ネクラヨガYurie@studio KIKI

福岡県出身、香川県在住。大学を卒業後、ヘアケア・スキンケア営業企画・PR、国家公務員と…

ネクラヨガYurie@studio KIKI

福岡県出身、香川県在住。大学を卒業後、ヘアケア・スキンケア営業企画・PR、国家公務員として過ごし…気がつけばヨガインストラクターの末席に。ヨガを学び実践しつつも、アニメ・漫画・植物・ジャンクフードに囲まれ、いまひとつ「ぽくならない」ネクラな日常生活について綴っていきます。

最近の記事

園芸家12ヵ月

2年ぶり、観葉植物総植え替えウィーク ちょこちょこと小さな鉢植えを買っては枯らす、ということを繰り返した小娘時代を除き、まじめに観葉植物を育て初めてもうすぐ10年になる。 といっても極めて簡単なもので、ホームセンターで植物、土、鉢を買い、粛々と植え替え、あとは水をやるだけ、というアパート園芸者(えんげいもの)なのだが。 毎年3月末・4月初旬から萌芽をはじめ、初夏に旺盛に葉っぱをつける彼らのために、4月か遅くとも5月中には古い土を捨て、伸び切った根を切り、新しい土を入れる。

    • いまさら『テスカトリポカ』

      これが、読書だ。 常日頃なにかしらの活字は読んでいるのだが、久しぶりに「読書をしたな。」という体感を得られたので、高揚している。 はじまりはAmazonのAudible(オーディブル)にて『テスカトリポカ』を聴き始めたら、なかなか面白かった、という知人B氏の話からだった。 Kindleやハードカバーは目が疲れるし肩がこる、という理由でAudibleを使い始めたら、存外気に入ったらしい。 貧乏人、文庫を探す。 奇怪なタイトルに惹かれ、自ら買ってみようかと調べると文庫化は

      • 私的2024冬アニメ3選

        2024冬シーズンの振り返り 秋アニメが私得すぎたのだ。 続く冬アニメに関してはあたらしく観るものが無く、何様だと自分でも思うが、消化試合のようなテンションで『葬送のフリーレン』と『薬屋のひとりごと』の続きを観ていた。 待ちわびて喜怒哀楽のすべてをアニメに注ぎ込むようなシーズンは勿論楽しいが、たまのヒットだからこそ喜びも大きいのであって、惰性のダラ見で過ごすシーズンも悪くない。 こういう盛り上がらないシーズンというのは、作品サイドのものでなく、視聴者個人の問題である、と自

        • Be guided.

          note50回の、節目に捧ぐ。 昨年の4月、ちょうど1年前の今頃、私は自身のnoteアカウント作成に向けて、てちてちとノートPCに文字を打ち込んでいた。 4月末・金曜日のスタートのために、ひとまず3回分のストックを作ろうという作業だった。 やろうと思うことや狙いを周囲に話したときに、それはヨガインストラクターとしてのナラティブマーケティングにも成りうるし、勿論ストーリーマーケティングでもあり有効ではないかと評価されたが、発端はもっと単純だったように思う。 ただ文章を書い

          春、きみの背中を押す。

          とくべつな季節。 植物は季節を先取りするため、ぽちりと新芽をつけはじめる。 寒い日とあたたかい日が入り乱れて、徐々に吹く風がふわりと優しくなっていく。 以前に年末年始の特別感についてnoteに書いたが、そうやって進んでいく3月も、また日本人にとってとくべつな季節だと思う。 私自身は1月→12月カレンダーを意識しながら1年を過ごしているのだが、教育・企業・行政にかかわる多くの人にとっては4月→3月カレンダーのほうが馴染み深いことと思う。 卒業、入学準備、人事異動にお引越し…

          春、きみの背中を押す。

          オフロイキタイ

          「忙しい」という言葉は好きではないが、 2月・3月は何かとやることが多いですなあ、と思いながら過ごしている。 誰と比べるわけでもないが当社比で能力が高くないので、もう本当に慎重にちみちみと目の前のことに勤しむしかない。 「君はすぐにマインドビジー(Mind-busy)になるね」という友人の言はまことにそのとおりで、することが多いどうこうの前に「あれをやって、これをやって、その間にあれがあって…」と考えることで疲れてしまう。 書いていても情けない限りである。 どんだけ軟弱なん

          また、いつかどこかで。

          3月、またひとつの分岐点。 さて今月末をもって毎週担当しているいくつかのレッスンを終了する。うち5レッスンは、3年1ヵ月契約させていただいたヨガスタジオのものだ。 スタジオの休館日と、新型コロナでのたうちまわっていた1日を除いて、休まずにレッスンを続けてきた。(今でも休んだ1日のことを目から血が出るくらい悔やんでいる。) この3年、私の生活の支柱のようなものだった。 つらいことも悔しいこともワンサカあって、 でもやっぱり、与えられたものは数えきれないほどにあった。 たく

          また、いつかどこかで。

          ノラない時期の、ノリ切り方

          やってらんねぇ。てやんでぃ。 とか言いたくなる時期、ありますよね。 今回のポイントは「とき」とか「日」ではなく、「時期」一定期間であることだ。 私の場合、多くて年に1-2度やってくる。 程度はピンキリで、「なーんかパッとしない」という小規模のものから〜「何をやっても面白くない、楽しめない」という中規模のもの〜「何を食べても味がしない。やりたいことが1つもない。早く居なくなってしまいたい。」という大規模なもの(ここまでのクラスとなると人生で二度程だが。)と、さまざまである。

          ノラない時期の、ノリ切り方

          「しょうがない。」の領域を増やせ。

          年の離れた友人・知人。 色んな場所でヨガレッスンをしていると、様々な世代の方とお話をすることになる。世代に限らず、性別、職業、出身地、未婚・既婚、子供や孫や恋人がいる・いない…属性は様々だ。 さらに、お話し好きであったり、そうでなかったり、とても丁寧だったり、失礼だったり…等々パーソナリティも合わせると千差万別である。 共通点は多少なりとも「ヨガに興味がある」ということだろうか。 同世代(といっても、正直3-4つ歳が離れると、微妙な世代間の差が出てくるので面白い。)の方と

          「しょうがない。」の領域を増やせ。

          ひとり酒と、ロマンスの行方

          初手から、ちゃんぽん。 旅先にてひとり飯の機会を得たので、焼き鳥大好きマンとして駅ビル地下の焼き鳥居酒屋を選んだ。 休日の夜、カウンター席もカップルや友達同士の客で賑わっていた。 画像のとおりビール(小)と赤ワイン(メルロー)が並んでいるのは、何も私が「のっけからちゃんぽん」を意図したわけではなく、お店の手間を考慮してのことである。こんなに混んでいる店内では、女性ひとり客の追加オーダーなど忘れられたり後回しにされる可能性もあるよなあと思い、すべての料理とドリンクを先に頼んで

          ひとり酒と、ロマンスの行方

          「小悪党」との付き合い方

          知人Aさんより。 お悩み相談というと何だかすごく偉そうになってしまい当てはまらない感じがするのだが、人の話を聞く機会は、わりと多い。 察するに、丁度よい距離感なのかと思う。 家族にイチから説明するような話でもなく、同僚に話すには微妙な警戒や気遣いが必要で、友人といるときに持ち出すにはやや重いというのか。 知人Aさんから聞いたお話を、マイルドに抽象化(できてるか?)して、いつぞやnoteの形式に倣って考えてみよう。 ケース☆スタディ Aさんの職場に、このたび長期休暇から

          「小悪党」との付き合い方

          ヨガウェア選び オン・マイ・オウン

          今日は何着て、ヨガをする? インストラクターを始めたばかりの頃、水曜日のレッスンに通い始めてくださったSさんが、水色ベースにピンクの混ざった可愛い柄のレギンス(タイツ)を履いてこられた。思わず「新しいウェア、可愛いですね。」と声をかけると、「ヨガを続けるために、メルカリで買ったんです。」と教えてくれた。 Sさんはこれからもヨガを続けるためにウェアを新調してくれたのだ、と嬉しい気持ちになったのを覚えている。 ジャージ、スウェット、ルームウェア… レッスンに来られる方の服装は

          ヨガウェア選び オン・マイ・オウン

          読書のススメ

          移動中、ふと周囲を眺めると。 眠っている人を除けば、ほぼ全ての人がスマートフォンを眺めている。誰かと連絡をとっているのか、動画や音楽を楽しんでいるのか、何かについて検索しているのか、人それぞれだとは思うのだが。 当の私は何をしていたのかと言うと、文庫本を読んでいた。紙のやつ。バス・電車・飛行機などの移動、カフェに行くとき、その時間に応じて1-2冊の新書なり文庫本なりは必携である。 いつの間にか私は、すっかりマイノリティだと気づかされる。 日常を彩るエンターテインメントは

          私的2023秋アニメ3選

          1月が始まり、思うこと。 2024年冬アニメがスタートした。 昨年の今頃は弓道アニメ『ツルネ』2期を観始めて、「久しぶりの京アニはやっぱりええなぁ。」とアニメ好き観点からも、腐女子的観点からも微笑んでいた。 ほぼ同時期にヨガレッスンをスタートした香川県立武道館には立派な弓道場があることからも、偶然の符号にしみじみしたことを覚えている。 あれからもう1年が経ったというわけだ。 コミックエッセイ『腐女子のつづ井さん』(KADOKAWA)にて「オタクやってると、アニメで季節の移り

          私的2023秋アニメ3選

          ワタシから目が離せないアナタへ。

          うざタイトルで帰らないでください。 我ながらタイトルが鬱陶しくて軽く引いているのだが、今回はヨガレッスンについて。 ヨガレッスンに来てくださる方の多くが 「運動不足で…」「首·肩こりがつらくて…」 「痩せたくて…」「とにかく体力がなくて…」 とフィジカルのお悩みをきっかけに訪れ、 実際に続けていくと、 「気持ちがおおらかになった」 「自分と向き合う時間がとれた」 「思考が前向きになった」 とメンタルの変化を喜ぶ。 レッスン中に生徒さんを眺めていると、「あぁ、この人は今すご

          ワタシから目が離せないアナタへ。

          何て呼ぶんだ、この現象。

          『年末→年始心変わり症候群』? 幼少期から毎年恒例ウン十年と経験していることなのだが、例に漏れず今年も悩まされているわけである。名もなきこの症状に。 年末年始や小晦日大晦日、正月、元旦などの仰々しい名前を持ちながらも、皮を剥げば単なる月末月初であり、当たり前にひと続きの日常であるはずなのに、私にとって12月31日までの自分と1月1日からの自分は全く異なる色味を帯びている。 「わけがわからない」と思われる方もおられるかもしれないが、すこし具体的に言えば、1月が始まると、そ

          何て呼ぶんだ、この現象。