永沢俳里

雑記家、詩人、ときどき魔女

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四半世紀は贅沢な孤独を

温室は環境の整った修羅だった。それに気づいたのは25の秋で、その秋も儚く散ってしまうのだと思うととても切ない。 四半世紀生き抜いた褒美として私は自分に本当に孤独を…

永沢俳里
5か月前
31

参加している詩誌、紙版も発売されました!
以下の記事に追記しているので是非✨

【お知らせ】詩誌「開かれた窓」|永沢俳里 @Hairi_gifT #note #スキしてみて https://note.com/speak_low/n/n8c48fcab44d7

永沢俳里
4時間前
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5月8日 マツバギク

5月8日 マツバギク ゆったりとした気分 3年前は村上春樹が大半を占めていた本棚、それに加え読みかけのシリーズ物の続きとか、アニメ見てハマった原作(よふかしのうた、…

永沢俳里
4日前
11

創作まとめの記事に、寄稿の項目を追記しました。

https://note.com/speak_low/n/nacf6fb4fb2ae

永沢俳里
11日前
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5月1日  エーデルワイス

5月1日  エーデルワイス 「大切な思い出」「勇気」 朝起き上がる事ですら勇気がいる毎日。やっと暖かい(?)気候に移りつつあるから、お風呂ミッションも何とかこなせる…

永沢俳里
11日前
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【お知らせ】詩誌「開かれた窓」

蝶尾出版社様より発刊される新しい詩誌に、詩画で参加させて頂いております。 あまり見ない形式の詩ですが、読み方に決まりはないので、自由に読んでいただけたら嬉しいで…

永沢俳里
2週間前
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4月24日 シャガ

4月24日 シャガ 自己主張 こないだ初めて日暮里を歩いた。上品だけど高貴すぎない街というイメージがぼんやりとあって、いざ降り立ってみると概ねその通りだった。 駅か…

永沢俳里
2週間前
7

創作歴まとめ

詩 中学:宮沢賢治の詩を読む。詩より宮沢賢治に興味があった。 高校:教科書や便覧に載ってる詩は読んだけどそこまで読み込んでなかった 大学:米津玄師のライブに初参戦…

永沢俳里
2週間前
17

4月17日 アイリス

4月17日 アイリス  恋のメッセージ、吉報 最近はポケモンsvの図鑑埋めを進めている。 ソフトはバイオレットで、ストーリーは去年末くらいにクリアしたので、あとはダウ…

永沢俳里
3週間前
9

【詩】立入禁止

まだ 終わるには早く 止めるには脆く 風は 湿を拵えているので 私は幼い爪先で 光を攫う ああ、駄目 駄目です 刻は染まりきってません ので悪夢は 数日継続されます 編まれ…

永沢俳里
1か月前
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4月10日 パンジー

4月10日 パンジー もの思い、私を思って 花の名前を覚えるのはいつ頃からだろう。「付き合った人には花の名前を教えるといい」という有名な恋の裏技もある。 女の子がか…

永沢俳里
1か月前
12

4月3日 ゼラニウム

4月3日 ゼラニウム  尊敬、信頼、真の友情 先週動物園へ行った。そこは、地元の一番近い動物園兼遊園地で、なんとどちらも入場料無料という太っ腹にも程がある隠れ名所で…

永沢俳里
1か月前
7

3月27日 ジギタリス

3月27日 ジギタリス 熱愛、不誠実、隠しきれない愛 高校時代、家族で東京旅行へ行った。その時に遊覧船というものも体験した。 と言ってもそんなに豪華なものではなく…

永沢俳里
1か月前
7

【詩】カサ・ブランカ

嘘みたいな手のひらに 騙された恋 差し込まれたの 概念を擬態させた 筒のような 隙間をかいくぐっても 白い海は結局のところ死を継続しているし 時間軸は光…

永沢俳里
1か月前
3

3月20日 コデマリ

3月20日 コデマリ 優雅、努力する 最後に格式高い建物に足を踏み入れたのはいつだったか。個人宅はほとんどないけど、小学生の時、同級生の家の玄関まで行ったら、その…

永沢俳里
1か月前
12
四半世紀は贅沢な孤独を

四半世紀は贅沢な孤独を

温室は環境の整った修羅だった。それに気づいたのは25の秋で、その秋も儚く散ってしまうのだと思うととても切ない。

四半世紀生き抜いた褒美として私は自分に本当に孤独をプレゼントした。6月に2年半努めた会社を辞め、これを書いてる現在(2023/09/27)まで無職としてのらりくらり生きている。一時期アルバイトをしたけど、この夏の暑さに私が勝てず1ヶ月で辞めた。

『空白期間は何をしていましたか?』

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参加している詩誌、紙版も発売されました!
以下の記事に追記しているので是非✨

【お知らせ】詩誌「開かれた窓」|永沢俳里 @Hairi_gifT #note #スキしてみて https://note.com/speak_low/n/n8c48fcab44d7

5月8日 	マツバギク

5月8日 マツバギク

5月8日 マツバギク ゆったりとした気分

3年前は村上春樹が大半を占めていた本棚、それに加え読みかけのシリーズ物の続きとか、アニメ見てハマった原作(よふかしのうた、ブルーピリオド)と家から持参したもの(HIGH SCORE、東京喰種)がちらほらある。

今は詩集が大半になり、村上春樹関連は最高時の三分の一くらい、後は画集その他小説が増えた。漫画も浅野いにおや大友克洋作品に変わり雰囲気が変わった。

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創作まとめの記事に、寄稿の項目を追記しました。

https://note.com/speak_low/n/nacf6fb4fb2ae

5月1日  エーデルワイス

5月1日  エーデルワイス

5月1日  エーデルワイス 「大切な思い出」「勇気」

朝起き上がる事ですら勇気がいる毎日。やっと暖かい(?)気候に移りつつあるから、お風呂ミッションも何とかこなせる。

元々お風呂苦手なのもあるけど、今住んでる家の給湯器が老朽化しててシャワーの7割(日によって8割)水しか出ない。引っ越してから変わらず。次の部屋は給湯器が新しい、お湯がちゃんと出るところがいいなぁって3年間言ってる。

他にも些細

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【お知らせ】詩誌「開かれた窓」

蝶尾出版社様より発刊される新しい詩誌に、詩画で参加させて頂いております。
あまり見ない形式の詩ですが、読み方に決まりはないので、自由に読んでいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いします。

発売日は5月1日(水)です。

Amazon.co.jp: 開かれた窓: 創刊号 詩雑誌 eBook : 蝶尾出版社: Kindleストア

※現在電子書籍のリンクのみになっていますが、紙でも発売されます。そ

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4月24日 シャガ

4月24日 シャガ

4月24日 シャガ 自己主張

こないだ初めて日暮里を歩いた。上品だけど高貴すぎない街というイメージがぼんやりとあって、いざ降り立ってみると概ねその通りだった。

駅から出て少し歩くと「谷中銀座」という商店街が現れ、道行く人はみなゲートに吸い込まれていく。私達もならって吸い込まれ、開かれた通りを見ると東京都は思えない空気に包まれた。
今どきな街でも、下町でもない。
だからといってサブカルやアングラ

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創作歴まとめ




中学:宮沢賢治の詩を読む。詩より宮沢賢治に興味があった。

高校:教科書や便覧に載ってる詩は読んだけどそこまで読み込んでなかった

大学:米津玄師のライブに初参戦した帰りに、新潮文庫の宮沢賢治詩集を買う。その1年後に室生犀星の詩集も買う

23歳:一人暮らし記念に糸井重里の雑文集と萩原朔太郎の詩集を買う。

24歳:前橋ポエトリーフェスティバル2022に観覧者として遊びに行く。詩を朗読する

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4月17日 	アイリス

4月17日 アイリス

4月17日 アイリス  恋のメッセージ、吉報

最近はポケモンsvの図鑑埋めを進めている。

ソフトはバイオレットで、ストーリーは去年末くらいにクリアしたので、あとはダウンロードコンテンツ買うか、図鑑埋めか、となり、図鑑を優先してみた。

とは言っても2月にコロナになって少し進めて以来だからやっと210匹。今回の舞台であるパルデア図鑑は400匹もいる。ふう。でもDS時代と比べたら埋めやすくなったよ

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【詩】立入禁止

まだ
終わるには早く
止めるには脆く
風は
湿を拵えているので
私は幼い爪先で
光を攫う
ああ、駄目
駄目です
刻は染まりきってません
ので悪夢は
数日継続されます
編まれた庇が
受ける深夜便
憑まれた怨に
そうと口吻
私は睡ります
それが拙い爆弾でも
私は灯します
終わらない恋を
見るために

4月10日 	パンジー

4月10日 パンジー

4月10日 パンジー もの思い、私を思って

花の名前を覚えるのはいつ頃からだろう。「付き合った人には花の名前を教えるといい」という有名な恋の裏技もある。

女の子がかけられる魔法の1つで、逆だと何を教えるのかと考えてみた。男の子から教えられるもの、音楽、スポーツ、ゲームかな。

他にものめり込んでいる趣味や個性的な何かがあればいいんだけど、花のインパクトに勝るものは今のところ思いつかない。

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4月3日 	ゼラニウム

4月3日 ゼラニウム

4月3日 ゼラニウム  尊敬、信頼、真の友情

先週動物園へ行った。そこは、地元の一番近い動物園兼遊園地で、なんとどちらも入場料無料という太っ腹にも程がある隠れ名所である。

ここは地元の小学校や幼稚園の遠足に定番の場所でそれぞれで行った。なんなら祖父母宅からも近いので遠足以外でも数回行った。
頻度は多くないけど、忘れることの無いスポットだ。
それでも最後に行ったのは小学校で、大学時代に電車から見

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3月27日 ジギタリス

3月27日 ジギタリス

3月27日 ジギタリス

熱愛、不誠実、隠しきれない愛

高校時代、家族で東京旅行へ行った。その時に遊覧船というものも体験した。

と言ってもそんなに豪華なものではなく、1人1500円くらいで、フジテレビとかアサヒビールとか、なんか有名な建物近辺を回るやつだったと思う。

普段嗅ぐことのない潮の匂いと、髪を撫でるような上品な風を受けながら眠る事を忘れた建物を見上げる。それはこれからラスボス戦が始

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【詩】カサ・ブランカ

嘘みたいな手のひらに

騙された恋

差し込まれたの

概念を擬態させた

筒のような

隙間をかいくぐっても

白い海は結局のところ死を継続しているし

時間軸は光になって

そして

見つめ合った珈琲がこぼれて

踏み倒した布に蒸発して

一目で純粋は堕ち広がり

僕の

ぼくの

ぼくがが

降り立ったまちの

色めき立つ軸の

そうして君は

また出会う

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3月20日 	コデマリ

3月20日 コデマリ

3月20日 コデマリ 優雅、努力する

最後に格式高い建物に足を踏み入れたのはいつだったか。個人宅はほとんどないけど、小学生の時、同級生の家の玄関まで行ったら、その子のおばあちゃんが着物姿で出てきて、驚いたことはある。実際その子は私立の中学受験をして、合格していた。

記憶が正しかったら最後に行った優雅な場所は日光東照宮だと思う。修学旅行で定番の日光だけど、当時行けなかったので、高校生の夏に家族

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