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本の感想

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お金では買えないもの

お金では買えないもの

読みました♪
農業についての記述にもかなり紙幅を使ってくれてます。

農業は「飢餓を防ぐための集団的な営みです」食物もまた金さえ出せばいつでも要るだけ市場で調達できる単なる一商品だと信じている人たちにはその営みの根源的な意味がわからない。
食料はパソコンや自動車などと同じような商品ではない。
安定的に供給されているかぎりはあたかも商品であるかのように仮象します。でもいったん供給が減少したら あるい

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一気読み❤️

一気読み❤️

高橋祥子著 『生命科学的思考』
面白かったです。本の表紙にある通り、「ビジネスと人生の見え方が一変」しました。
著者はジーンクエストという遺伝子解析をする会社を立ち上げその研究と正しい活用を広めることを目指してます。

まず第一章で客観的に捉える大切さとノウハウを解説。
ストレスや不安の感情を抱いた時は「自分が感じている」というよりも「遺伝子に搭載された機能が正常にはたらいている」と 客観視するよ

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読みました。

読みました。

彼岸の図書館でお金とできるだけ距離をとった世界を表現したい。
著者の青木真兵さんが言ってます。p183
また、自分の持っている資源を他人と共有することによって風通しの良い社会を作っていくことが今すごく必要だと感じている。ともp191

この本の中に出てくる私設の図書館 ルチャ・リブロ。
自宅を解放して本を貸し出したり、本を通じて交流したりパーソナルラジオで発信したり。
共感できる「マナー」を守れる

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読みました。

読みました。

最近、松村さんの著書を立て続けに読んでます。
「くらしのアナキズム」という本の中で
国の成り立ちについて。
『税を納めるかわりに、国が刻印の生活を保護してくれる社会契約によって国が成り立つ』
この社会契約の考えが17~18世紀のヨーロッパで生まれたそうです。
これは目からウロコでした。
国 ってなんだ?

p24より
鶴見俊輔さんの言葉として
方法としてのアナキズム
『権力による強制なしに人間が互

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読みました。

読みました。

村山由佳さんの珠玉のエッセイ
「猫がいなけりゃ息もできない」
あっという間に読了しました。

毒親(母親)に子供のころに受けた傷を抱えつつ
二度の結婚離婚を経て 今のパートナーと暮らす村山さん。
盟友であり飼い猫の「もみじ」を中心に据えて
日々の生活を綴ったエッセイです。
村山さんの文章力は 秀逸ですんなり心に響きます。

このエッセイにはいろんな要素が含まれていて
毒親のきつい言葉による暴力(親

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コロナ後のビジネスチャンス その1

コロナ後のビジネスチャンス その1

「コロナ後の新ビジネスチャンス」 という本を読みました。
p42 クジュー(株) 松田公太さん の文章

「アフターコロナにおいて <中略> 例えば小売ショップでは今後はオンラインでの購入が中心となり、店舗は単に、商品を確認するだけの場になるかもしれない。」

まさにその通りのことが現実に起こってます。

小売店の役割って何だろう。
友人の靴屋さんでは 店舗に来たお客様が靴を試し履きして、サイズを

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感情は人を動かす

感情は人を動かす

タイトルは 本の題名 『感情は人を動かす』マンディエヴァンス著
をそのまま使わせていただきました。

p124 より
<「願望」と「幸福感」によってやる気が刺激された場合、あっという間に目標を達成できる。
要求と不幸感 義務感により意欲を高めようとしてもかえってあなたの生命力や創造性が奪われていくばかり。>

他人に 何かやりなさいと命令されて(例えば親から勉強しなさいと言われて)気持ちよくできる

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