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ノートルダム大聖堂炎上から考える失われつつある職人の技術について知って欲しいこと

ノートルダム大聖堂炎上から考える失われつつある職人の技術について知って欲しいこと

そもそも必要(需要が)ないから衰退している

以上、終わり、閉廷!!

というのは、こうやって、ノートルダム大聖堂炎上みたいな、一過性のイベントの時に、

修繕どうすんべ?

みたいな話から、大体ニュースで職人の技術がウンタラカンタラという流れが必ず出てくるのですが、

現在の職人は、昔の貴族のポジションみたいなもので

貴族は建前上、有事(何か事が怒った時)の際には真っ先に死ぬから平時の時は甘い汁を吸わせてねよろぴく☆

ってシステムです。

勿論そんなシステムはうまくいかなかったので、現在は貴族なんて制度は無くなってしまったのですが

職人も同じで、有事(イベント時)の際には必要だけど

平時(イベントがない状態)の時には殆ど誰も必要としていません。

そもそも例えば、茶碗一個買うのに職人が丹精込めて手作業で作った茶碗が一個1万だとしたら、

そこらの100禁で買える茶碗を100個も買えるわけです。

どう考えたってコスパ悪いよね。

って話で、

それと同じで土木建築の技術にしたって

パネル工法(安く作れる家のやり方)とか使えは例えば1000万ペリカで家が建つとしたら

職人が木組み作りとかで家建てたら1億ペリカの価格になったりするわけですしおすし

そんな金誰が出すんだ?

って話で、どう考えても、マス(大多数)をターゲットにした商売なんか出来ない訳です。

じゃぁお金持ちをターゲットにした戦略とればいいじゃんあくしろよ。

ということになるのですが、この人たちマーケティングがクッソ激烈に下手Death。

そもそも、知っておいて欲しいのはお金持ちほどサービスが激烈に手厚いのです。

例えば、大多数で年収1000万超えない人々は、せいぜいネットの行動ターゲッティング広告と、家に配布されるチラシ程度だと思います。

あとはお歳暮お中元の広告とか。

これがお金持ちになると、サービスの量も桁も大きく変わります。

定期的にハイブランドはお電話してお伺いを立てますし、銀行だって、老舗のプランドだったりおつきあいのある人から

大量のおすすめや広告、宣伝、ステマに晒されます。

要する、お金持ちは口を開けているだけで、自分の欲しいような商品を、下々がご機嫌とりしてくれるわけです。

お金持ちをターゲットにした戦略は、マスなんかに比べて超絶、激烈レッドオーシャンなのです。

新規のクソ雑魚ナメクジ(この場合職人)が入ってこれる隙間なんて、1ミクロンもありません。

だから

全くと言っていいほど、職人には価値が無いのです。

価値が無いから衰退するのです。

これは、資本主義国家に住んでいる我々が必ず心に留めておかねばならない不文律なのですが。

文化とは、金である。

という事です。

もしも、なにか文化だったり技術などを生き延びさせたいのなら、

誰かが金払って何らかの形で物やサービスを買い支えなければなりません。

落語にしろ歌舞伎にしろ、誰かが買い支えていたからこそ、今に至るまで歴史として残って来たのです。

要するに、職人の技を買い支える人が圧倒的に少ないので、もはや職人の技など現在では不要な物やサービスである。

という事なのです。

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