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栄養士さんと作戦会議☆彡(その5)

今回が完結編です。ではどうぞ  ↓

【これまでのあらすじ】
2月に脂肪肝と診断された私が、5月に栄養士さんと出会い8月の再検査に向けて  3か月生活習慣を見直してきましたしかし盆明けの再検査で前回より数値が悪かったため、半年後の再々検査を 医師から言い渡されてしまったのであった

絶句しました。私のおなかの中で一体何が起きていたのか?
これまでの努力はどこにいったのか? 見えないだけにミステリーです。

これまでの生活習慣の改善に間違いがあったのか? いや、そうは思えない。以前より健康になったのは間違いない。ではなぜ前回より検査の数値が悪くなっていたのか?

考えられる仮説は3つ

(1)実家帰省した際のハイカロリー生活で、急激に数値が悪化した説
(2)5月時点で実はかなり悪化してたが、ここまで数値が回復した説
(3)ストレス説

(1)は再検査の直前で数値が悪化(2)は生活習慣の改善で数値が回復(3)はストレスの影響が生活習慣の改善を上回って数値が悪化。どれが正解だ?

私のおなかに直接聞くことはできないし、正解なんてわかるはずがない。私にわかるのは足りてなかったということ。いまのやり方が間違ってるわけじゃない。数値が悪かったなら、対策を追加すればいいだけの話です。 

◇ ◇ ◇

本屋で見かけて以前から気になってた本を読むことにしました。 
『肝臓から脂肪を落とす食事術』←タイトルの付け方がどストレート!

とってもいい本だと思います。おすすめです。
患者と先生の会話形式で書かれた物語が読みやすい。3人の患者さんの事例を読み終える頃には、肝臓から脂肪を落とすために必要な情報を得ることができます。私は一日で読み終えることができました。

◇ ◇ ◇

そして迎えた4回目の栄養士さんとの作戦会議。再検査の結果を正直に伝えました。これまで取り組んだことは間違ってないと思うのでこれからも継続したいと話しました。その上で私には追加で試したいことがあったのです。それは『肝臓から脂肪を落とす食事術』に書いてあったいくつかのこと。

『肝臓から脂肪を落とす食事術』には、こんなことが書かれていました。
・「脂肪肝」はわずか3か月で改善できる
・外来患者の8割以上を3か月で5Kg減、脂肪肝改善に導くメソッド

それが本当ならやってみたい。そう思いませんか?

「肝臓をいたわる」ことで、脂肪を減らし、健康的な生活を取り戻す食事術が書かれています。ダイエットを考えてる人にもおすすめの本です。

本を読みこんだ上で、これってどう思います? と栄養士さんにあれこれ聞きました。栄養士さんの食事療法はカロリー制限だけど、本の内容は糖質制限だったから、それぞれの長所・短所を知っておきたかったのです。

私がやってみたかった追加対策はこれです。
栄養士さんに意見を伺いながら、こんな宣言をしました!

1.ご飯の量を減らす
2.食後にスロースクワットをする

・ご飯の量を減らす
糖質制限の肝がコレ。本では半膳の70gを推奨してたけど、栄養士さんと話して、100gでやってみることにしました。お茶碗で普通盛りの7割ぐらいになります。その後お茶碗を小さいものに変えました。それで普通盛りの8割ぐらい。これなら減らした感じもそれほどない ♪ そうそう、最初は正確に量って確認するのがいいそうです。

ご飯の量が減れば、当然おなかも空くけど、野菜を多めに摂るようにすれば食物繊維が腹持ちを良くしてくれて、満足感を得やすくなります。

糖質制限は、糖質を抑える代わりに他は制限しないのが特徴です。脂質は適度に摂り、タンパク質は積極的に摂ることが推奨されています。ここがカロリー制限とは違うところで、栄養士さんと話した結果、カロリー制限の方針はそのままに、だけどタンパク質は意識して摂ることにしました。ゆるやかな糖質制限にチャレンジです。

「空腹は脂肪が減る大事な時間」ということも、本から学びました。
おなかが減ったな~と思ったら、よしよし!と思いましょう。

・食後にスロースクワットをする

糖質を減らしたり、カロリー制限をしたりして、余計な脂肪を減らせても、そのままだと筋肉量が落ちるため基礎代謝も落ちてしまいます。そうなるとかえって痩せにくくなります。そのため筋肉は減らさず、むしろ増やしていくことが大切になります。つまり運動が必要ってことです。

三大栄養素のうち、体を作るのは主にタンパク質で、体を動かすエネルギー源となるのが炭水化物 (糖質) と脂質。筋肉を作るにはタンパク質を積極的に摂って、運動すれば良い。そうすることで糖質と脂質が効率よくエネルギーとして使われやすい体質になります。つまり基礎代謝が上がるわけです。太りにくい体はこうやってつくられます。

本では食事の前か後のスロースクワットが、筋肉量を増やすおすすめの方法として紹介されていました。※詳しいやり方は本を読んでご確認ください。

筋肉量を増やすにはスクワットがいい。どの本を読んでもそう書いてます。その理由は下半身の大きな筋肉を鍛えることができるから。数ある筋トレの中でもスクワットは筋肉量アップの効率が良いわけです。それともうひとつ理由があって、下半身の筋肉は加齢で衰えやすいらしく、スクワットはその下半身に効くので、健康維持のためにもおすすめの筋トレのようです。

正しいやり方さえマスターすれば、これほど簡単で役に立つトレーニングも他になさそう。いつでもやろうと思えば出来る手軽さもいい。そういうわけでスクワットを運動習慣に取り入れることを決めました。

ちなみに30代以降、何もしないで放っておくと、単純計算で、筋肉は1年で1%減ってしまうという話もあります(太ももの前側にある大腿四頭筋の場合)。また、筋肉量のピークは25歳くらいだそうです。

健康を維持するためにも、生活の中に運動を取り入れることは必要ですね。

◇ 

栄養士さんとの4回目の作戦会議に話を戻します。

半年後の再々検査を、医師から言い渡された直後はかなり落ち込みました。3か月節制したのに、もうあと半年だって !? 来年の2月まで続くことを思うとさすがに憂鬱になりました。でもその時ひらめいたんです!

3か月で結果を出そう!

何も言われるままに半年待つ必要はないんじゃないか?と考え直しました。

栄養士さんと相談しながら、3か月後に納得できる成果を上げられたら、その時点で再々検査をこちらから頼めばいい。それなら年内に決着がつく。どうして検査の数値が悪かったのか分からず、もやもやしながらこれから半年を過ごすより、自分でゴールを決めてモチベーションを上げて頑張ったほうがよほどスッキリする。

栄養士さんにそんな話をしました。

目標:これからの3か月で体重を5Kg減らす
※BMI(体格指数) 22を定着させる

そのためには最初の1か月が肝心。だからもうひとつ対策を追加しました。

3.お酒を飲むのを控える(1か月だけチャレンジ)

これから3か月やり抜くためにも最初の1か月で目に見える変化がほしい。そのための追加対策を自主的に宣言しました。

『肝臓から脂肪を落とす食事術』には、こんなことが書かれています。

アルコールを飲むと、肝臓はアルコールを解毒することを優先して働きます。だから、アルコールと一緒に摂った糖質や脂質はエネルギーとして使われないため、効率よく中性脂肪となって体にたまっていくのです。

お酒を飲む時は、あまり食べないのがよさそうだけど、そもそもアルコールは肝臓に負担をかけるし、しばらくは肝臓をいたわることにしました。

以上が追加対策のすべてです!

◇ ◇ ◇

【 それから1か月が経過して 】
 
その結果私に起こった変化は…
・体重が3Kg減った(栄養士さんと出会った5月からだと5Kg減!)
・食後のスロースクワットが習慣化した
・お酒を1か月飲まずに過ごせた

 それと、
 雑誌Tarzanのバックナンバーを一年分、図書館から取り寄せて読み漁った
※今回の記事の中には、Tarzanで得た知識も盛り込まれてます

 そしてこの生活を始めてからは…
 ご飯がおいしい!と感じられるようになりました。
 運動して、おなかを空かせて、食事をする。単純だけど嬉しいことです。

◇ ◇ ◇

今度の週末、5回目の作戦会議で、そんなことを報告しようと思います。
(終わり)

これまで気に留めてなかった食生活や運動習慣について考えるようになりました。いまだに試行錯誤の日々ですが、私なりのアイデアや、栄養士さんのアドバイス、本やインターネットから得た知識をふんだんに散りばめて、今回の記事を書いてみました。お役に立てたなら幸いです。

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