栗本 斉 Kurimoto Hitoshi

新刊『「90年代J-POPの基本」がこの100枚でわかる!』絶賛発売中!!著書『「シテ…

栗本 斉 Kurimoto Hitoshi

新刊『「90年代J-POPの基本」がこの100枚でわかる!』絶賛発売中!!著書『「シティポップの基本」がこの100枚でわかる!』4刷重版! 旅と音楽 企画/編集/執筆/選曲。2年間中南米放浪したライター/選曲家。元Billboard Liveブッキングマネージャー。

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著書『「90年代J-POPの基本」がこの100枚でわかる!』絶賛発売中!

史上最もCDが売れた10年間、 その奇跡のような時代の楽曲群を凝縮した、J-POP入門書! 星海社新書『「90年代J-POPの基本」がこの100枚でわかる!』 2023年9月20日(水)より発売! カバーイラスト/gata (書誌情報) 星海社新書『「90年代J-POPの基本」がこの100枚でわかる!』 著者:栗本斉(くりもと・ひとし) ページ数:272ページ 発売日:2023年9月20日(水) *お住まいの地域により発売日は異なります 定価:1250円(税別) 販売サイト

    • 読むナビDJ 6:グスタボ・サンタオラージャ - 過去記事アーカイブ

      今、一番勢いのある映画音楽作家といえば、間違いなく彼の名が挙がるのではないでしょうか。それは、世界的なミュージシャンでありプロデューサーのグスタボ・サンタオラージャ。 1951年にアルゼンチンのブエノスアイレス近郊の町で生まれたサンタオラージャは、60年代後半のアルゼンチン・ロック黎明期から活躍。その後米国に渡ってからは、ロック・エン・エスパニョール(スペイン語ロック)のプロデューサーとして売れっ子となり、フアネスやカフェ・タクーバなどをスターに仕立て上げました。また、バホ

      • 読むナビDJ 5:ジョルジオ・モロダー - 過去記事アーカイブ

        ディスコ~エレクトロのサウンド・クリエイターであり、多数の映画サントラを手がけたヒット・プロデューサーであるジョルジオ・モロダー。70年代後半から80年代にかけて熱心にヒットチャートを追いかけていた音楽ファンなら、確実にこの人の洗礼を受けたことでしょう。 良くも悪くもモロダーのシンセ・サウンドは、この時代を象徴する音楽といえます。ミュンヘン・ディスコといわれた黒人的なグルーヴ感を排除した単調なビートや、サントラ・ヒットで多用された仰々しいオーケストレーション。でも、あの当時

        • 読むナビDJ 4:アルゼンチン・タンゴ meets ロック&エレクトロニカ - 過去記事アーカイブ

          タンゴというと、どこか古くさい音楽という印象を持っている方は多いと思います。日本でも少し前までは老後に嗜むダンスの一種と思われていたし、音楽自体も愛好家は年寄りばかり。実際、本場のアルゼンチンでも、衰退に向かいつつある古典音楽というイメージでした。というのも、そもそもタンゴ自体が、歌舞伎のように形式を重んじる音楽ということもあって、多少のマイナー・チェンジはあっても発展のしようがなかったからです。 しかし、この10年くらいの間に状況が一変してきました。もっとも大きな出来事は

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          読むナビDJ 3:キューバ音楽の新潮流 - 過去記事アーカイブ

          キューバ音楽といえば、これまでに何度もブームが起こっている。さかのぼれば、50年代のマンボだったり、90年代の「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」だったり。そして、サルサやボレロといった、いわゆるラテン的なイメージも根強い。 しかし、ここ10数年の間に出てきた新世代アーティストは、そういった伝統を重んじつつも、新しいキューバの音楽を提案している。いわゆるラテン音楽と呼ばれるものも多いし、ロック、ジャズ、ファンク、エレクトロニカなどジャンルはバラバラではあるが、欧米の音楽エッ

          読むナビDJ 3:キューバ音楽の新潮流 - 過去記事アーカイブ

          読むナビDJ 2:アルゼンチン発コンテンポラリー・フォルクローレの世界 - 過去記事アーカイブ

          “フォルクローレ”と聞いて、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか? サイモン&ガーファンクルが歌った「コンドルは飛んでいく」の哀愁のメロディ? または、公園や駅前で民族衣装着てケーナやサンポーニャを吹いてる謎の外国人ミュージシャン? はいはい、もちろん間違いではないですよ。僕もずっと、“フォルクローレ”ってちょっと田舎くさくて垢抜けない音楽だと思ってましたから。アルゼンチンのブエノス・アイレスに行くまでは……。でも、衝撃的に出会ってしまったんですね。かっこよくてオシャレで新

          読むナビDJ 2:アルゼンチン発コンテンポラリー・フォルクローレの世界 - 過去記事アーカイブ

          読むナビDJ 1:静かなる音楽~クワイエット・ミュージック - 過去記事アーカイブ

          ここ数年、“静かなる音楽”が、文字通り静かなブームとなっているのをご存知でしょうか。 “クワイエット”なんていうキーワードでも語られることも多いこれらの音楽は、いわゆるジャンルではないし、ムーヴメントというほど声高なものでもありません。なんとなく音楽シーンの流れや時代が持つ雰囲気からあぶり出された曖昧なものだから、実際には一括りにするのは難しいのです。 室内楽的な響きを持ちながらクラシックとは一線を画したポスト・クラシカル、北欧や南米に潜んでいた知る人ぞ知るジャズやフォー

          読むナビDJ 1:静かなる音楽~クワイエット・ミュージック - 過去記事アーカイブ

          杏里80年代名作アナログ盤リイシュー - 未発表原稿

          杏里のエバーグリーンなサマー・ポップここ10年くらいの間で、国内だけでなく世界中から注目を浴びている日本のシティポップ。主に70年代後半から80年代にかけてのきらびやかで都会的なポップスは、時空を超えて音楽シーンを輝かせている。その中で、一際強い光を放っているのが、杏里が80年代初頭に発表した作品群だと言ってもいいだろう。この度、再評価の高まりを受けて、『Heaven Beach』、『Bi・Ki・Ni』、『Timely!!』、『COOOL』の4タイトルがアナログレコードでリイ

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          杏里80年代名作アナログ盤リイシュー - 未発表原稿

          著書『「シティポップの基本」がこの100枚でわかる!』4刷重版好評発売中!

          空前のリバイバル! 全世界で鳴り響いている「シティポップ」 その熱狂を凝縮した、入門書にして決定版 星海社新書『「シティポップの基本」がこの100枚でわかる!』 2022年2月22日より発売! カバー装画:鈴木英人 (書誌情報) 星海社新書『「シティポップの基本」がこの100枚でわかる!』 著者: 栗本斉(くりもと・ひとし) ページ数:256ページ 発売日:2022年2月22日(火)*お住まいの地域により発売日は異なります 定価:1000円(税別) 販売サイト:https:

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          旅する音楽 19:アレハンドラ・グスマン『Indeleble』 - 過去記事アーカイブ

          この文章はJALの機内誌『SKYWARD スカイワード』に連載していた音楽エッセイ「旅する音楽」の原稿(2016年4月号)を再編集しています。掲載される前の生原稿をもとにしているため、実際の記事と少し違っている可能性があることはご了承ください。また、著作権等の問題があるようでしたらご連絡ください。 メキシコで聴いた、人生再出発のメロディー Alejandra Guzmán『Indeleble』  長旅をした経験がある人なら共感してもらえるだろうが、常に新鮮な気分で観光す

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          旅する音楽 18:ネヴィル・ブラザーズ『Yellow Moon』 - 過去記事アーカイブ

          この文章はJALの機内誌『SKYWARD スカイワード』に連載していた音楽エッセイ「旅する音楽」の原稿(2016年3月号)を再編集しています。掲載される前の生原稿をもとにしているため、実際の記事と少し違っている可能性があることはご了承ください。また、著作権等の問題があるようでしたらご連絡ください。 旅人の人生を変えたアメリカ南部の魔力 Neville Brothers『Yellow Moon』  卒業旅行で訪れた米国南部のニューオーリンズ。安宿で出会った同い年の彼とは、

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          旅する音楽 17:ザ・ウエストランド・スティール・バンド『太陽のサウンド~トリニダードのスティール・バンド』 - 過去記事アーカイブ

          この文章はJALの機内誌『SKYWARD スカイワード』に連載していた音楽エッセイ「旅する音楽」の原稿(2016年2月号)を再編集しています。掲載される前の生原稿をもとにしているため、実際の記事と少し違っている可能性があることはご了承ください。また、著作権等の問題があるようでしたらご連絡ください。 タクシーに導かれたスティールパンの音色 ザ・ウエストランド・スティール・バンド『太陽のサウンド~トリニダードのスティール・バンド』  カリブ海の島国、トリニダード・トバゴ。無

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          旅する音楽 16:山本邦山『銀界』 - 過去記事アーカイブ

          この文章はJALの機内誌『SKYWARD スカイワード』に連載していた音楽エッセイ「旅する音楽」の原稿(2016年1月号)を再編集しています。掲載される前の生原稿をもとにしているため、実際の記事と少し違っている可能性があることはご了承ください。また、著作権等の問題があるようでしたらご連絡ください。 雪降る京都と侘び寂びの音色 山本邦山『銀界』  新年の凜とした空気に触れると、いつも脳裏に浮かぶ情景がある。それは、京都の雪景色。誰もいない町家の通りに、しんしんと音もなく雪

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          旅する音楽 15:ザ・パラダイス・バンコク・ モーラム・インターナショナル・バンド『21世紀のモーラム』 - 過去記事アーカイブ

          この文章はJALの機内誌『SKYWARD スカイワード』に連載していた音楽エッセイ「旅する音楽」の原稿(2015年12月号)を再編集しています。掲載される前の生原稿をもとにしているため、実際の記事と少し違っている可能性があることはご了承ください。また、著作権等の問題があるようでしたらご連絡ください。 タイの田舎料理が食べたくなる 21世紀の音楽 ザ・パラダイス・バンコク・モーラム・インターナショナル・バンド『21世紀のモーラム』  これまでに何度か海外で大晦日を過ごした

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          旅する音楽 14:ジャン=ピエール・ランパル『テレマン:無伴奏フルートのための12の幻想曲』 - 過去記事アーカイブ

          この文章はJALの機内誌『SKYWARD スカイワード』に連載していた音楽エッセイ「旅する音楽」の原稿(2015年11月号)を再編集しています。掲載される前の生原稿をもとにしているため、実際の記事と少し違っている可能性があることはご了承ください。また、著作権等の問題があるようでしたらご連絡ください。 少年時代の想い出が蘇るフルートの音色 ジャン=ピエール・ランパル『テレマン:無伴奏フルートのための12の幻想曲』  ティーンエイジャーの頃、最も行ってみたい国はドイツだった

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          旅する音楽 13:マーク・アンソニー『3.0』 - 過去記事アーカイブ

          この文章はJALの機内誌『SKYWARD スカイワード』に連載していた音楽エッセイ「旅する音楽」の原稿(2015年10月号)を再編集しています。掲載される前の生原稿をもとにしているため、実際の記事と少し違っている可能性があることはご了承ください。また、著作権等の問題があるようでしたらご連絡ください。 サルサ・ダンスはラテン美女と Marc Anthony『3.0』  ラテンの男になってやろう。そう思ったわけでもないのだけれど、10年ほど前に中南米への長旅に出た。しかし、

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