みぞれ

双極性障害│アウトプットの練習兼備忘録

みぞれ

双極性障害│アウトプットの練習兼備忘録

最近の記事

【雑記2】

私は空気が読めない。昔の言葉を使えば「KYな人」だという自覚がある。自覚があるから自分で自分を抑えているところがあるが、自分の欲が勝ってしまうと空気を読んだ上で空気を読まないことをする変な人になる。人は皆少なからずそういう生き物なのではないかと思っていたが、どうやら違うようで、じゃあこの異常性は何?という疑問が今は浮かび上がっている。 以前私について、精神科の先生に「変わってるけど検査しても結果としてあらわれにくいタイプ」と言われた。その言葉の意味をもう少し考えたら、自分のこ

    • 【雑記1】

      ダラダラと話をしたい。 学生の頃は深夜にお酒を飲みながらとりとめのない話をしたものだが、それはとても楽しかった。ワイワイガヤガヤはあまり好きではなく、静かに真面目に結論の出ない話をするのが良かった。 特に音楽とか人生とか、結論なんて到底出ないような議題についてあれこれ自分の意見を述べ、聞きあうのが好きだった。ああでもない、こうでもない、議論が進むことは求めずダラダラと心ゆくまで話すことが幸せだった。 晩ごはんに定食メニューか鍋が最近の定番だ。 帰宅したらレシピ本を開き、その

      • 【休職日記10】最終回。

        10本書きたいなと思っていた休職日記はギリギリ10本で終わりにします。 ご覧いただきました皆さま、ありがとうございました。 時期も内容も伏せますが、この春のどこかで仕事を始めます。結局復職はやめ、転職しました。その理由は新しいことを始めたかったからであり、前の仕事が嫌だったというわけではありません。むしろ続けられるものなら続けたかったと今は思っています。 ただ、転職先では私がやってみたかったことを叶えられるので、とても楽しみにしています。長い人生、ちょっとだけチャレンジして

        • 【休職日記9】薬に生かされる

          お久しぶりです。 前回からライフイベントを経験し、大きく人生が変わりました。 主治医から復職許可は出ておりませんが、そろそろ休職も終了し社会復帰します。 そんななか忙しいこともあって、私は数日間薬を飲み忘れておりました。最初は大きな変化はなく、このまま断薬できるなぁなんて楽観的でしたが、ある日、黒いものに感情が支配されていくのを実感しました。 それを抑えることができず、自暴自棄に陥る日もありました。 私は病気なんだ、という事実を再確認しました。 その日からまた服薬を始め、

        【雑記2】

          【休職日記8】人生の夏休みから秋休みへ

          ご無沙汰しております。 前回から今までは、主に友達と遊んでいました。 なんと、以前から遊んでいる友達も休職になったのです。 ストレスフルな社会ですね。全く。 私は毎日の自分に振り回されながら、ショッピングモールを歩いてみたり、家の不用品を処分したり、資格を取得したりしております。 活動性はまだ低いけれど、将来に向けて何かしらしておきたいなという気持ちがあり、次は12月末に資格試験を受けます。頑張ります。 そんなある日、精神科の先生より正式に「双極性障害である」と言われまし

          【休職日記8】人生の夏休みから秋休みへ

          【休職日記7】休む選択を持つこと

          休職3か月目に入りました。 いったいいつ働けるのか、いつまで家でゴロゴロしてしまう日々を続けるのだろうか…… 私は結構無理を続けていたな、と思います。目に見える症状がなかったから気づかれなかったけれど、「無理しないと日常生活なんて送れない!」と知人に言いながら毎日を過ごしていました。眠れない、食べられない、夜はアルコールに頼り、自傷行為で気を紛らわす、そんな毎日でした。 それは一年ほど続いていました。 会社を辞めたい、人生リセットしたい そんなようなことを、親と上司に言っ

          【休職日記7】休む選択を持つこと

          【休職日記6】自分との戦い

          今の状態はこんな感じ ・過眠 ・いらいら感 ・希死念慮 ・食を拒む 休職から1か月は何かをする気力も無くただのんびりと過ごしていましたが、幾分か元気になったのか思考が忙しくなったのを感じます。 以前、私には荒れていた時期が半年ほどありました。お酒に逃げたり、自分を傷つけたりして日常をなんとかやり過ごしていました。それを超えて何も感じなくなった後、なすすべなく休職になりました。つまり回復するには、もう一度あの荒れた時期を経験しないといけないのか?という想像はついていました。

          【休職日記6】自分との戦い

          その日、たどり着いた先は海でした

          私にとって、海は何でも受け入れてくれる存在です。 社会人一年目のある日、私はひょんなことから自分を見失ってしまいました。それは知人と話していた際、不意に「本心で話していないでしょ」と言われたことがきっかけです。しれっと受け流す力は持っていたはずなのに、そうすることができず、その言葉は私に突き刺さりました。 私の言葉は、私のものではないということ?今ここにいる私は私のふりをしているだけということ?じゃあ私は?私はどこにいるの? 今まで私の本当の気持ちなんて考えたことのなか

          その日、たどり着いた先は海でした

          【休職日記5】眠れない朝の過ごし方

          #今こんな気分 休職2か月目、私には不意に「もう少し寝たいのに眠れない朝」が訪れます。 不眠の治療で就寝時間を一定にすることになってから1週間、夜明け前に目が覚めた日はいつもその過ごし方を迷ってしまいます。 3時半頃目が覚めた今日は、2時間ほどごろごろした後ゴミ出しに行きました。外は涼しくこのまま散歩をするのもいいかもしれないと思いましたが、先日朝散歩をして疲れてしまったことを思い出し、家に帰りました。 その後は普段は物置になっている椅子に腰かけ、ご褒美用にとっておいた

          【休職日記5】眠れない朝の過ごし方

          【休職日記4】自分を他者によって定義しようとした人間

          1か月間の予定だった休職期間が3か月に延長になりました。 私はある日出社できなくなり、それまで眠剤をもらうためだけに通っていた精神科で診断書を発行してもらいました。ただそれは日常生活が送れなくなったから休職に至ったのであり、仕事が嫌とかストレスが溜まったとかきっかけがあったとか、明確な原因と成り得る心当たりがありませんでした。また、明確な病名もありませんでした。 この1か月間はひたすら休んだり、日記やnoteを書いたり、食欲がなくなったことからダイエットを始めてみたり、生

          【休職日記4】自分を他者によって定義しようとした人間

          とある転勤族の子の一例

          私には小学生の6年間で4回の引っ越し経験がある。 引っ越し範囲は国内全域。北は北海道、南は九州に住んでいた。 この経験は私にとって良いものではあったが、大人になった今、引っ越し経験によって形成されたであろう人格に悩んでもいる。 せっかくなので、これは引っ越し経験で身についたものと思われるという特徴を書き起こしてみる。 ①人間関係のリセット癖がある 自分でリセットするというより、「どうせいつか強制リセットされる」という諦めを前提とした付き合いをしてしまう。どんなに好きな友達が

          とある転勤族の子の一例

          【休職日記3】三歩進んで二歩下がる

          あれやりたいこれやりたいの数日間は長くは続かず、昨日今日は一日の半分以上を布団の上で過ごした。 ハイなときは靴屋、服屋、本屋、海…などを駆け巡り、特に本屋では「これからスキルアップしないと!」と本を3冊買った。そしてやりたいことリストにあれもこれもと色々追加し、帰宅後には気になっていたnoteの有料記事も購入して読み…と、まるでお酒を飲んで酔っているかのような行動力を見せた。振り返るとこの期間は4~5日続いていたようで、それが急に終わってしまったので、これから注意して自分を

          【休職日記3】三歩進んで二歩下がる

          【休職日記2】想定外の朝活

          眠れない。 睡眠サイクルに難ありの私には、今では週に一度程度のペースでこんな日が訪れる。寝ないとと思いながら布団でゴロゴロしているうちに、お天道様がよっ!と顔を出した。 …そんなキラキラした顔みせられても困るだけなんだけど。と、私は思わずムッとしてしまった。 現在の私は睡眠障害、食欲不振、興味の喪失とともになんとなく時間を過ごしているので、早起きしてもやりたいことは浮かばない。 と言いつつ身体は動くようだったので、過去に作成したやりたいことリストをみて、朝っぽいからとなん

          【休職日記2】想定外の朝活

          失感情症

          …なのかもしれない、と気づいたのは2年前の夏だった。 私は小さい頃、変な子だった。うるさくて落ち着きがなくて、周りは迷惑していただろうなと思う。 ある程度大人になった頃、このままではいけないと思ったのだろうか。周りに合わせよう、目立たないようにしようと考えた。最初はうまくいかなかったが、途中で要領を得たのか良い塩梅で生活できるようになった。 しかし気づいたときには、自己がなくなっていた。 昔は短気だったが、今は何があっても大して何とも思わない。 それは良かったことのよう

          飽き性な無趣味人間

          私には趣味が無い。 過去にあったのかすらもよくわからない。 よくある自己紹介の趣味欄には「睡眠」と書いていた。 一時期は麻雀にハマっていたが、ある程度打てるようになったら勉強をやめてしまった。 そう、私は飽き性。 何かを続けることも、極めることも苦手。 ただ「人並みにはできる」に達する力には優れていると思っていて、気づけばソコソコできると言えるものが増えていった。 そしてそのソコソコ度合いは年々低くなっていき、今ではできることなど何もない…と思う、清々しいまでに何もできない

          飽き性な無趣味人間

          【休職日記1】立ち止まること

          月曜日。平日。 本来であれば働いているのに、自分は何をしているのだろう。 焦っても仕方ないのに、そう思ってしまう。 色々あって長い休みを得た私は、数日をほぼ布団の上で過ごした。その甲斐あって身体は元気だが、心の一部は壊れてしまったように感じる。 五感は正常、文字は理解できる、動画もみることができる。 だが、心が動かなくなってしまった。 食事は生命維持のための作業。会話や表情を作ることはできても、それに感情が伴わない。感じるべきはずのものはすべて情報でしかなくなってしまった。

          【休職日記1】立ち止まること