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本にまつわるいろいろ

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読書記録、読みたい本メモ、印象的な本文の書き抜きなど、本がらみの投稿をおさめるマガジンです。 マガジン画像はALI PROJECTの『禁書』、蜜薔薇TOPver.です。http… もっと読む
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記事一覧

書く人へ。

書く人へ。

何を書けばいいかわからなくなった時。

書くことに悩んでしんどくなった時。

ジュリア・キャメロン『あなたも作家になろう 書くことは、心の声に耳を澄ませることだから』を手にとってみませんか。



別に作家目指してないという方。大丈夫です。私も目指してません。

タイトルの「あなたも作家になろう」をnote風に言うと「あなたもクリエイターになろう」という感じ。

プロもアマも関係なく、そもそも創

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魂のエグみを感じる作品。

魂のエグみを感じる作品。

「丁寧に雑味を取り除かれ、澄んだ文章」

「魂のエグみを感じる文章」

あなたはどちらをお読みになりたい?

⎯⎯⎯この記事はもちろん、後者のお話です。

◆スイート・ダイアリーズ│須賀しのぶ彼を殺して、私たちは昔よりずっと仲良くなった。

不倫相手に捨てられたアキ、DV夫に悩むモト。高校時代から親友3人組メンバーだった彼女たちは、ある日それぞれの相手を交換で殺すことを思いつく。

憂さ晴らしのお

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書いてくださること、同じ時代を生きられること。

書いてくださること、同じ時代を生きられること。

榛名しおりさんが、先月からブログで毎日のように、過去の自作を振り返る記事を更新されている。

榛名さんは、学生時代からずっと読み続けている大切な作家さん。遠い昔の作品の話を今も大事に綴ってくださることが嬉しく、毎日ドキドキしながら拝読していた。

そして一昨日ついに、大好きな『マゼンタ色の黄昏』に話が及び――

繰り返し読んできた作品についての、作者さんご本人のお話。胸がいっぱいになり、昨日思わず

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唯一無二の榛名しおり。

唯一無二の榛名しおり。

榛名しおり、という作家さんをご存知でしょうか。

1990~2000年代のホワイトハートでたくさんのヒストリカルロマンを紡がれてきた方です。あまり身体が強くないためたびたびの休筆を挟みながらも、根強いファンの求めに応じて、息長く新作を書き続けてくださっています。

去年は講談社ノベルスで『幸福の王子エドマンド』『虚飾の王妃エンマ』という対の物語が出版されました。

榛名さんの全作品一覧はこちら!

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この業界で働く人たちは、皆、総じて"愛"に弱いのだ⎯⎯辻村深月『ハケンアニメ!』

この業界で働く人たちは、皆、総じて"愛"に弱いのだ⎯⎯辻村深月『ハケンアニメ!』

【“作品愛”という人質を取られたアニメ業界の現状】

というタイトルで感想書いてる方がいて笑ってしまったのだけど、まさしくその通りの作品。笑

とっても素敵なお仕事小説です。特に『図書館戦争』が好きな人におすすめしたい。そしてアニメじゃなくても何らかのクリエイトに携わる人に。キャラが立ってて、愛があって、現場でがんばってるお話なので!



第一部『王子と猛獣使い』はプロデューサー、第二部『女王

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『レンタルなんもしない人のなんもしなかった話』【5/4(土) 午前11:25~再放送@NHK】

『レンタルなんもしない人のなんもしなかった話』【5/4(土) 午前11:25~再放送@NHK】

noteがきっかけで知った、Twitterで話題のレンタルなんもしない人さんの本を読みました。

「レンタルなんもしない人」というサービスを始めます。1人で入りにくい店、ゲームの人数あわせ、花見の場所とりなど、ただ1人分の存在だけが必要なシーンでご利用ください。ごく簡単なうけこたえ以外なんもできかねます

という不思議なサービスの実録。

面白かったー! 想像もつかない多種多様な依頼が登場するので

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好きなバレエ漫画、ダンスもの、フィギュアスケート小説、アイスダンスノベルなど。

予約してた『バレエ・マンガ 永遠なる美しさ』が図書館から届いたので、懐かしいダンスものについてつらつらと。

(ちなみに上記の本は山岸涼子、萩尾望都、有吉京子、槙村さとるなど超豪華なメンバーのインタビューが!)



バレエ漫画、私がはじめて読んだのは山岸涼子。『舞姫 テレプシコーラ』か『アラベスク』のどちらだったか。『アラベスク』はほんとうに繰り返し読みました。最後の、ノンナが無音で踊るシーン

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ブックカバー問題。

ブックカバー問題。

「カバーをお掛けしますか?」

書店レジで幾度となく耳にしたこの問いへの答えは、常にYes派。



店頭では、あまりきっちりとカバーをつけてもらえない。

高さや幅が余ってたり、折りが甘くてぼこぼこの折り跡になってるのは、仕方ないかな、うん。でも明らかに斜めに折られてるとちょっと落ち着かないです店員さん...。

そんなとき、いったん本から外してきっちり折り直すととてもスッキリする。



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読書メモ:『ショートソング』

10:00更新がデフォルトになりつつある!

今日は、返却日なのでカバンに入れてた『ショートソング』のメモを。短歌の小説です。

散文と重なることと短歌だからこその話と両方あって、それぞれぐっとくる!

「短歌は、初心者のころのほうが楽しいんだ。つくればつくるほど、どんどん苦しくなる。苦しむくらい、とことん、やってみろよ。それが才能あるやつの努めなんだから」

「『大なり小なり』が字余りで八首にな

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泊まれる本屋に泊まってきた。

泊まれる本屋に泊まってきた。

◆3/8(金)~3/9(土)
ずっと気になってた"泊まれる本屋" BOOK AND BED TOKYOで一泊しました。

「本を読みながら寝落ちする」という至高体験がコンセプトのホステルです。

なんという本好きの夢!



ここのところ、プライベートがしんどかったり、ずっと抱えてる宿題が終わらなくて、もう泣きそうで、ならいっそ、行きたかった場所に行こう、そこでお泊まりしてみよう!

と。笑 そ

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2019年2月の読書記録/読書メモ:『聖書男』マラソンリーディング

読書メモ、今月も続けてみる。あとでマガジンつくろう。

2月ほとんどが予定外の本になってしまった。3月は読みたいやつを堅実に読み進めたい!

<読了>
『大洗おもてなし会議』
『週40時間の自由をつくる 超時間術』
『ゲイだけど質問ある?』
『ショートソング』

<部分読み>
『有元葉子の台所術』

<途中>
『勝間式超コントロール思考』
『怖れを手放す』
『発達障害の僕が輝ける場所を見つけられた

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氷室冴子とぴかぴかの悪玉。

氷室冴子とぴかぴかの悪玉。

明日から京都にてパネル展「なんて素敵な氷室冴子~京都で読む,平安京の物語」が開催するらしい!

別の記事を投稿予定だったのですが上記ツイートを見たので急遽差し替え。須賀しのぶに藤田和子!! 行かねば…! 

以下、過去ブログより再録の氷室冴子追悼記事です。

氷室冴子女史が6/6、肺ガンで亡くなりました。
初期のコバルト文庫を導いた偉大な少女小説家さんです。
まだ51歳とのことで、あまりにも早い逝

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読書記録と決意と希望。

積読が進行してるので記録をつけてみる試み。

【読書記録】と【これから読む本読みたい本リスト】を書いてみました。新たに読みたい本が出てきた時「いやいやこっちが先だ」と我に返ったり「リストのやつよりこっちが読みたい」って判断する基準になったらいいなーと。

記録、感想もつけたかったけど書き上がらなかったのでとりあえずリストだけ!

▼2019年1月に読んだ本(記録)
『エッセンシャル思考』1/3

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>新刊「勝間式 超コントロール思考」
HSP&ADHDだからこその生きるためのノウハウが凝縮されています。
http://katsumakazuyo.hatenablog.com/entry/2019/01/28/164738

勝間和代さん新刊、気になる!紙は2/1、Kindleは2/12発売だそうです。
https://www.amazon.co.jp/dp/4866430435/