たちわき

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  • お笑いで自分を紐解いてみる

    私が漫才や推し芸人さんを好きになった経緯や、お笑いについてどう思っているか書いています。よかったら。

最近の記事

漫才の向こう側を覗き見した話

先日行われた三拍子の定期単独ライブ「漫才の向こう側」、私は地方住みなので配信を視聴した。 小学生の我が子たちは錦鯉が好きで、ゲスト出演とのことで一緒に楽しむことができた。この組み合わせはとても嬉しかった。 なお、リアルタイム視聴はライブに没入したかったため私一人でのんびりと鑑賞したことも書き添えておく。 時事漫才では甲子園の応援歌風の替え歌がとても好評、そして高倉さんが猫になる漫才で「人間は猫にならないよ」と言う息子に「そういう、もしもを楽しむ漫才なんだよ」と無粋な説明。

    • どんないろがすき?

      こどもの頃、好きな色は青だった。 物心ついてから選ぶものは青ばかりで、ある程度大きくなって友達からプレゼントをもらうようになると、それもすべて青色になった。 水色でも深みのある青でもそこにこだわりはなく、とにかく青系であればよし。部屋のカーテン、布団、カーペットなどなど統一していたので、夏はいいが冬は寒ざむしいことこの上ない。しかし満足感もまた、この上なかった。 そうして結婚し、夫という存在ができた。 共に暮らす家族となると、わかりやすいよう、自然と各自の日常使いの小物

      • 着ぐるみ初体験の話

        次年度PTAの希望調査がきて「希望なんてないよ…」と頭を抱えながら、思い出したことがある。 幼稚園のクリスマス会と言えば、サンタクロースがやってきてプレゼントを配るところも多いのではないか。 その場合、親がこっそり手伝うパターンもある。幼稚園の先生がやると一発でバレるからだ。 そんな大役を、私が引き受けることになった。 サンタクロースではなく、サンタクロースの後ろに控える……あれだ。 最初は断ろうと思った。 だって恥ずかしい。演技しなきゃいけないし。 でも、目の前で我が

        • 20年後の子育てがくれた答え

          私には福島県郡山市に親戚がいて、その中でも日和田町の親戚の墓参りに行くことがある。 そこのお墓はかつて高倉城(松峯城ともいう)があった山の中にあり、子どもの頃から何度も行っていて馴染みのある場所だった。 小学生のある日、いつものようにお墓参りをしていてふと目線をおくった先、区画でいうと二つほど離れた家の墓の裏辺りであろうか。 木々の中に大きな茶色のかたまりが見えた。これまでその場所にそんなものがあった記憶がなく、また、当時関東の某都市部に住んでいた私には、それがなんなのか一

        漫才の向こう側を覗き見した話

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        • お笑いで自分を紐解いてみる
          5本

        記事

          はじめて買ったマンガ

          先日、子どもたちが「マンガ買いたい!自分で買うから、つれてって!」とのことで本屋へ。 私が持っているマンガを読むことはあっても(その中で最も息子の心をくすぐったのは、ちびまるこちゃん。いつかさくらももこになる!と言うくらいハマっていて、オズワルド好きの私としては「ちび畠中さん…キュン」ってなるのはさておき)、自分で買うとのことで、記念すべき日だな~と思いながらマンガコーナーへ。 「スパイファミリーどこ?」と息子。ジャンプのコーナーへ。 1巻と2巻を手に、ほくほくの表情。 「

          はじめて買ったマンガ

          将来の夢遍歴

          寝る前のお話タイムで、こどもたちから、結婚と将来の仕事のことでいろいろと質問されました。 息子は、やりたい仕事はあるけど自分がどんな仕事をしたらいいのかよくわからない、将来が想像できないと。夫が激務なのも、同じ男として見ているとちょっと不安になるのかもしれない。結婚するより男友達とシェアハウスして楽しく暮らしたいと要望。 娘はメイクの仕事がしたい、お菓子やパン作りの仕事がしたい、こどもを産むの大変そうだしもし死んだら怖いからこどもはいらない、結婚するなら夫婦二人暮らしがい

          将来の夢遍歴

          まとまりきらないけど、言語化してみてよかったな。新しい気づきと、自分の意見のあらが見えてくる。

          まとまりきらないけど、言語化してみてよかったな。新しい気づきと、自分の意見のあらが見えてくる。

          A.B.C-Z大好きだって話

          「ジャニーズのグループ」と聞いて、あなたはどれを思い浮かべますか? もちろん、あなたの年齢によっても変わってくるでしょう。「嵐!」と答える人が多いでしょうか。 ちなみに私の推し漫才師である三拍子久保孝真さんは嵐ファンです。 あとはSMAP?TOKIO?今だとKing & Princeとか……… 私の好きなグループは、A.B.C-Zです。 大好きでDVDを何度も観まくっているコンサートのダイジェストを貼っときます。 これからこのA.B.C-Zの話をしていきます。 知名度

          A.B.C-Z大好きだって話

          死を受け入れるということ

          朝ドラ「おかえりモネ」の今朝放送分を見ていて、新次さんが取り押さえられている姿に胸が痛みつつ、「仕方ない」で片付けらない想いはあるよなぁと思いながら、今年の夏が来る前に逝ってしまった祖母を想った。 はじめに断っておくと、彼女の死因は老衰でした。 数年前に少しずつ足腰が弱っていき、ある日部屋のベッドから落ちて動けなくなっているのを同居していた母が見つけ、救急車を呼んで搬送してもらい、退院後そのまま施設への入居が決まった。 その時も本当に悩んだ。 祖母は大柄な人で、母一人で祖

          死を受け入れるということ

          自分を紐解いてみる(お笑い編5)

          ひとまずこれで締めます。 ここまでフルで読み通してくださる人はどのくらいいるのかなー。リアクションをくださる方のおかげで元気に完走できそうです。ありがとうございます! 昨日、三拍子の結成20周年ということが高倉さんから発表されました。 このタイミングでファンの一人として楽しめていることがとっても嬉しい!三拍子のお二人にも、今までそれを支えてきた方々にも感謝感謝です。皆さんのおかげで、三拍子という漫才コンビに再会することができました。幸せな毎日をありがとうございます。 そう

          自分を紐解いてみる(お笑い編5)

          自分を紐解いてみる(お笑い編4)

          ここまで続くとは想定していなかったです笑 前回までと併せてどうぞ。 きつね日和の漫才を初めて見たのは生漫DAYの若手ネタコーナーで、そのときに面白かったから興味は持ったけど、知ってすぐに追いかけることを始めたわけではなく。 出演からしばらく経って三拍子のラジオ単独ライブ「聴く漫才」のためにRadiotalkのアプリをダウンロードしたあと、せっかくだからときつね日和のライブ配信も聴き始めた流れです。そのちょっと前に、Twitterで久保さんとおいなりさんのイラストをアップした

          自分を紐解いてみる(お笑い編4)

          自分を紐解いてみる(お笑い編3)

          まだ続きます。 こうして三拍子そのものにハマるだけの要素が揃っていたのですが、そもそもこの世界的混乱真っ只中なこともあり、ステイホームで結果的に配信が充実してたんです。2020年の高倉さんだけでも追ってみればわかるんですが、いやむしろあれを後追いしようとするとかなり大変だと思う。そのくらい。 こうしてとても限定的な知識しかなく、最新のお笑い事情なんてまるでわからない私。三拍子のお二人が他の芸人さんとコラボすることを通して少~しずつ学んでいきました。 まず飛石連休の藤井ペ

          自分を紐解いてみる(お笑い編3)

          自分を紐解いてみる(お笑い編2)

          前回の続きです。 サンドウィッチマンと中川家をYouTubeで見て癒されていた私、ふと気がついたのです。 「オンバトで見てたような芸人さんもやってるんじゃない?」 今や芸人さんがYouTubeチャンネルを持ってるなんて珍しくない時代!さぁ誰を探してみようかな!ヤバいめっちゃ上がる! そんな勢いだったわけですが、ここで前回のnoteをご覧になった皆様は思い出してみてください。私、当時誰を好きだったと挙げていましたか? …そう…この時点で多くの好きだったコンビが、解散や活動

          自分を紐解いてみる(お笑い編2)

          自分を紐解いてみる(お笑い編)

          私の母は、お笑い全般が苦手な人だ。 その中でもウッチャンナンチャンの番組はわりと見ることが許されていて(いや禁止されていたわけではないけど、心情的に)、ウリナリや炎のチャレンジャー、特ホウ王国あたりはよくみていた。今我が子達が大好きな突破ファイルもウッチャンなので、こうしてナン十年もトップクラスにいるってすごいことだよなぁとしみじみ思う。 そんなこんなで、私が中3を迎えたとき。 新しく友人になった子が、NHKの爆笑オンエアバトルが面白いんだよと教えてくれたことが小さなき

          自分を紐解いてみる(お笑い編)

          自分を紐解いてみる(音楽編)

          私には好きなものがたくさんある。 中でも音楽が、正確に言えば邦楽が、更に正確に言えば歌詞のあるJPOPが幼い頃から大好きだった。親のカセットテープやCDをドライブ中の車の中で聴いたり、妹と一緒に歌ったり。暇さえあれば歌っているタイプなのは、幼児の頃から今日までずっと変わっていない。 母は記憶にないらしいが、父が持っていたシャ乱Qのアルバム「勝負師」が好きでよく聴いていた。今でもたまに思い出しては聴いている。ちなみに初めてカラオケに行って初めて歌ったのは「ズルい女」だった。

          自分を紐解いてみる(音楽編)

          『はじまりのはる』端野洋子(講談社アフタヌーンKC) レビュー

          東日本大震災時の福島県南部に住む高校生を中心に描いた漫画です。 あくまで創作物ではありますが、作中の高校や背景となる場所など「あ、あそこだ」とわかる人にはわかるように精緻に表されているので、よほどの取材と覚悟がないと描けない濃密な漫画になっています。 震災を福島で過ごした私はこの漫画を読むとき、必ず頭から足先までビリビリとしびれる感覚が走り続けます。 漫画の舞台の中通り地方。津波はなくとも、地震、そして原発事故での影響は甚大でした。「フクシマ産」の看板はそこで生きるひと

          『はじまりのはる』端野洋子(講談社アフタヌーンKC) レビュー