見出し画像

【能登半島地震に被災した女性防災士が語る】地震保険の鑑定リアル体験~補足:災害発生の翌日から起算して10日を経過して生じた損害や盗難は対象外

地震保険の細かな部分を理解することは、防災士としても非常に重要だと感じています。最近、改めて地震保険のパンフレットを見直した際、特に注目すべき点がありました。それは、「地震が発生した日の翌日から起算して10日を経過した後に生じた損害や、保険の対象物の紛失、盗難の場合には保険金は支払われない」というルールです。

この事実を知った時、正直なところ驚きました。地震直後の混乱の中、すべての損害をすぐに把握したり、保険会社へ連絡したりすることは困難な場合があります。

また、初動の混乱に乗じた盗難、二次災害による追加的な損害が生じる可能性も否定できません。このような状況を踏まえると、このルールは被災者にとって厳しい制約となると感じます。

防災士の立場から、地震保険に加入している方々にアドバイスするならば、まず、地震発生後はできるだけ早く損害の状況を確認し、損害の状況を写真などで記録しておくことが重要です。

保険会社には早めに連絡し、鑑定してもらうようにしてください。不明点があれば、早期に保険会社に問い合わせること。保険の適用範囲や手続きの詳細を明確に理解しておくことが大切です。

災害は予期せぬ時にやってくるため、事前の準備と知識が私たちを守る鍵となります。

この記事が参加している募集

みんなの防災ガイド

防災いまできること

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?