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読書日記~「ミュージック・ステディ 1985年2月号」

 「ミュージック・ステディ」を実家に戻ってからまた集めているんですが、これは実家に持ってきた号なんですが、よりコンディションがいいものが某ネット通販サイトに安く出品されていたので、迷わず購入しました。
確か「ミュージック・ステディ」名物の徹底研究が掲載されていない最初の号だったんじゃないかな?
その辺についてもこれから書いていきますか。
じゃ、行ってみよー。

・「ミュージック・ステディ 1985年2月号」(ステディ出版)

 この号の表紙はアルバム『SFX』を発表したばかりの細野晴臣さん。
アルバムについてのロング・インタビューでは発足したばかりのノン・スタンダード・レーベルの構想についても語っています。
成田忍さん(名前を付けることになるだろうと発言、後のアーバン・ダンス)とShi-Shonenのリリースを予告しています。

 巻頭のグラビア・ページには山下達郎さんの中野サンプラザでの1984年年末の写真とレポートから始まり、RCサクセション恒例の年末の武道館ライヴをカラーページで。
ストリート・スライダースは渋谷公会堂のライヴはモノクロページで、杉真理さんは追加公演の新宿厚生年金大ホールがカラーページです。
松任谷由実さんの年末のレポートも当然カラーページでした。
他にもアトミック・カフェ(というシリーズ・イベントがありました)やE.D.P.S.にスタークラブのレポートも掲載されているのがステディらしいですね。

 ちなみにこの号には徹底研究が掲載されていないと書きましたが、それには理由がありまして、ステディ編集部員とレギュラー・ライターによる「BEST SELECTION 1984」が掲載されているんですねー。
まずBEST ALBUMは割とステディらしいのが10枚。漏れたアルバム・タイトルを書くと加藤和彦さん『ベネツィア』、PANTAさん『16人格』、矢野顕子さん『オーエスオーエス』などでした。
BEST SINGLEは松尾清憲さん「愛しのロージー」。
BEST VIDEOは大貫妙子さん『カイエ』、松任谷由実さん『コンパートメント』、戸川純さん『玉姫伝』。
BEST PERFORMANCEは高橋幸宏さん「WILD AND MOODY TOUR」、矢野顕子さん「3回コンサート」、大貫妙子さん「カイエ」。
RANDOM FIVEはムーンライダーズ『マニア・マニエラ』(カセット・ブック)、矢口博康さん『魅惑の観光地サウンド』(カセット・ブック)、佐野元春さん「コンプリケイション・シェイクダウン」(12inchシングル)、細野晴臣さん「メイキング・オブ・ノン・スタンダード・ミュージック」(12inchシングル・ブック)、大滝詠一さん『EACH TIME SINGLE VOX』。
BEST ARTISTは坂本龍一さん、細野晴臣さん、立花ハジメさん、佐野元春さん、戸川純さん。 
興味深いセレクトですね。コメントがとにかく面白いという。

 他にもAUTO-MODのインタビュー(時の葬列)やコンパクト・オーガニゼーションの記事など読みどころ満載です。

 そして、村松邦男さん『ROMAN』、泉谷しげるさん『エレベータ』に加藤和彦さん『ベネツィア』についてのインタビューが載っているのが大きいです。
村松さんの紙ジャケット盤が発売された時、インタビューの参考にしたのは「ミュージック・ステディ」なのでした。ホントに。

 まだステディが届いてますので、明日もその中からになるのか?
明日は重要な案件があるので、未定です。

 ではまたー。

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