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メリークリスマス

1 クリスマスプレゼント

 皆さん、こんばんは!今日はメリークリスマスの日ですね!自分は先程、美味しいケーキとココアを買って食べ、楽しく過ごしました。

 そしてもう一つのプレゼントは、こちらです!

 そう、noteを通じて出会った作品です。作品と著者は以下の通りです。

 夕雪*先生、素敵な作品をありがとうございます!

 実はまだ、こちらの作品を完読していないものの、この作品から受けた深い感銘を、自分の特殊な想いや経験を以て、皆さんにお話すると同時に、こちらの素敵な作品の宣伝に少しでもなれればと思い、クリスマスである今日、お話します。

 なお、完読した後、正式な書評を、来年の二月頃に投稿する予定です。熟読かつ味読してから、最高の書評を書かせて頂きます、夕雪*先生。

2 覚えていく苦しみと幸せ

 『この胸いっぱいの好きを、永遠に忘れないから。』の主題は、「若年性認知症(若年性アルツハイマー)」をテーマにした切ない青春・恋愛物語であり、大切な愛する主人公(男子)が次々と記憶を失っていく様と、「大切な愛する人が忘れていく様への怖さ・苦しみ・辛さ」に臨んでは、闘って、切なく成長していく主人公(女子)の様と、そして、二人と周囲の人々の想いを描いた物語である。

 この作品は、「忘れていく怖さ・苦しみ・辛さ」を主題としているが、その読者である自分は、実は、これとは対極的に、「覚えていく怖さ・苦しみ・辛さ」を経験し、そして今でも、そしてこれからも、経験し続けている。

 自分がよく知って下さっている、もしくは、読んで下さっているnoteの方々であれば、時々、自分は、自分のことを、『自分』と『自分達』と、単数自称ではなく、複数自称することがあり、また、下記のような名前を出すことがある。

荷進/Nguyễn Hoài Minh/Tạ Hướng/Nguyễn Trọng Đức

 この四人は、『自分』(LVN:主人格)が、思春期に見た四つ夢で発生した人格並びに『記憶・経験』であり、『自分』の意識並びに人生に決定的な影響を与え、そして今でも、そしてこれからも、与え続けるものである。

 思えば、本当に怖くて、苦しくて、辛らくて、危ない日々の青春時代であった。戦国時代を過ごしたり(前291年?~前234年)、インドシナ戦争を経験したり(1945年~1979年)、戦後停滞を経験したり(1975年~1984年)、犯罪者としての人生を送ったり(1980年~2012年)、本当に、恐怖・激痛・辛苦等、ストレスに満ち溢れた記憶を、一気に背負うこととなった青春時代は、あと一歩で、本当に精神病患者になっても、決しておかしくない年月であった。

 しかし、父の計り知れない慈愛・忍耐・賢智等、そして「身を殺して仁を成す」という言葉の通り、『自分』並びに「自分達四人」を愛してくれたおかげで、今や、恐怖・激痛・辛苦等、ストレスに満ち溢れた記憶を、哲学者として、誇り・喜楽・幸福等をも以て、背負い続け、そして、覚えていくことが出来ている。

 「忘れることも大事」・「忘れる方が楽」・・・この言葉が本当に必要であり、大切な前進の後押しとなる方々は、世界中にいらっしゃる。傍からすれば、常識で考えれば、本当に忘れる記憶であろう。

 道中の数々の餓死体とその腐敗や虫の群、飛び散った血と鉄とその臭い、爆音や爆風、戦友達や人民のバラバラになった体の部分、殺人の快楽や安心感、祖国への絶望や憎悪、そして、愛する大切な人々が、目の前で殺される瞬間・・・しかも・・・これらの経験や記憶が、もしかすると、全て「過去の現実」で存在すらせず、「自分達四人」は、「そもそも過去の現実で、誕生・生存・死亡」すらもしなかった。

 青春時代、何度も何度も、『自分』並びに「自分達四人」は、乱心・発狂・慟哭した。しかし、前述の通り、父のおかげで、今日のような幸福な日をも迎えることが出来た。

 こうして、自分は、「覚えていく」、むしろ、もはや「使命」並びに「人生の目的・意義・幸福」となっている。

 つまり、自分は、『この胸いっぱいの好きを、永遠に忘れないから。』の主人公である柏木緋沙ちゃんの「大切な愛する人が忘れていく様への怖さ・苦しみ・辛さ」に臨んでは、闘って、切なく成長していく様とは対極的かつ相違的に、「そもそも存在すらしなかったかもしれない大切な愛する人々を覚えていく」怖さ・苦しみ・辛さ」に臨んでは、闘って、切なく成長しているのである。

 しかし、主人公である柏木緋沙ちゃんと共通し、そして同時に、大いに勇気づけられたのが、やはり、「大切な愛する人のことを忘れずに、強く勇ましく現実に臨んでは、悲しみや苦しみを抱えつつも、他人の幸せために、そして、自分自身の幸せのために、生きていく。」という志と姿勢である。

 父や父方祖母以外のほとんどの人々は、「さっさと忘れろ!」・「病気だから早く取り除け」等と、話も聞かずに、一方的かつ無責任に自分に言い、ベトナムでは、自分の母方親戚(もう事実上疎遠状態・心では絶縁状態)に至っては、自分を騙して、まだ精神医学が未開であるベトナムの医者に頼って、一方的に精神病と決めつけては、薬を無理に飲ませようとして、自分が激怒したこともあった。

 しかし、今は本当に、それらの記憶は、哲学者としての原動力であり、貴重な経験並びに記憶であり、そして、誇りである。「決して忘れずに、覚え続けていく」という選択肢を、自分は選択し、そして、自分はその強さと幸せを得たのである。

3 結語

 前述の通り、夕雪*先生の素敵な作品『この胸いっぱいの好きを、永遠に忘れないから。』は、完読した後、正式な書評を、最高なものにして来年の二月頃に投稿する。

 皆さん、ぜひ購入して読んでみて下さいませ!それでは、メリークリスマス!

ありがとうございます。心より感謝を申し上げます。