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フードエッセイストって魅力的

 noteを始めたきっかけはフードエッセイストの平野紗季子さん。彼女の著書「味な店」が想像以上に魅力的で、自分もリスペクトのようなパクリのような"パクリスペクト"な文章をnoteやInstagramにせっせと投稿してしまう。

↑ ここから買っても私には1円も入りませんが、気になる方は是非。

 グルメブックだと思って手に取ると印象が全く違う。グルメブックが情報を載せているなら、この本は食べ物を前にした胸の高鳴りと感動を書いている。それは料理そのものかもしれないし、内装かもしれないし、店主の生き様かもしれない。平野さんがどんな言葉で、どうやって、どんな角度から切り取るのか、ワクワクさせられる。

 個性的な表現は意識すれば書けなくもないけれど、どうしても小手先の技術に終わって、平野さんのような文章には到底辿り着けない。それもそのはず、彼女は幼少期から食べ物日記をつけて来たし、"食欲のしもべ"と自負している通りの一貫した姿勢が貫かれているから。

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 一方の私は日記など書くタイプではなかったし、食べ物への興味が偏りすぎている。とは言え、私もいつかはフードエッセイストとして、1円でもいいのでお金を稼いでみたい。そんな夢を抱きながら、自分のスタイルを模索しながら文章を書いていこうと思う。

 試しに、この本を教えてくれた”食欲のしもべ”とカレーを食べて、感想をフードエッセイにして共有してみたら面白かった。エッセイだからこそ同じものを食べても感じ方や分量の割き方に差が出るし、自分の食へのスタンスもじんわり浮き上がってくる気がする。

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↑ 美味しかったので、今度投稿してみます。

 そこで、こんな本を出版したら(自分が)面白いな~と想像したことを書いてみる。本当に実現したいし、それか、誰かが本にしてくれるのを待って読みたい。

【テーマ】パートナーと2冊のフードエッセイを完成させる
執筆前:それぞれがタイトルを考える(意気込み)
執筆中:一緒のご飯を食べて、それぞれ感想をフードエッセイにする
執筆後:それぞれが食体験を振り返ってタイトルを再考する(結論)

 その人にしかない感性と表現が面白いのがエッセイで、それを比べられたらもっと面白くない?という発想。自分とパートナーの感性が違うのはもちろんのこと、エッセイを書く前と書いた後の自分自身の変化も気になる。それを視覚化するのが本を作る前の"意気込み"的なタイトル(表)と、作った後の"結論"的なタイトル(裏)。2冊は裏表のタイトルも、文章のスタイルも違うけれど、同じことに対して書いている姉妹本。これ、ちょっと面白くないですか?

 だから仕事をくださいというわけでもなく、ただこんなことがしたいよ~という意思表明で終わりにしたいと思います。#仕事依頼のタグと共に。

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平野紗季子さんのご紹介記事↓(2/18 追記)


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