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過去を振り返る

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恥の文化で生きてきた過去だから仕方ないね。
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母親を演じる人

母親を演じる人

先日、震度6の地震があったとき、直後に母親にLINEして安否を気遣った。
実家まで徒歩5分。喜寿を迎える母。きっと色々大変だろうと思ったが、実際、実家に赴いたのは、その4日後。薄情だと自分でも思う。

LINEしたけど、本当に心配だったのか自分でも良くわからない。かと言って「地震が多い地域だから、ある程度慣れているだろう」と安心していたわけでもない。心配していた。だけど、それ以上に会いたくなかった

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内なる子供を苦しめる、自己強迫的な属性適応 1/3 (内なる子供の存在)

内なる子供を苦しめる、自己強迫的な属性適応 1/3 (内なる子供の存在)

52年前に長男として生まれた。2年後に妹ができた。
お兄ちゃんらしくならなきゃ。お兄ちゃんはこうあるべき。
子供の頃の親の言葉が呪縛になっていたとは知らなかった。

「お兄ちゃん」のステレオタイプは成人しても刷り込まれる。雑誌、雑談…様々な情報でステレオタイプが刷り込まれる。でも完全無欠に「お兄ちゃん」にはなれないようだ。判で押したような「お兄ちゃん」にはなれない。

70%お兄ちゃんらしくなった

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呪縛は地獄の気付け薬

中学時代の猛勉強、高専入学、上京就職、海外赴任。これは中学時代に決意した「脱獄」のシナリオだったのだ。中学時代の家庭の呪縛から逃れたくて、脱獄達成に必死になった結果だったのだ。中学以前の家庭の出来事の記憶が無いのは、記憶したくない悪夢だったのだ。トラウマに気づいた。

何をしても信用されていない不安感、常に監視下に居るような閉塞感。親の顔色を見ないつもりで行動しても、常に心の何処かで、親を怒らせな

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先走ってよかった20代

先走ってよかった20代

年を重ねると色々見えるけど、どれもこれも過去の自分に反省することばかり。

若い頃から主体的に仕事が出来ていたけれども、それは、周りの先輩方が影で面倒見てくれていたのだろう。相当苦労をかけていただろうなー。でもそのおかげで仕事は大好きだったし、俺が頑張らないと会社が潰れるなんて思い上がるほど気合入っていた。

きっと先走った行動ばかりしていたはず。きっと見えないところで管理職は部下の説明に回ったり

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