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退職代行を友達に依頼すると危険な理由3選

退職代行がテレビで放送されたり、話題になっていますね。

今回は、「退職代行を友達に依頼する危険性」を解説します。

X(旧twitter)上で、「そんなに辞められないなら、俺が退職代行してやるよ!」というコメントを見かけます。

実際に、実行した例を見たコトはありませんが、トラブルリスクがめちゃくちゃ高いので、止めましょう。

トラブルリスクがあるというか、確実に失敗します。
その理由と、じゃあどうしたらいいのか、について解説していきます。



退職代行を友達に依頼するリスク3選


  1. 友達が会社と交渉したら「法律違反」の可能性

  2. 正直言って、退職代行は大変

  3. 結局は、退職者が会社とやり取りする羽目になる

それぞれ解説します。


1. 友達が会社と交渉したら「法律違反」の可能性

基本的に、報酬を貰って会社と交渉する行為は「非弁行為」と言って、やっちゃいけないことなんです。

退職代行については、労働組合・弁護士以外は、会社との交渉は認められていません。
最悪、訴えられてしまう恐れもあるので注意してください。

弁護士は、法律の専門家として、法律に関係する業務について、ほぼ無制限に業務を行うことができます(弁護士法第3条1項)。

その反面、弁護士法第72条本文により、ごく一部の例外(他士業など)を除いて、非弁護士が業として報酬目的で法律事務を取り扱うことは禁じられています。また、これには罰則も定められています(弁護士法第77条3号)。

引用元:なぜ非弁提携が許されないのか:第二東京弁護士会


2. 正直言って、退職代行は大変

「〇〇君はもう退職します。会社に行きませんよ!」って伝えることが退職代行と考える人もいるかもしれません。

でも実際には、事務的なやり取りもたくさんあります。退職するために送るべき書類、請求するべき書類?さらには、有給消化や退職日などを交渉することも必要です。
退職と言っても、色々複雑なんです。

そして何より、会社がキチガイなケースが多いんです。

なぜ人は、退職代行をお願いするのか。想像してください。

それは、会社がブラックなこと、上司がキチガイなケース、ほんと多いんですよ。


人を、退職代行を利用するまでに追い詰めるような会社・上司。

そんな会社や上司と退職のやり取りをするのって、本当に大変です。
人としての考え方にズレがあるから、コミュニケーションが取れないんですよ。自分の意見を一方的に押し付けてきますからね・・・。


このように、一般市民では、退職までやり切るのは不可能だと思った方がいいです。


3. 結局は、当人が会社とやり取りする羽目になる


友達では退職をやりきれない。そしたらどうなるか。
当事者である依頼者が会社とやり取りするしか、話を進める方法がなくなるんです。

途中から引き継ぐことになったら、本当に地獄ですよ。


友達は、善意で退職代行やったるよ、と言ってくれているかもしれません。
でも、自分のためにも。友達のためにも、個人にお願いするのはやめておきましょう。

一度、手を付けだすと、途中では止まれません。トラブルが大きくなってからでは、取り返しがつきませんから。

ちなみに、個人がSNSで退職代行を請け負っている人や、一部の質の悪い退職代行なども危険です。今まで、途中で投げ出されて、依頼者本人が対応する事例を複数見たコトがあります。

まっとうな退職代行を選べばこんなことはないので、ちゃんとしたところを選んでください。

なお私は、退職代行業者へ現地取材に行ったり、直接問い合わせすることで、一般人では入手し得ない退職代行に関する情報を集めています。

また、主にX(旧twitter)での発信をしており、利用者とも頻繁な情報交換をしています。

そうした生の情報をもとにブログを書いていますので、退職代行の利用を考えている人は読んでみてください↓


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