Tomoya Matsuyama

奈良県在住 Photographer https://tomoyamatsuyama.…

Tomoya Matsuyama

奈良県在住 Photographer https://tomoyamatsuyama.myportfolio.com

最近の記事

友人を撮影するような感覚で

Nara,Japan 2024.04.18 モッコウバラの季節。 季節の花はなぜこうも急に現れるのだろうか。 今まで全く気がつかなかったのに「おまえ咲いてたのか⁈」ってなる不思議。 一年越しに再開した友人を撮影するような感覚で、しばらくモッコウバラの前で写真を撮り続けた朝。

    • 身体に馴染ませて

      Nara,Japan 2024.04.17 詩はリズムで読むのだと思う。 文章にはリズムがある。 井上ひさしが本の中で「本は最初、ゆっくり読む。」と言っていたのを思い出す。 それは文章のリズムを身体に馴染ませているのではないだろうか。 リズムが好きな、というよりも印象に残ってる詩は中原中也の『サーカス』。 ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん 不気味だけれど、幼い頃の好奇心がよく現れていると思う。 リズムはなんにでもある。 喋りにもあるし、会話にもある。 シャッターをきるタイミ

      • コンビニで売っているどの色も同じ味がする三色団子

        Nara,Japan 2024.04.15 仕事のロケハンで鴻池陸上競技場へ。 入学記念写真で桜と一緒に撮れそうな場所を探す。 昔から葉桜が好き。ピンクと緑の組み合わせがとても華やかだと思う。 コンビニで売っているどの色も同じ味がする三色団子と同じ色合い。 僕はあの三色団子、すっごく好き。 だからなのか、葉桜を見るとあの三色団子を買った時と同じように、少し気分が良くなる。

        • 季節と花を一緒に覚える楽しさを知ったのは

          Nara,Japan 2024.04.13 窓を開けることができる季節になった。 椿が散り、桜も散った。 次は花水木が咲く。 季節と花を一緒に覚える楽しさを知ったのは、写真を撮り始めてから。 花と空、写真を撮っていると必ず撮ってしまうもの。 それでいいんだと思う。 花は人の原始的な「美」を感じさせるものだし、空は光の基本。 カメラを持つと、この二つに魅力を感じる。 それは必然なのかもしれない。

        友人を撮影するような感覚で

          花とカメラのあいだには

          Nara,Japan 2024.04.13 「綺麗だ」と誰かに伝えたい。その想いは、愛なんだと思う。 猛烈にくさい言葉から始めてしまったけれど、本気で思ってる。 佐保川の桜がこの日は満開だった。 みんな写真を撮っている。携帯やカメラを桜に向けている。 花を撮っているとき、そこには憎しみの感情なんてない。 きっと花とカメラのあいだには、正の感情しかないと思う。 怒っているとき、悲しいとき、人は花を撮りたいと思うだろうか。 写真を撮る理由は人それぞれだけれど、花を撮ってその美しさ

          花とカメラのあいだには

          写ってないものがちゃんとそこにある感じ

          Nara,Japan 2024.04.12 いい写真は文章を引き出すのかもしれない。 逆に、いい文章は写真を撮りたくさせる。 あくまでも自論だけれど、写真がうまい人は読書家が多い。 なんていうのか、写ってないものがちゃんとそこにある感じ。 それは文章にならない部分とよく似ていて、いわゆる「行間を読む」と同じなのだと思う。 写真にも行間ってあるんだと最近は思うのです。

          写ってないものがちゃんとそこにある感じ

          撮り居振る舞い

          Nara,Japan 2024.04.11 馬ってなんであんなに癒されるんだろう。 見ているだけで穏やかな気持ちになる不思議。 遠足シーズン到来。これから陽に焼けて、肌はだんだんとコゲていく。 遠足の撮影は何が起こるかわからないから、今までプレッシャーを感じていた。 フォトグラファーになって今年で9年目。ようやく遠足の撮影を楽しめるようになってきた気がする。 なんなら予想外のことが起きたほうが楽しいと感じることもある。 そう思えるようになっただけ自分は成長しているのかもしれ

          撮り居振る舞い

          桜はその魅力を一段と増す

          Nara,Japan 2024.04.02 桜の魅力は「妖艶さ」だと昔から思っている。 春の陽射しに照らされた桜も綺麗だけれど、黄昏時や月明かりに照らされた桜はその魅力を一段と増す気がする。 趣味を見つけようと去年から色々模索していて、最近は囲碁を始めた。 将棋やチェスもいいんだけれど、駒の役割が多くてそれを覚えるのに挫折しそう。 囲碁は白と黒の2つだけ。その2色に役割はないから、シンプルで覚えるのも楽。 囲碁を極めているひとから怒られそうな理由から囲碁を始める僕をお許しく

          桜はその魅力を一段と増す

          螺旋はDNAのかたち

          Nara,Japan 2024.03.22 螺旋階段が好きだ。 いつからだろう。おそらく昔から気になっていたと思う。 『ドラえもん のび太の創世日記』というドラえもんの映画の主題歌を海援隊が歌っている。 僕はその主題歌『さよならにさよなら』が好きで、小学生の時にお金貯めてCD買ってずっと聴いてた。 歌詞の中で 時間は螺旋の階段 さよならさえも つながってゆく という部分がお気に入り。 小学生ながら「いい言葉だな」と思ってしみじみしてた。 そういった過去の記憶と合わさって、

          螺旋はDNAのかたち

          桜が咲いたと思ったら雪が降る

          Nara,Japan 2024.03.21 桜が咲いたと思ったら雪が降る今日この頃。 春はまだ来ないのか、それとも冬に戻ったのか。 もうダウン要らないかなぁと思ってなおした直後に押し入れから引っ張り出してきた。

          桜が咲いたと思ったら雪が降る

          いい休日過ごしてるなと自画自賛

          Nara,Japan 2024.03.13 好きな時間に起きて映画観て、プリン食べて本読んで映画観て。 いい休日過ごしてるなと自画自賛してる時に撮った写真。 仕事は卒園卒業式シーズン真っ只中。 今日この日の休みは貴重。 映画『春画先生』が面白かった。 あれは監督の趣味なのか、それとも春画に関連付けているのかはわからないけれど振り切っていてよかった。 内野聖陽さんが好きで見始めた映画。彼の役の幅の広さに脱帽。 素晴らしい。多分彼じゃないとだめなだと思う。 『きのう何食べた?』

          いい休日過ごしてるなと自画自賛

          エジソンも同じようなことを言ってた

          Nara,Japan 2024.03.07 最近は「初めからうまくできるわけがない」と実感できるようになった。 今まで数多く「初めからうまくできなくてもいい」や「ゆっくりでいい、初めからうまくやろうとするな」と言われてきたし、耳にしてきた。 でも「うまくやりたい」という欲が強くて、どうしてもうまく見せようとしたりして無理をしてきた。 でもなぜだろう。最近ではそういった「見栄」みたいなものがなくなってきたように思う。 少し冷静になって、初めてのことも「実験と検証」のような感覚で

          エジソンも同じようなことを言ってた

          こういった時間の使い方、身体や頭の使い方をするのが初めて

          Nara,Japan 2024.03.06 一人暮らしを始めてから圧倒的に考える時間が増えた。 悩んでいるのとは少し違って、ある物事について深く思いを巡らせている状態。 自宅から事務所の往復で歩いている時も自然と考えを巡らせている。 このことによって特に変わったことは今のところない。 でもこういった時間の使い方、身体や頭の使い方をするのが初めてなので、これから何かが変わるかもしれないと淡い期待を抱いている。

          こういった時間の使い方、身体や頭の使い方をするのが初めて

          自分に寛容に、他人にも寛容に。

          Nara,Japan 2024.02.29 先日は写真セミナーで神戸へ。 こういった同業者が集まるセミナーへ行くと、いつも「井の中の蛙大海を知る」という言葉を実感する。 自分の技量を客観的に認識することができるから、こういった集まりは貴重。 昔から誰かに教わるのが得意ではなくて、師弟関係みたいなものも苦手。 しかし独学で調べて自分に必要な知識と技術だけを取り入れてばかりいると、周りが見えなくなることが多い。 上には上がいると言うことを知れる機会はそうないし、知っても落ち込ま

          自分に寛容に、他人にも寛容に。

          無心で人参ジャガイモ玉ねぎを切るのである

          Nara,Japan 2024.02.27 家事は無心で行うと決めている。 ただ黙々と目の前のことを片付けていく。 当たり前だけれど、自分以外の誰もやってくれない。 だから黙々とお皿を洗い、トイレとお風呂を掃除して、洗濯物を干して、無心で人参ジャガイモ玉ねぎを切るのである。 家事をしている時の無心は、瞑想状態にとても近い。 そう、家事=瞑想。 . #それはまさに絶の状態

          無心で人参ジャガイモ玉ねぎを切るのである

          これが僕の35年間付き合ってきた性格なのだから

          Nara,Japan 2024.02.26 Amazonプライムで映画『シャイロックの子供たち』を観た。 池井戸潤作品は小説も大好きで、映画もドラマもハズレがないと思う。 もちろん『シャイロックの子供たち』もとてもおもしろかった。 作品では怒り、怒られるシーンが何度か出てくる。 そしてもちろん怒られた方は謝るんだけども、高圧的に怒られて謝る人を見る度に心が痛くなる。 「それは何に謝っているの?」と聞く人がいる。 お互いの関係や立場にもよるけれど、親しい中であればあるほど謝罪に

          これが僕の35年間付き合ってきた性格なのだから