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映画の話379 ノック 週末の訪問者

 脈絡なく災いを一方的に運んでくる4人の人たち。同じヴィジョンを見たと言って、理不尽すぎる極端な要求をする。でもこれを観ていて一番怖く感じたのは、その4人が、壊したドアや窓を修理したり、遺体に毛布を被せてその後拭き掃除までするまともさでした。
 ただの狂信者なのか、本当に預言者なのか、ということよりも、その真偽のための駆け引きがものすごく面白いと思いました。
 地震も、津波も、ウイルスも、まさに現代のリアルさの中で、もしかしたらこのようなこともあり得るかもしれないという一抹の不安というか、恐怖を感じさせてくれました。

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