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新世界紀行アジア編

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トルコ出国

トルコ出国

2024/1/6〜2024/1/9

時刻7:30。
8時間のバス移動の末、到着。

前回もカウチサーフィンで泊めて頂いた、チャーダスさんの家に向かう。
挨拶をして一休みした後、バスで市内中心部へ。

そこでマレーシア人男性のキンと待ち合わせをしていたのだ。
無事に合流し、地中海沿いを練り歩く。

ドンッ!

港で佇んでいると
突然、誰かが私の背中を押した

驚き、振り返ると…

ナスジャ!

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グッドラック

グッドラック

2024/1/5

目を覚ますと
昨日の雷雨が嘘のように
眩しいほどの青空が広がっていた

「ルートを変えよう」

やはり、この場所からのヒッチハイクは難しそうだ。
一度ブルサに戻り、エスキシェヒルで一泊して、そこからアンタルヤを目指す。

村からバスに乗り、ブルサ中心部へ。
そこからトラムで東端の終着駅、ケステルまで移動。

「いやぁ、それにしても昨日の雷は凄かったね」
私が話題を切り出す。

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極上の食事

極上の食事

2024/1/4

午前8:00。
お世話になったイブラヒムさんに挨拶をして、私とディランは路上へ。

しかし、簡単には止まってもらえない…。
やはり男2人でのヒッチハイクはドライバーも警戒するのだろうか。

とはいえ、やるしかない。

根気良く待つこと40分。
なんとか一台目の車に乗せてもらう。

まだおよそ数kmの移動。イズミルへは遠い。
再び親指を立て、走る車にアピールをする。
そして2台目

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相互理解

相互理解

2024/1/2〜2024/1/3

ディランは船で、私もそうするはずだったのだが、乗りそびれてしまったのでバスで向かうことにした。

そしてお互いブルサに到着し、市内のバーガーキングで合流。

今夜はカウチサーフィン。
相互の思いやりと信頼の元、無料で泊めてもらう制度だ。
ディランが手配してくれた。
トラムに乗り、ホストの家へと向かう。

時刻20:00。
辺りは暗く、小雨が降る中、ホストが待つ

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磁石のように

磁石のように

2023/12/31〜2024/1/2

年末。
私はこの時期が好きだ。

特に何をするわけでも無いのだが、日本にいた時は忙しい師走の仕事を文字通り駆け抜け、クリスマスを過ぎた頃に少し落ち着き始める。
そしてBarも経営していた私は、本来ならば年越しのカウントダウンに向けてまた稼ぎ時なのだが、年末年始は仕事を休んでゆっくり過ごす。
ロックグラスにウイスキーを注ぎ、それをちびりと飲りながら、1年を振

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感情/feeling

感情/feeling

2023/12/30

「君は妻や子供は欲しいと思う?」
"Do you think you want a wife and children?"

「うーん、成り行きで縁があるならね。でも、その為にわざわざ探したりはしない」
"Well, if it just happens to be a connection. But I don't go out of my way to look for

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本質

本質

2023/12/25〜2023/12/29

トルコに来た理由の一つ。
それは“VISA無しで90日間滞在可能だから”。

その間に、物価の高いヨーロッパで無駄な時間を費やさない為の計画を立てる。

はずだったのだが、あっという間に2ヶ月が経ち、今そのスピードは更に増している。
それだけ充実しているという事だ。
毎日がとても早く過ぎていく。

最近、特に思う

この旅が終わった後に残るものは何なの

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クリスマス・イヴ

クリスマス・イヴ

2023/12/24

ブルサ3日目。
私達はイスタンブールに戻ることにした。
そもそもロッカーの鍵を返し忘れてしまったので、同じ宿に戻らなければならない。

何より、ハウスメイトと楽しく祝いたい。

そう、今日はクリスマス・イヴなのだ。

「クリスマス・イヴだから、大都市イスタンブールに出掛ける人も多いはず」

「だから今日は早く乗せてもらえるんじゃないかな」

全然、乗せてもらえない…

やは

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会話

会話

2023/12/23

ブルサ2日目。
気付くとトルコ入国から今日で丸2ヶ月。
有り難いことに沢山の出会いに恵まれ、充実した毎日だ。

今回、この街に来た理由の一つ。
それは、ある台湾人女性と会う為だった。

ナスジャという名前の彼女とは、私が昨日まで滞在していたイスタンブールの゙宿で出会い、自然と挨拶を交わすようになり、その後何度か話をしたり、同じテーブルで御飯を食べたりしていた。

ある日、彼

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ヒッチハイクでブルサへ

ヒッチハイクでブルサへ

2023/12/22

相変わらず行き当たりばったりの毎日だ。

行き先も決まらないままチェックアウトの日が訪れ、とりあえず延泊して再びチェックアウト。そしてまた延泊と続けているうちに10日間も経ってしまった。

『そろそろ何処か行かないと』と思っていた昨夜、ハウスメイトのフーゴから提案が。

一緒にブルサへ行かない?

ヒッチハイクで

イスタンブール近郊、ブルサ。
約700年前、オスマン帝国の

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解散

解散

2023/12/20〜12/21

あなたは世界中に友達ができるから大丈夫

旅の序盤、モンゴルで出会ったドイツ人女性からの言葉だ。

当時はそんな実感など全く無かった。
いや、つい最近までもそれは単なる偶然だと思っていた。

しかし
もう旅を続けて9ヶ月目に入った


それは“まんざらでもない”と思える

そしてまた

宿で出会った日本人のアオゾラ君。
彼は大学をマレーシア、そして今はタイで外

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特別な何か

特別な何か

2023/12/19

イスタンブール空港でアカネちゃんを見送り、私はフードコートへ。
空腹だったので、何か食べたかったのだ。

但し
拾い食いだが

イスタンブールは理想郷だった

さて、これから街へ戻ろうかというところ、未だ気掛かりが。

宿には他にも日本人が滞在中で、その中の1人、タケベさんが本日この空港から出国すると知り、どうにかして挨拶だけでもと思っていたのだ。

しかし、インターネット

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所縁

所縁

2023/12/18〜2023/12/19

えっ?

結婚してくれるんですか?

昨夜、不意にメッセージが届いた。

「今はイスタンブールですか?」

2023年10月、インドはラダック地方の街レーで出会ったアカネちゃんからだ。
彼女とは2日ほど宿の共用スペースで顔を合わせ、束の間に話をしただけだった。
しかし、そのどことなく謎めいた雰囲気に引き込まれ、私はつい旅人の決まり文句を口にしてしまう。

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躍動

躍動

2023/12/16〜2023/12/17

月並みな言葉ではあるが
楽しい日々はあっという間に過ぎていく

そして

始まりがあれば当然、終わりもある

7月1日、タイはパタヤで偶さかに出会ったユウヤ君。

思えばあの日は不思議だった。
一大観光地のシーズン最中において、そのホステルは8人、いや10人だっただろうか。とにかく大人数の相部屋にも関わらず、宿泊者は私達2人のみ。

日本人バックパッカ

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