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企業法務insiders

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ビジネスの現場と法令との間で葛藤&奮闘する企業法務の「中の人」たちが書くnoteを集めたマガジン。「中の人」の定義は広めで。
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2019年2月の記事一覧

法務の技法 #20

【裁判所の活用】 特にトラブル対応において、 先方の主張に白黒付けるだけでなく、 過剰な接…

芦原一郎
5年前
4

法務の技法 #19

【二分法】 多様な事象に対応するため、複数のルールについて、 原則ルールと例外ルールに分け…

芦原一郎
5年前
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法務の技法 #18

【ストレステスト】 業務がどれだけの負荷に耐えられるかを、 予めテストしておくこと。 個別…

芦原一郎
5年前
2

法務の技法 #17

【ローリング】 新たな事務手続を構築する際、 その事務手続が機能するかどうかを、 その手順…

芦原一郎
5年前
3

法務の技法 #16

【弱みの自白から】 法務の使い方に慣れていない部門は、 法務に都合の良いことしか言わない。…

芦原一郎
5年前
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経営の技法 #10

1-10 衆議独裁  特に「独裁」という用語に毒があり、暴走を助長することが懸念されるが、上手…

芦原一郎
5年前
3

経営の技法 #9

1-9 監査と法務の位置付け  傍観しているだけの部門、自ら決断しない部門、など、会社の現場から歓迎されることが少ない部門として、似た立場にある部門だが、ガバナンスと内部統制を分けて考えると、両者の違いが明確になってくる。 1.概要  ここでは、法務と監査の、組織論上の違いを検討しています。  すなわち、法務は事前プロセスに関与することでリスクコントロールするのに対し、監査は事後的にプロセスを検証することで会社の体制を強くします。  これを、2つの会社組織論に当てはめてみま

法務の技法 #15

【記者会見テスト】 特にトラブル対応において、 会社の対応が社会的に受入れられるかどうかを…

芦原一郎
5年前
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経営の技法 #11

1-11 法と経営学の対話  会社組織論を検討する際、同じく会社を組織として捉え、その活動や体…

芦原一郎
5年前
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経営の技法 #12

2-1 アメリカ型とヨーロッパ型  コーポレートガバナンスのあり方を考える際に重要なのは、会…

芦原一郎
5年前
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法務の技法 #21

【抽象化と具体化】 具体的な事実から抽象的なポイントを抽出するプロセスと、 抽象的な命題を…

芦原一郎
5年前
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法務の技法 #23

【感性】 非理性的で起伏がある、 という意味であれば問題だが、 緻密な仕事を積み重ねた結果…

芦原一郎
5年前
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法務の技法 #22

【ビジネス対応】 特にトラブル対応において、 いたずらに親切でも、卑屈でも、冷淡でも、傲慢…

芦原一郎
5年前
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法務の技法 #14

【書面回答】 苦情顧客に対し、 口頭ではなく文書で回答する方法。 特に、苦情の一部を認めて謝罪する場合、 文書で回答することに抵抗を感じる場合があるが、 文書での回答のメリットと限界を理解すれば、 苦情対応を一段階進めることができる。 【解説】 文書が怖いのは、それが一人歩きするからです。 ネットに回されるなど、 会社が謝罪した事実が晒されてしまいます。 それでも、書面回答のメリットがあります。 第1は、前提事実を画定し、 謝罪の対象が膨らまされることを防げます。 納期が