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春の足音。ことしの白と緑

この時期のお楽しみ、春野菜が出はじめましたね。

新玉ねぎ、新じゃが、春キャベツに菜の花。山菜に目を移せば、ふきのとう、たらの芽、うるいなどなど。鮮やかな白と緑のオンパレードです。

そんな中から、今回は白の新玉ねぎと新じゃが、緑の菜の花、そして2色が共演する葉玉ねぎのおつまみを紹介します。

🧅新玉ねぎのオニオンスライス

春といえばまず思い出す野菜が新玉ねぎ。

新玉ねぎの魅力はジューシーな口当たりと、しゃりしゃりした食感。爽やかですよね。

🧅材料

・新玉ねぎ
・めんつゆ
・オリーヴオイル
・かつおぶし
・こしょう

繊維を切るように横向きに薄くスライスします。味を見て辛みが気になるようであれば、少し水にさらしておいてください。

お皿に盛り付けてめんつゆとオリーヴオイルをかけます。

かつおぶしを飾って、こしょうを散らせばできあがり。シンプルですが、だからこそお箸が止まらなくなるサラダ風小鉢です。

🧅葉玉ねぎの肉吸い

続いて緑と白のコントラストが鮮やかな葉玉ねぎを、大阪のご当地グルメ、肉吸いに仕立てます。

新玉ねぎ比べると知名度が低い気がしますが、こちらが葉玉ねぎ。

葉の部分は青ねぎ、真ん中へんは普通の白ねぎっぽくて、根に近い部分は新玉ねぎのようなみずみずしさで、一本で三度お得な感じです。

まずはそのみっつの特徴に合わせて切り分けます。今回の肉吸いに使うのは、頭の青い葉と、真ん中へん。根に近い部分はのちほど別のメニューにしてみます。

葉の先は少しだけトッピング用に小口切りにして、残りはざく切りに。真ん中のところは少し厚みのある輪切りにします。

🌿材料

・牛肉
・豆腐
・葉玉ねぎ
・めんつゆ(濃縮タイプをうどんつゆの濃さに薄めたもの)
・七味唐がらし

お豆腐は水切りしたものを使います。

お豆腐の水切り方法は、こちらで詳しく紹介しています。

お鍋の真ん中にお豆腐を置いたら、周囲にねぎの葉を敷いて、牛肉、輪切りのねぎも入れます。

あとはめんつゆを注いで煮込むだけ。

牛肉に火が通って、ねぎの葉がしんなりとしてしたらOKです。

肉吸いは肉うどんのうどん抜き。おつまみ仕様の仕上がりです。お好みで七味をふってどうぞ。

🌿菜の花の粒マスタード和え

毎年シーズンが楽しみでしようがない素材のひとつが菜の花。もともと青菜系は好きなのですが、その中でもとびきりの好物です。この季節になるとわがやの冷蔵庫には常備するのが恒例です。

🌿材料

・菜の花
・粒マスタード
・めんつゆ
・オリーヴオイル

菜の花をさっと茹でて冷水にとります。

よく絞って半分にカットします。

ボウルにめんつゆ、粒マスタード、オリーヴオイルを入れて合わせます。

あとは菜の花を和えるだけ。

緑が鮮やかですね。

🥔新じゃがと新玉ねぎのグラタン

続いて新じゃが。

皮が薄くてみずみずしくて、じゃがいもなのにずっしりした食感より、むしろ爽やかさを感じます。今回は皮ごと使って、ポテト料理の定番洋食、グラタンを作ります。

🥔材料

・新じゃが
・新玉ねぎ
・バター
・ホワイトソース
※なければ牛乳とコンソメの素でOK。
・スライスチーズ
・粉チーズ
・あらびきこしょう
・刻みパセリ

よく洗ったら皮を剥かずに薄切りにします。

薄く切った新玉ねぎをバターで炒めます。今回は季節なので新じゃがに合わせて新玉ねぎですが、ふつうの玉ねぎでもOKです。

じゃがいもを加えて、新玉ねぎがしんなりとするまで炒めます。

ホワイトソースを入れて5分ほど煮込みます。

今回のホワイトソースは自家製クリームシチューのソースを使いました。

ホワイトソースは市販のものでも大丈夫。なければ牛乳とコンソメパウダーで煮込めばOKです。

耐熱皿に新じゃがを煮たものをソースごと入れて、上にスライスチーズを散らします。粉チーズをパラパラと振って、さあ焼きにかかりましょう。

オーヴントースターに入れて7~8分。

表面がこんがりと焼けたら、あらびきこしょうと刻みパセリを散らしてできあがり。

🌿葉玉ねぎと菜の花も合わせてみました

最後に紹介するのは、春野菜の素材合わせ技をもうひと品。

葉玉ねぎの根に近い部分は、小さな新玉ねぎみたいでみずみずしくて、しゃりしゃりした食感も美味しいんですよね。

今回はその部分を菜の花と合わせてみます。

薄くスライスすると、まさに小さな新玉ねぎ。

菜の花の粒マスタード和えに加えてみます。

仕上げにおかかを飾ればこのとおり。春を告げる緑と白の色合いがいいですね。

ことしも春が近づいています。しばらくは春の野菜をたっぷり楽しめる季節。食卓が楽しみです。


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