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古文書が示す日本人のルーツ(表)


古事記は天地開闢〜神様の時代、人の時代の物語

古事記とは 天皇の正統性と国土統治の由来を語る最古の書物で、全3巻からなります。 壬申(じんしん)の乱(672年)に勝利し即位した天武(てんむ)天皇は、その政策のひとつとして古伝承を舎人(とねり/腹心の部下)稗田阿礼(ひえだのあれ)に誦み習わせますが、崩じてしまいます。

引用:古事記ゆかり地マップ

日本がつくられた神話〜卑弥呼統治下の邪馬台国(一部の都市の話)〜ヤマト国家(ヤマト政権による天皇による政治)この頃は神様と人の立ち位置が微妙な時代までの話が綴られている。

稗田阿礼はものすごい記憶力の持ち主で古事記制作に寄与したが完成にはならず最終的な筆録完成は太安万侶という人物。 『古事記』の撰録者 1979年、奈良市郊外の茶畑で墓が見つかり、その墓誌から、『続日本紀』に載る位階、勲等、没年等が確認され話題になった。
古事記は、一般に日本最古の歴史書であるとされる。その序によれば、和銅5年、西暦712年に太安万侶が編纂し、元明天皇に献上されたことで成立する。

それに対して日本書紀は天皇統治の日本の歴史をまとめた書物です。

考察というか希望的観測。
高天原から現れた神々は宇宙から飛来した外星人ではないのか?
高度な知能を持つ地球外生命体ではないのか?

高天原という場所に、神々が出現した。はじめに出現したのは天之御中主神、次に高御産巣日神、その次に神産巣日神だった。その後、地上世界がまだ未成熟で、水面に浮いた脂と同じく、クラゲのように漂う状態であった時に、葦の若芽のように萌えあがるものによって出現した神は、宇摩志阿斯訶備比古遅神、ついで天之常立神であった。 ここまでの五柱ごはしらの神は、「他と区別された、特別な天あまつ神」である。

引用元:國學院大學古事記学センターウェブサイト

そう考えると高度な知的文明、独立した文化が紀元前にもあったことになる。三種の神器や古墳など日本はもともと神々の国だったんじゃないかとすら思える。

現代で使っている日本語は中国から渡来した漢語、西洋の語句をあらわすカタカナ、もともと日本にあった和語(大和言葉)が混ざりあって発展してきたものらしい。
ただ日本語の歴史をみてもいつ、どこから和語が使われていたかが曖昧になっているようです。なぜなら漢語が入ってくるまで文字の記録がないからです。弥生時代からコミュニケーション言語はあったらしいが文字記録がないのです。日本語は世界的にみても複雑で習得難易度が上位のコミュニケーション言語なのです。

これを飛躍解釈すると、記録する動作に必要性を感じていなかったのではないか?もしかすると書く習慣がないかわりにべつの外部記憶があったのではないだろうか?

こうして少し日本史に触れただけでも、祖先のルーツが見えてきて、移民国家ではなく島国古来の原住民族が栄えてきた国家だということがわかる。
歴史を学ぶことは未来を考えることに似ているのかもしれない。
誰も知らない、見えないからこそ人々の知的好奇心は刺激される。

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