ワクチン接種

アジア、アフリカ、南米、… 。

海外渡航のワクチン接種をする？  しない？

ワクチン接種は、渡航先で、

どこに？ どの時期に？ どのくらい滞在するか？

現地でどんな過ごし方をするのか？

田舎や山奥まで行くのか？どんな食事をするのか？

Tシャツ、サンダルなど裸を露出するのか？

性・医療行為の可能性はあるのか？

渡航先の接種義務があるのか？ etc...

それぞれ環境によって、接種するワクチンも違ってくる。

予防接種の種類によっては、接種タイミング、回数(間隔)、有効期間、病の懸念が発生した場合は追加接種が必要。

ただし、接種したからと言って大丈夫だとは言い切れないので、現地での過ごし方には注意しましょう。

現地で気になるのは、やっぱり...

モスキート(蚊)対策

ゲストハウス(室内)では、部屋に入ったら、まず蚊避けスプレー(24h効果)を1〜3プッシュしておく。

特に自分のベッドや部屋の隅など。

そして寝る前に自分のベッドで1プッシュ。

ちなみに、この蚊避けスプレーは効果があると、評価が高く、海外で売っていないので、ゲストハウスで人気アイテム。

ただし、まれに強靭なモスキートがいる国のエリアでは効かないこともあるので、現地で売られている製品を試してみるのもアリ。

基本、日本製が体には安心。

肌露出を避ける。

寝る時は靴下と顔には顔用の蚊帳(ネット)を被って寝る。通販とかで売ってます。

🤗話を戻して、

まずは渡航時に現存、また流行している病気・感染リスクを

厚生労働省検疫所サイト FORTHなどで、地域別の感染症流行情報を事前に確認しておく。

日本国内で接種する際は、国内産と外国産とあるけれど、基本的に効果と安全性の差異はないらしい。ただ、ワクチンの費用、接種の条件等は違う。

日本国内で接種しておくと、気持ち的にも安心だけれど費用は高く、

日本よりも物価が安い国だと費用も安くすむけれど、

場所によっては、病院、注射針など衛生面の懸念もあるので避けた方が無難。😃

主なワクチンは、A型肝炎(飲食など)、黄熱(蚊など)、狂犬病(犬猫など小動物に噛まれるなど)、破傷風(傷口に地面の土と接触など)、日本脳炎(蚊など)、ポリオ(飲食など)、B型肝炎(性・医療行為)など。

接種パターンとしては、渡航先の状況によって、だいたい4～8種類程度。

🤗適正なワクチン接種をした後、現地に入ってからは行動や対策に用心しましょう。

黄熱病(イエローカード)

黄熱のワクチン接種は証明カードとしてイエローカードを発行される。

アフリカ、南米など、入国条件にもなっている国があるので、パスポートと一緒に用意しておく。

マラリア

アフリカなど、6月から9月までは雨季のため、マラリアリスクに注意。

蚊は主に夕方17時から朝7時頃にかけて活動する。時間は環境によって違うので要注意。

場所は水周りだけではないので、注意しておく。

潜伏期間は１－3週間で、カゼ症状、高熱が出たらマラリアを疑って病院で受診する。

顕微鏡で血液中のマラリアの確認すること。Blood smear、examinationなど。

病院によっては、迅速検査キット（RTD）で感染確認は陰性であっても、

診断が確実な顕微鏡検査も行うように医師に依頼すること。

治療薬は主にアルテミシニン製剤Coartem（コアテム），Riamet（リアメット）など。

点滴から投与することもある。また，治療に難渋する場合はQuinine(キニーネ)も使用することもある。

※症状が出たら、必ず4-5日以内に病院で受診する。

もし帰国後、日本で発熱した場合も大学病院などへ行き、渡航履歴を伝えること。

予防は、蚊避けスプレーやクリームの塗布（DEET 30%，もしくはイカリジン15%）、

外出時は肌の露出のない長袖・長ズボン・靴下を着用。※エアコンがない部屋の場合も。

蚊帳(必ず穴が開いていないか確認)、蚊取り線香、エアコンを使って戸を開けない、メフロキンやアトバコン（マラロン）などの予防薬を内服。

入手は、現地か、日本のトラベルクリニック。

✋予防

エアコンのある部屋に宿泊して、部屋中に冷気を効かせれば、蚊の活動はかなり弱まって部屋の隅でおとなしくなる。

カゼを引かないように、寒かったら毛布や服でなんとか調整しましょう。

暑いと蚊が活動的になるだけではなく、睡眠など体調面にも支障が出るから。

蚊帳も必須にした方が良い。

網に穴が開いていないか、空いてたらガムテープなどで補修。

蚊帳に入る時は、蚊と一緒に入らないよう慎重に!  😁

狂犬病

犬や猫、コウモリなどに咬まれたり引っ掻かれた場合は、狂犬病ウイルスの感染を疑う必要が出てくる。

健康な皮膚（角質層）からは侵入しないけれど、眼、鼻、口唇、傷口などからは侵入する。

ウイルスは血液ではなく、神経に沿って脳神経に向かうので、感染しているのかどうかは血液検査で診断できなくて、ウイルスが体内で増殖してしまうと治療ができない。

潜伏期間は通常10～60日程度で、発病するかどうかは咬まれた場所や大きさ、ウイルスの量で変わってくる。

主な症状は、発熱、頭痛、全身の倦怠感、嘔吐、傷口が痛い、風や光などの刺激に興奮しやすくなったり、筋肉や水を飲むと喉が痙攣とか。

もし、感染の可能性があったら、緊急ワクチン接種、抗狂犬病ウイルス免疫グロブリン（RIG）投与、傷の手当をしないといけない。

>受傷前にワクチンを打っていなかったら、すぐに傷口を流水と石鹸で洗浄してウイルスを洗い流す。
投与のスケジュールにそってワクチンを5-6回接種。
さらに傷口と周辺に抗体（免疫グロブリン）を注射。

🙋特にアジア、アフリカ、南米の一部の国で、使用している感染動物脳組織由来(Nerve tissue vaccines)ワクチンは接種しても、狂犬病にかかるリスクを含む重篤な副反応を引き起こす可能性があるので使用しないこと。

✋予防

なんといっても、感染地域の動物に近づかないこと尽きる。

>受傷前にワクチンを打っていたら、すぐに傷口を流水と石鹸で洗浄してウイルスを洗い流す。投与のスケジュールにそってワクチンを2回接種。
免疫グロブリン投与は不要。

やっぱり接種するなら日本が安心。🤗

😥強敵 エボラ

感染経路は、コウモリなどの野生動物と言われるけれど、拡散するのは医療機関内から。

エボラウイルスは、皮膚の細かな傷とか、眼や口の粘膜等に接触してウイルスが体内に侵入して感染する。

あとは、患者の体液や汚染されたシーツ、衣類、医療器具などに、傷口や粘膜が触れても感染する。

※通常は空気感染は起こらないとか。

症状は、2～21日、または7～10日程度の潜伏期間で、

全身倦怠感、発熱(38度以上)、頭痛、筋肉痛、のどの痛みなどの症状。

そして嘔吐や下痢などの消化器症状、内臓機能の低下など。

致死率は、エボラウイルスの種類と医療レベルによって、25～90％、だいたい50％程度と言われてる。

いまだ、治療法はないので症状を軽減する点滴とかの対処となる。

どんな病気も、早期に治療が大事。

✋予防

やっぱり、流行地域の旅は避けるが一番。

エボラはワクチンがないので、

感染が疑われる人や死亡した人との接触、症状のない人が人に感染させることは性行為など特別な場合を除いて、ほとんどないと言われてる。

できることは、アルコール消毒、流水と石けんで洗浄するなどは予防効果は少しあるので心がけましょう。

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