評価

★★★☆☆

ストーリー

高校3年の頃、僕にはペンフレンドがいた。
彼女の手紙は受験生の僕の支えだった。
写真の中で優しく微笑む彼女に、ほのかな恋心が芽生えた。
しかし、卒業と同時に彼女の手紙は届かなくなる。
それから15年が過ぎ、送られて来なかったと思った彼女の手紙が見つかる。
「私は人を殺してしまいました。罪を償わなければなりません。これでお別れです。さようなら」

概要

角川ゲームス（現Dragami Games）から2016年に発売されたミステリーアドベンチャーゲームです。
プレイヤーは、高校時代のペンフレンドに何が起こったのかを突き止めるべく、彼女の地元に赴き調査を行います。
島根県が舞台となっており、実在する名所などが複数登場するほか、公式サイトからVR聖地巡礼を行うことができます。
ちなみに、新規シナリオと実写モードを追加した拡張版が存在します。

感想

ゲームは、背景を調べて情報や手掛かりを入手したり、マップから移動先を選択したりすることで進行します。

入手した手掛かりをもとに、会話で相手を追及する「マックスモード」が各チャプターの山場として用意されています。
ゲージが発言したい言葉のところに達したらボタンを押す、という非常にシンプルなシステムで、ミスのペナルティもありません。
一応追及パートではミスの回数制限はあるけど、どの場面でも次の行動を教えてくれる「考える」コマンドが存在するのでゲーム自体の難易度は低いです。

ちなみに、マルチエンディングが採用されていて、分岐点以降のシナリオが変化します。
どれも雰囲気の違う展開をみせてくれたので楽しめましたが、終盤で分岐するので初回以降は当然スキップするし、分岐後のボリュームが少なくて残念でした。

展開に関しては、全体的に都合がよく無理もあるので、本格ミステリーを求めている人には物足りないかも。
まあシナリオ自体は面白いので、カジュアルな読み物としてはアリかなと思います。
島根県民とミステリー好きにオススメです。

トレーラー

公式サイト

https://www.r-letter.com/