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読書とその界隈

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そのままを綴る

そのままを綴る

今日読み終えた本、「体の贈り物」。
森星ちゃんのYouTUBEをぼーっと見ていたら、本棚にあった文庫本。タイトルが気になって買ってみた。

すごい本だった。

どんなあらすじかを描くと、これからの人にバイアスがかかるので、最初に断っておく。バイアスがかからない方が絶対にいい本だ。
この短編集には、ある共通のキーワードがある。これは簡潔に説明するキーワードではあるけれど、これが物語の根幹ではない。人

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裸の本棚

裸の本棚

あいみょん風に言ってみた。

ある友人が最近、本棚を曝すことは裸を曝すようで恥ずかしいと言っており、とてもしっくりきた。本棚はまさに心の中身、今興味があることそのもので、嫌いな人には見せたくないものだ。
だけど、好きなひとや知らない人には見せてもいいと思う。そして、そこも含めて愛されたいの。

そして昨年、自分のインスタに記録として読んだ本をアップしたのだが、それが自分的にはとても良かった。

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GW③アドラー心理学

GW③アドラー心理学

 写真は関係ないですが、子どもがシェルチェアに自分で這い上がっていた。すごいな、滑りそうなのに。

 まだ続くこのGWやったことシリーズ。

 Voicyの「ワーママはる」さんをフォローしていて、時々聴いている。共働き(今は休職中)でバリキャリの方なのだけど、時折引用していたアドラー心理学。入り口として最適そうな「嫌われる勇気」から読んでみた。とても鮮烈だったので、感想とまとめを書き残しておこ

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日々の100

日々の100

夏休みに入ったので、合間を見つけては活字を貪っている。夏休みってすてき。

昨日はちょっとゆるく読みたくなったので、写真も含まれたこの本。
日々の100 松浦弥太郎

松浦弥太郎さんは柔らかくてとても繊細な感度をお持ちなので割と気になっている存在だ。その反面、ちらちらと「男たるもの料理すべきではない」などの男イズムを出してくるのは好かん。好かん、という程度には本は数冊読んでいるし、彼の名前が出てい

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本が私を救う

腹が立っているときも、悲しいときも、悔しくて泣けてしまうときも、本を開くと気持ちがすうっと別の世界にいく。

映画だと、間を味わううちに気持ちが自分に戻ってきてしまう。音楽だと、どの曲にしようかと探しながら、「今はこんな気分だからこんな曲がいいかな」と考えること自体が自分の傷をガン見することであり、客観的に悲しみを見て曲を選んでも、自分がDJではなんだか白けてしまうのだ。めんどくさい性格だね。

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