山田ルイ

#cakesクリエイターコンテスト2020受賞「俺が半グレになるまで」彩図社さんから【…

山田ルイ

#cakesクリエイターコンテスト2020受賞「俺が半グレになるまで」彩図社さんから【ルポ足立区】書籍発売。 https://www.amazon.co.jp/gp/product/4801307094/

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俺が半グレになるまで

俺は埼玉県三郷市で生まれた。 建設会社鉄筋屋の、社長の長男として。 親父は俺が生まれる前から、覚醒剤中毒者だった。 それでも普通に家族3人仲良くて 家族3人でいた頃は、幸せだったと記憶している。 だがそんな幸せは長く続かなかった。 俺が小学生に上がる頃、親が離婚した。 足立区竹の塚に1億2千万のマンションを 買ったばかりで。 こうして俺は小学生になったと同時に シャブ中の親父と豪邸で、2人で過ごす事になる。 シャブ中とは言え、鉄筋屋の社長であり 親父の

    • ルポ足立区2月28日発売

      著書『ルポ足立区』が2/28に発売されます。中学校に隣接する裏カジノや人攫いが出る花火大会、警察沙汰の多いビデオボックスなど、何かと「治安が悪い」と噂される足立区で生まれ育った僕が街のリアルを書きました。編集は彩図社編集長の草下さんです。読んで頂けたら嬉しいです。 #初出版#出版#ルポ足立区#山田ルイ https://www.amazon.co.jp/gp/product/4801307094/

      • 皆様のおかげで。

        2024年4月29日、「漢気」 今回で皆様のお陰で第6回大会を迎えられます。 ありがとうございます。 何もない僕でしたが、皆様から知恵や勇気など沢山勉強させていただき今があります。 そして前回大会で漢気のチャンピオンも誕生しました。 「漢気」が最大の目的に掲げているのは青少年育成です。漢気は学校の無い土日に、給食を食べれない子供や虐待されている子供達の為に、漢気食堂もテッペイさんと始めました。子供達に無料でカレーなどを配っていて、毎月必ず一回開催しています。 少しずつで

        • 私ごとではありますが

          2023年12月9日、「漢気」第5回大会を開催します。 「初代MMA60ー65チャンピオン」が決まります。 今回で皆様のお陰で第五回大会を迎えられます。 ありがとうございます。 何もない僕でしたが、皆様から知恵や勇気など沢山勉強させていただき今があります。 「漢気」が最大の目的に掲げているのは青少年育成です。 仕事のない選手たちのために僕は今、歌舞伎町で自警団をやっています。この先にこの自警団を会社にして選手の働く場所まで作ってあげたいと考えています。 「漢気」は格闘技

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        俺が半グレになるまで

          私ごとではありますが。

          2023年8月20日、「漢気」第四回大会を開催します。 今回はMMA60-65トーナメントをやります。 厳選した8人の選手の中から「初代チャンピオン」が決まります。 思い返せば約1年前、皆様に支えられて足立区から格闘技イベント「漢気」がスタートしました。 何もない僕でしたが、皆様から知恵や勇気など沢山勉強させていただきました。 「漢気」が最大の目的に掲げているのは青少年育成です。 仕事のない選手たちのためにセキュリティー会社をこの度スポンサー様と立ちあげることができました

          私ごとではありますが。

          私事ではありますが・・・。

          令和5年4月23日、「漢気」第3回大会を開催します。 第1回大会は300人。第2回大会は会場を変えて、800人のお客様に来ていただきました。第3回大会は1000人のお客様に楽しんでいただけるように、有名アーティストや選手を招き、試合とともにエンターテイメントとして大会を盛り上げていきます。 最近、若い青年達が強盗や殺人をするというニュースを目にします。行き場のない青年達が沢山いるような気がします。「漢気」という格闘技イベントは、出場選手たちが周囲の人から応援の声をもらうこ

          私事ではありますが・・・。

          第二回格闘技event漢気

          2022年12月4日 第二回格闘技event漢気を開催します。 皆様の応援のお陰で第二回を迎える事ができます。 ありがとうございます。 今回は1000人規模の会場を用意したので 選手の皆さんやお客さんに喜んでもらえると思います。箱が借りれないピンチの時にTwitterで広めてくれて本当にありがとうございました。 僕自身もこの大きな会場でやるにあたって 毎日試行錯誤して最高な大会にしたいと思っています。プロの選手でも喜んでくれるような花道や演出を考えてアマチュアの中でも新し

          第二回格闘技event漢気

          第一回格闘技event漢気

          7月10日足立区扇橋会館で青少年育成を含む 「格闘技event漢気」を開催しました。 当初開催の宣伝の時から多くの人から力になって 頂き本当に感謝しています。ありがとうございます。 僕が考えていたeventが想像以上に盛り上がり 皆様のお陰だと思っています。 青少年育成を始めたいと思っても、そんな簡単に できることではありません。 もちろん僕の力だけでは到底無理でした。 今回eventを終えて思った事は、僕自身が1番 成長させてもらったと思っています。 青少年育成を自

          第一回格闘技event漢気

          異例のマッチメイク

          今回、コロアキ選手の試合相手を探すことに非常に苦労しました。 練習をせずに興味本位だけで試合出場を決めていて、攻撃はおろかガードもおぼつきません。僕は危険だと判断しましたが、コロアキ選手の出場したい気持ちも大事にしたかったので、イベントに協力してくれている草下さんに相談をしました。草下さんもコロアキ選手が試合に出るのは危険だと判断して、試合相手を親身になって考えてくれました。 そこで決まったのが寅太郎選手でした。 「お互い顔見知りですし、相手がいないなら僕が受けて立ちます」

          異例のマッチメイク

          この度、私事ではありますが

          2022年7月10日、僕の地元足立区にて格闘技event「漢気」を開催します。 今回、僕が格闘技eventを開催する理由は「青少年育成」と「足立区を盛り上げること」です。 僕の地元足立区・竹ノ塚では、刺青を手首まで入れたヤンチャな子達が大勢います。それに加えて今は格闘技も盛り上がっていて、RIZINやK-1に憧れて格闘技を習っている子達も大勢います。 しかし、行き場所のない若いエネルギーを持て余すあまり、格闘技の練習をしながら喧嘩を繰り返す子達もいて、街は無法地帯のようにな

          この度、私事ではありますが

          あなたが待ってくれるから 3

          担当の刑事さんから、被害者のおばさんが亡くなった事を聞いた。 自分のしてしまった事が重大な事だと、馬鹿な僕は今さら気がついた。 留置場に来て10日目。 僕には共犯がいないため、接見禁止が解除され、両親が面会に来てくれた。面会室のドアを開けると、久しぶりに会った両親は、少しやつれて見えた。 「瑠偉、お前なんて事してくれたんだ。お前の事件のお陰で、家にマスコミまで来て、もうあの街には、俺達も住めない。家を売って引っ越しを、しなきゃいけないんだぞ」 親父が今にも、殴りかか

          あなたが待ってくれるから 3

          あなたが待ってくれるから 2

          「誰か!!助けて、泥棒!!」 僕は必死にその女性の口を押さえて、声を出させないようにしたが、抵抗されて、僕は気づいたら、その家にあったハサミを手にしてしまった。 僕は必死に静かにしてくれと、ハサミで脅かしたが、女性は怯む事なく、抵抗を続け僕の持ってるハサミを取り上げようとした時、2人が揉みくちゃになりながら、2人で倒れてしまった。 僕は素早く立ち上がったが、女性が起きてこない。ハサミは僕が持っているが、刺さった様子もない。揉みくちゃになった時、テレビ台の角に頭をぶつけて

          あなたが待ってくれるから 2

          あなたが待ってくれるから 1

          「主文、被告人を懲役10年の刑に処する」 今日ようやく裁判が終わり、刑が確定した。 私の名前は瑠偉。 思えば好きになった女の子に、好かれるために、大切な何かを、忘れてしまってたのかもしれない。 1年前の夏、足立区南千住にある、パスタ屋さんで僕は働いていた。当時同僚だった女性に、僕は一目惚れをした。 30歳の誕生日に、職場のみんなにカラオケで祝ってもらい、その時に5歳下の由真とも、初めて喋った。 「瑠偉君お誕生日おめでとうございます」 由真は凄く人懐っこい性格で、

          あなたが待ってくれるから 1

          極道の家に生まれた子供

          はじめに。 今回は極道の家族に生まれた息子に、取材する事が出来ました。 一般の家族とは違う生き方をしてきた子供だからこそ、話せる内容になってると思います。 団体名や名前は都合により変えさせて頂きます。 今回取材を受けてくれたのが、僕も子供の頃から知っているツヨシ20歳。 ツヨシは僕の地元の大先輩の、実の息子。 僕の地元の大先輩は、地元では有名な極道の親分で、僕達もガキの頃からお世話になっている。 地元で金杉組と言えば誰もが知ってるだろう。 その親分の息子ツヨシ

          極道の家に生まれた子供

          新宿租界Y彪さん

          はじめに。 今回は、新宿租界のY彪さんに取材しました。 Twitterでも優しく、漢気あるY彪さんに僕が惚れて 取材をさせて頂きました。 Z李さんにもお話しした所、快く一言返事で 了解してくれて感謝しています。 僕はTwitterを始めて1年が過ぎました。 この1年間で色んな人と仲良くなれました。 その中でも新宿租界のY彪さんにも優しくして頂き 小説を書けば、毎回サポートして頂いていた。 僕みたいな人間にも敬語で話してくれて、話せば話すほど、僕はY彪さんに

          新宿租界Y彪さん

          空手を愛する元総長

          はじめに。 これから紹介する人は、僕の地元の先輩であり、誰にでも優しく、誰にでも愛されてる人だ。 僕は、周りの友人達が暴走族を始めた16歳の頃、1人で渋谷の街に出てしまったので、暴走族を経験していない。それどころか、単車すら乗った事が無い。 これからお話する人は、地元で有名だった、龍龍會に所属していた総長のお話。 1996年から1999年までの足立区の暴走族の様子を、取材してきたので、良かったら読んでほしい。 先輩の名前は青田君。 青田君は14歳の頃から空手を始め

          空手を愛する元総長