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#202 与えられた能力は人それぞれ違うが、その力をどう生かすかは自分次第

シンママ起業家のタキマユコです。起業のサポートをする会社を経営しながら、noteで記事を書き、メンバーシップを運営しています。stand.fmとPodcastも配信しています。

人間の学力は遺伝によるものが50%だという、行動遺伝学者の方の記事を読みました。

学力と遺伝については、個人的にもすごく気になっていたテーマでした。子育てをしていくうえで、子どもに過度に期待をしてしまったり、努力やサポートの方向性を間違えないためにも、知っておきたいことだと思っています。というわけで、今日はこの内容を考察します。


前述の記事は、教育格差について、行動遺伝学者の安藤寿康さんと、教育ジャーナリストおおたとしまささんによる対談でした。

読んでいて感じたのは、遺伝で50%も学力が決まってしまうとなると、環境を選べない子供にとっては、自分の力ではどうしようもないではないか、と考える人も出てくるだろう、ということです。

子どもの体験格差なども言われていますが、経済的に恵まれていて、学力的に優れた能力を持つ両親の元に生まれた子供には、そうではない環境に生まれ育った子供は、一生叶わないと考えてしまわないかとも思いました。

この50%を、「そんなに遺伝で決まるのか」と捉えるか、「残り50%もある」と考えるのかは、人それぞれだと思います。

個人的には、残り50%が後天的な影響によるものだとすれば、自分の能力をしっかり理解し、能力に合った努力ができれば、遺伝的に優れていなくても結果を出せるのだと感じました。

「優秀な両親のもとに生まれなかった」とか、「裕福な家庭ではなかった」など、人間は平等ではないので、自分の力でどうにもならないことがたくさんあります。

そのような境遇を、ずっと羨んで生きる生き方を否定はしませんが、遺伝的要因ではない残り50%の部分を、うまく活用するように考えれば、もっと前向きな生き方ができるのではないかと思います。

自分の能力や特性をきちんと把握し、適切かつ最善な努力をすれば、遺伝的要因を跳ね返すような人生を切り開くことができる、と思うと、希望が湧いてくるなと感じました。

子育てをしていて、子供は自分の思うようにならないなとわかっていても、「どうしてこれができないんだろう」と思ってしまうようなことがあります。

自分の子どもの頃には簡単にできたことだったり、できても当然、のように思っていることだと、言葉にできない感情が沸いてきたりもします。

もちろん口には出しませんし、本人にも伝わらないようにしていますが、この記事を読んで、DNAで決まってしまっている50%については、ある程度諦めも必要だと、理解しました。

そして、自分と子供はやはり違う人間ですし、特性も違えば、育っている環境も時代も違うので、できないことよりは、できることに目を向ける考え方は大切なのだと再認識しました。

子育てにおいては、本人の能力に見合ったことや、やりたいと思って言うrことに対して、能力を最大限に活かせるようにサポートするしかないなと、自分の中のギアを入れ替えてみました。

遺伝と教育の話、また考察を深めて、別の機会にもお話ししたいと思います。

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