読んでみタロウ

読んだ本をメモしています。 忘れてて同じ本をまた読むかもです。 それはそれでよいかなと…

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読んだ本をメモしています。 忘れてて同じ本をまた読むかもです。 それはそれでよいかなと。 noteはじめ2024年1月より

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  • 私自身のたまにはnote

    書いて手放す、心の何かを吐き出してるかも。それは誰のためでもない。その繰り返しに特に意味はないのだけれど、まぁいいっかとnoteします。

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鬼平よんで思い出す しびれるカッコよさ 

図書館でお借りした一冊。 『鬼平犯科帳 決定版(七)/池波正太郎』/分類913イ7(文春文庫)/ ただただカッコいい 主人公の鬼平こと「火付盗賊改方の長官・長谷川平蔵」は江戸時代の実在の人物らしい。 昔、テレビの時代劇で見ていたあの渋くてカッコいいやつ。池波正太郎の小説をはじめて読んだ、文章から映像が浮かんでくる。 私の脳内の鬼平、中村吉右衛門が云う。 あのエンディング・テーマ 鬼平のエンディングに流れるあのギターの調べにもしびれた。 脳内に響く、魂をゆさぶられる。

    • その問いは誰に?「それでも母親になるべきですか」を読み終えたよ。

      『それでも母親になるべきですか/ペギー・オドネル・へフィントン(鹿田昌美/訳)』/分類367オ 図書館で借りた一冊の本、タイトルの問いは誰に向けてなのか? なんといえばいいのか、読めるが読みやすくはなかった。 なぞの溝 はじまりから、なんだかこじらせ感が漂っていた。 母親である女性と子供のいない女性との間に溝ができている、という違和感。 歴史上の女性のありようを紹介しながら著者も葛藤しているようだ。 地球への負担を人口抑制で軽減させようとしたり、人口不足になればそれを

      • 心にずんときた 3月に読んだ本たち

        そわそわしながらの4月。これは3月の読書メモです。 「兎の眼」の感想 『兎の眼/灰谷健次郎』/分類913ハ/ ここであらすじ的なことは書かないけれど、この本に出会えてよかった。 何度も読み返したいと思う本。 これって、心のど真ん中に「ずん」ときた。やさしさの本当を物語っているように感じた。舞台は昭和の学校なのだけれど今も同じなんじゃないのかと思う。相手を知る、理解する、排除するんじゃない、目を背けない。相手を変えようとするんじゃない、自分が変わるんだ。 人の心の傷は見た目

        • 『透明な螺旋/東野圭吾』/分類913ヒ/ やっぱり引き込まれたミステリー。福山雅治が脳内に出没するのは映画&ドラマの影響のせい。場面が変わる、視点変わる、えーそう来るのか。胸に秘めた血のつながりの心理をおおらかに突いていく。湯川先生の個人情報も知ってしまった。湯川先生やさしいな。

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        鬼平よんで思い出す しびれるカッコよさ 

        • その問いは誰に?「それでも母親になるべきですか」を読み終えたよ。

        • 心にずんときた 3月に読んだ本たち

        • 『透明な螺旋/東野圭吾』/分類913ヒ/ やっぱり引き込まれたミステリー。福山雅治が脳内に出没するのは映画&ドラマの影響のせい。場面が変わる、視点変わる、えーそう来るのか。胸に秘めた血のつながりの心理をおおらかに突いていく。湯川先生の個人情報も知ってしまった。湯川先生やさしいな。

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          7本

        記事

          『おいしいふ~せん/角野栄子』/分類914カ/ 私の勝手なイメージは魔女の宅急便の主人公キキが喋っている感じのエッセイだった。そのセンスは戦後の子供の頃の思い出や異国での思い出から生まれているんだと思った。どのお話も心地よい余韻。「月が好き」に私も月が好きなのでうれしくなった。

          『おいしいふ~せん/角野栄子』/分類914カ/ 私の勝手なイメージは魔女の宅急便の主人公キキが喋っている感じのエッセイだった。そのセンスは戦後の子供の頃の思い出や異国での思い出から生まれているんだと思った。どのお話も心地よい余韻。「月が好き」に私も月が好きなのでうれしくなった。

          『罪と罰を読まない/岸本佐知子 三浦しをん 吉田篤弘 吉田浩美』/分類B983ドス/ 物書きプロによる読んでない読書会に興味深々。「罪と罰」の覚えにくい登場人物にあだ名がつき、推理する4人の会話にクックと笑った。これ読んで座談会を傍聴した気分、ドストおすすめと云いたくなったよ。

          『罪と罰を読まない/岸本佐知子 三浦しをん 吉田篤弘 吉田浩美』/分類B983ドス/ 物書きプロによる読んでない読書会に興味深々。「罪と罰」の覚えにくい登場人物にあだ名がつき、推理する4人の会話にクックと笑った。これ読んで座談会を傍聴した気分、ドストおすすめと云いたくなったよ。

          『栗本薫・中島梓/堀江あき子=編』/分類919.2/ 本に掲載の創作ノートや作品のカバー絵原画などの写真を興味深く見た。多彩な活動の表現者だったらしい。代表作グイン・サーガ「それは――《異形》であった。」とはじまった。ヒロイック・ファンタジーらしい。私が知らない世界があった。

          『栗本薫・中島梓/堀江あき子=編』/分類919.2/ 本に掲載の創作ノートや作品のカバー絵原画などの写真を興味深く見た。多彩な活動の表現者だったらしい。代表作グイン・サーガ「それは――《異形》であった。」とはじまった。ヒロイック・ファンタジーらしい。私が知らない世界があった。

          『老猿/藤田宜永』/分類913/読み終えた。 還暦ひとりぼっち男の物語。軽井沢の別荘暮らしの冬、興味から隣人へ関わっていく。「超越的なものが人生を狂わすことはよくあることだ」退屈な日常は他者が壊してくれる。平々凡々でも葛藤があるから生きられる。世捨て人にはなかなかなれないよ、と。

          『老猿/藤田宜永』/分類913/読み終えた。 還暦ひとりぼっち男の物語。軽井沢の別荘暮らしの冬、興味から隣人へ関わっていく。「超越的なものが人生を狂わすことはよくあることだ」退屈な日常は他者が壊してくれる。平々凡々でも葛藤があるから生きられる。世捨て人にはなかなかなれないよ、と。

          『鬼平犯科帳[決定版](十三)/池波正太郎』/分類913イ13/を読み終えた。 筋の通った登場人物たちが魅力的だ。「一本眉」の話、「天を恐れざる畜生どもを、天に代って成敗つかまつり候。」と掟を守る真の盗賊が、畜生ばたらきをする盗賊を懲らしめる、スカッとする。

          『鬼平犯科帳[決定版](十三)/池波正太郎』/分類913イ13/を読み終えた。 筋の通った登場人物たちが魅力的だ。「一本眉」の話、「天を恐れざる畜生どもを、天に代って成敗つかまつり候。」と掟を守る真の盗賊が、畜生ばたらきをする盗賊を懲らしめる、スカッとする。

          読み終えたよ『ベーコン/井上荒野』/分類913イ/ 各短編は淡々とあっさり調理された多様な関係、時に知られたくないヤバさもあり。読む私の視点は日陰の女になったり、子供目線で親の恋人を観察。中でも「煮こごり」「ベーコン」が印象に残った。

          読み終えたよ『ベーコン/井上荒野』/分類913イ/ 各短編は淡々とあっさり調理された多様な関係、時に知られたくないヤバさもあり。読む私の視点は日陰の女になったり、子供目線で親の恋人を観察。中でも「煮こごり」「ベーコン」が印象に残った。

          還付金くるかな。わずかだけど源泉徴収票で令和5年度分の申告をした。前年度も申告済だけど何のお知らせもないまま(問い合わせせず放置のまま)。ミスったのかな?ついでに再度申告、5年前までさかのぼれる。国税電子申告、年々改善されてると思うけどもっと簡単にしてほしい。まじめな納税者より

          還付金くるかな。わずかだけど源泉徴収票で令和5年度分の申告をした。前年度も申告済だけど何のお知らせもないまま(問い合わせせず放置のまま)。ミスったのかな?ついでに再度申告、5年前までさかのぼれる。国税電子申告、年々改善されてると思うけどもっと簡単にしてほしい。まじめな納税者より

          何も目指していないんだから 2月に読んだ本たちへ

          図書館で出会った2月の本は16冊。本たちへありがとう。 これは私の読書の振り返りメモです。 よろこんでいる 出会った本のうち7冊はどなたかの返却ほやほやの本たち。私とその人たちとのつながりはない。でもそれはどこかへつながっている気がする。タイトル、言葉、文章、時代、文学的?哲学的?その作家の個人的な要素にも興味わいた。「わかるようなわからない」「わからないようなわかる」その試行錯誤に脳内の誰かが喜んでいる。 もっとよみたいけど 読みたいけど目がしみるように痛い。これは

          何も目指していないんだから 2月に読んだ本たちへ

          いっぱい誤認しているのかもしれない

          図書館で「今日返ってきた本コーナー」に並んでいた本を借りた。 『マルクス・ガブリエルの哲学 ポスト現代思想の射程/菅原潤』/分類134.9ガブ/ どなたの趣味かな。むずかしそう、けれど読みはじめる。なるほどとわかったような部分もある、でもわかった気になっただけでそれ間違っているかもしれない。これは私の覚え書きのメモとして。 可謬性の客観性 哲学の文章は○○的、○○性、○○主義、○○論等々がいっぱいでわかりにくい。 むずかしいよ 読みも意味もわからなかったので調べて

          いっぱい誤認しているのかもしれない

          これは読めなくても わからなくても 樋口一葉に思いを寄せてみたものだから

          小説の美学は貧困という痛苦の経験と観察から生まれたのかな。 五千円札の顔の樋口一葉は紙幣の中でも歴史上の人物だね。 読み終えたよ 『樋口一葉赤貧日記/伊藤氏貴』/分類910イ/ 幕末・明治維新あたりの時代背景も交えながら家族や縁者たちとの出来事を年表とともに進む。私のイメージは昔の物書きの人という程度のぼんやりとしたものだった。一葉の父・則義は山梨の農民育ちで同郷の母・たきと駆け落ちして江戸に出る。家族は当時にありがちな生きづらさの中で縁をつなげ続けて生きている。したた

          これは読めなくても わからなくても 樋口一葉に思いを寄せてみたものだから

          読み終えたよ『背高泡立草/古川真人』/ ただ草刈りのために家族が集まる今と、過去の人物の出来事が切り取られたように脳内に押し寄せた。住む人がいない所有地でもそこに集う人がいる限り未来は続く。手入れされた雑草の楽園もいいと思う。 分類913.6フル/

          読み終えたよ『背高泡立草/古川真人』/ ただ草刈りのために家族が集まる今と、過去の人物の出来事が切り取られたように脳内に押し寄せた。住む人がいない所有地でもそこに集う人がいる限り未来は続く。手入れされた雑草の楽園もいいと思う。 分類913.6フル/

          『思わず考えちゃう/ヨシタケシンスケ』読み終えたよ/ 作家は心配性らしい。その世界観はじわじわ心に刺さる。何度も読み返したい。この本もぷぷっと笑い、それ同感ってなる。そうそう「この世はすべてはねむくなるまで」考えすぎは1回ねてリセットしちゃえばいいかもしれない。 分類914.6ヨ

          『思わず考えちゃう/ヨシタケシンスケ』読み終えたよ/ 作家は心配性らしい。その世界観はじわじわ心に刺さる。何度も読み返したい。この本もぷぷっと笑い、それ同感ってなる。そうそう「この世はすべてはねむくなるまで」考えすぎは1回ねてリセットしちゃえばいいかもしれない。 分類914.6ヨ