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認知症とお母さんと芋けんぴ
先月から、母が認知症のため、入院している。
昨日買っておいた「芋けんぴ」をお土産に持って、母に面会に行った。
コロナ対策で、ガラスのドア越しに会話をするだけ。それでも、全然会えないよりはありがたい。
「お母さん、私のこと分かるかな、暴れたり、悲しんだりしていないかな」とドキドキしながら、看護師さんがお母さんを連れてきてくれるのを待つ。
ドキドキしているのだけど、5歳の子供(お母さんにとって
君はおもちゃで遊ばない
かえるのガラガラ
クシャクシャと小気味いい音が鳴るタオル
いろんな飾りのついたプレイジム
押すと音楽が鳴る仕掛けがたくさんついた車
何を与えても、君は最初だけ興味を示すけれど、すぐに飽きてしまう。
もうすぐ一歳になる君は、まだ歩けもしないけれど、もう自分の「欲望」をよく知っている。
電車や車のなかで静かにしていてほしいとき。
買い物に付き合ってほしいとき。
ママはどうにか君の気を引