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もう新しい時代に入っている!?正しさはバラバラ相対主義時代!『どうやって議論すればいいのか?』方法論。

[概要]
個々が正しさを持つようになった時代(相対主義時代)でどうやって議論する?
どうやって政治や社会的な議論をすればいいのか、その一つの考え方として社会的有用性という観点を提示します。

[相対主義の説明]
簡単に言うと一人一人考え方や、答えはバラバラで多様な意見ということです。
・人それぞれだよねってやつです。

現実認識として、現在の日本社会は相対主義的な考えがマジョリティだと考えられます。

[簡単な世界観認識](現実社会のイメージ)

科学や哲学の発展で、論理に対する信仰が強まり、逆に宗教的な信仰は論理性がないので弱まった。
・宗教的な絶対主義(正しさは一つ)ではなく、一人一人が考えて答えを出すようになったので、それぞれの答えを持つようになった。

それぞれの正しさが乱立し、その正しさの衝突が起きまくっている。
⇒『非常に議論が難しい状況に陥っている』

〇時代が相対主義に変わっている現実は、ある程度万人が理解できると思います。
・誰かと議論すると相手と自分の正しさが違い、議論が成立しないことが
一度はありますよね。

※相対主義や絶対主義どちらが正しいという訳ではなく、国民のマジョリティが相対主義的になっているので、すでに相対主義時代に変わっている現実を認めようという意見です。

[相対主義では個人がどのように正しさを持つのか分析]
相対主義では、個人的正しさは個人の「目的に対する有用性」で判断されます。

例えば今晩はカレーにしようと目的を持つなら、ジャガイモやニンジンを買う事が正しさになりますし、
今晩を寿司にしようと目的を持つなら、魚を買うことが正しさになります。

一人一人の目的に対する有用性「私がそうしたいから」=私の正しさになってしまうわけです。
これでは議論の成立が難しいですね。
特に目的(立場)が違う人との議論は、目的に対する有用性(利益=正しさ)が違うので議論が成立しません。

・目的(立場)によって有用性(利益=正しさ)が違うことはよくありますよね。
例えば日本と他国の人が議論すれば、それぞれの国益を求めますから正しさも別々です。これでは議論が成り立ちません。

[議論を成立させるために、社会的有用性という観点]

政治や社会のことを議論する場合「社会という目的」を「仮の絶対主義」として議論するのがベターなのではないか?という意見です。

社会的有用性とは、社会のことを議論するのだから「社会的な実用性を仮の目的」として、その目的に対する有用性で答え(正しさ)を出していくことです。
・社会的有用性=社会的な実用性(利益)で判断する。(プラグマティズム的考えです)

多様なイデオロギーや主義、立場や考え方があります、それにより議論が成立しないことで政治が滅茶苦茶になるより
「社会的有用性」を仮の目的にして議論した方が建設的だと考えます。

〇社会的な議論をする場合、社会的な有用性という観点から物事を考えるのは「普通の事」「常識感があり」として一定の合意が取れる。

[そこそこ納得しやすい妥協点]
・社会に住む以上、社会の利益は少なからず自分の利益になるので納得性(メリット)がある。
・全ての自分の意見が通らなくても、議論が成立しないより議論が成立するほうが双方メリットがあるので
→個人の利益やイデオロギーではなく、社会の利益に基づいて議論するメリットがある。

例:①貴方の個人的な正しさも分かるけど、今は社会の議論をしているのだから社会的有用性で議論しようよ!
  ②社会的な実用性から考えると○○がベターな選択肢だよね~。など

上手く行けばこのように議論を建設的に進めることができます。

[まとめ]
相対主義の現代では、個人の目的がバラバラなので議論がとても難しく、苦労された方も多いと思います。
そのような時は「○○を目的にして議論しようよ!」と言うだけで議論がまとまる場合があります。
つまり「言い得」なので一度試していただけたら幸いです。

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