍くらい取れるようになったし!
そして、タイムがもっと早かったら記録更新だったね!」



「例1」の「でも」の場合は、
前半誉められてる分、タイムが「残念だったわ」って言うイメージで聞こえてしまう。

それに比べて、「例2」の「そして」の場合は、
そうか、あとはタイムだけか!頑張ろう!って気持ちになります。


「しかし」「でも」は、今から反対の事を言うよ!の接続語なので、
最初に誉める場合は、接続語なくてもいいのでは?


「すごい動きよくなったね!アイテムも2倍くらい取れるようになったし!
タイムがもっと早かったら記録更新だったね!」

うん、これくらいライトな文章なら、接続語なくてもいいかも。

習慣になっていたり、癖もあると思うので、
何気ない会話で、よい意味合いの後に「でも」って続けてしまう時ってあるなと思ったので、気をつけたいと思いました。

逆に、
最初に嫌な事を言ってしまった場合は、「しかし」や「でも」などの接続語を使って、意味合いが逆になる宣言をしてから、明るい内容に切り替えると、雰囲気もパッと変わるかもしれませんね。

言葉を1つ変えるだけで、受け取った側の印象って、本当に変わるものですね。


本「人を動かす」(遠回しに注意を与える)項目のアウトプットでした。

ご訪問くださりありがとうございました。


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