昨日は娘の予防接種の日。

大人も子供も注射は嫌ですよね。

小さな時は『注射をしに行く』なんて言ったら
イヤイヤ泣いて逃げ回り家から出なかった。

だから病院に行くまでが本当に大変でした。

そんな娘も大きくなり
もう逃げることも泣くこともなくなりました。

接種後に病院の待ち合い室で
　　　名前を呼ばれるのを待っていると

小学一年生の女の子とお母さんが入ってきた。

女の子は椅子に座るならシクシク泣き始めた。

『もう、泣かないでって言ったでしょ』
『まだ何もしてないんだから
　　　　　　泣くことないでしょ！！』

この言葉を聞いた時に…
私も全く同じ事を言ってたなーと懐かしくなる。

それと同時に
『ウチも同じくらいの歳の時に
注射が怖くて泣きながら床を転げ回ってましたよー』と娘のちゃんとお母さんに話しかけていた。

知らない人から話しかけられて
ビックリしたのか 女の子の涙は止まり
お母さんの顔がニッコリ柔らかくなる。

お母さんとあれこれおしゃべりして私たちは

病院を後にしました。

自分の子育てを振り返ると…
乳児期の一番大変だった時は
《今の状態に終わりがある！》なんて思う余裕もなくそんな考えもなかったから…辛かったけど

この大変な時期はずっとは続かない。

それは人の命を育てる事は
大変な時期があるのは当たり前で…

私は一日中パジャマみたいな服を着て、
髪はボサボサ。眉毛なし。
自分の事に気を使う余裕もなく、
夫を気遣う余裕もなく…自分と言うものが完全に消されてくろこうに徹していましたが

明日で春休みが終わる子供達を見ていると

子育てはずっとは
　　　続かないんだな…と淋しくなる。

あんなに早く大きくなーれー！！と
思っていたのに今はもっとゆっくりゆっくり
大きくなってーー！！と心から思う。

少しずつ、確実に私の手から離れていく子供達。

お母さんがうっかりものだと
　　　　　　子供がしっかりするもので…

こんなに真っ直ぐに、素直に育ってくれて

なんて有難いんだろうと思う。

子育ての大変だった思い出のひとつひとつが

私が生きた足跡みたいで

今日も私はここにいて
生きていることに感謝の気持ちが湧いてくる。

ありがとう。

それでは今日も心穏やかに

ポジティブでありますように。