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天才の思考に触れる|【天才科学者はこう考える】

どーも!
わーさんです!

日曜日ですので、#2021年に読んだ本の紹介 をしていきます。

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天才科学者はこう考える 読むだけで頭がよくなる151の視点

ジョン・ブロックマン

著者

ジョン・ブロックマン(John Brockman)
・編集者、著作権代理人、作家。
・科学者や思想家が自らの著作物を通じて一般の人々に直接語りかけるようになったことを「第三の文化」と呼び、彼らの活躍を随時更新する場としてオンラインサロン「エッジ」を主宰する。

本書の概要
・天才科学者の視点を知ることができる。
・新しい思考・価値観を手に入れることができる。

本書は、科学者の視点が「151」掲載されています。その中から私が新しい視点を手に入れることができたものを「3つ」紹介していきます。

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■「創造性は意図的に高められる-計画的なセレンディピティ-」 ジェイソン・ツヴァイク

人には何かをひらめく瞬間があると思います。そのことを「アハ体験」や「ユリイカ体験」などと呼ぶこともあります。

では、その何かをひらめくこと。創造性を高めることを意識的にできるのかについて考えたのがジェイソン・ツヴァイクです。

彼は創造性が高める方法は2つあると述べています。

・普段から、意識してさまざまな種類の物事を学ぶようにする。
・学ぶ場所を意識してさまざまに変える。

この2点をあげています。

新しいことに触れることで知識が深まります。この時に大切なのが「馴染みのないものに触れる」ことが大切です。

自分の仕事には関係がない。専門分野ではないところから新しい想像の種が見つかります。それによって、自分の仕事や専門分野の幅を広げるのです。

また、場所を毎回変えることで、同じ環境を作らないことも工夫のひとつです。同じ場所に慣れてしまうと刺激が少なくなります。

刺激をつくり、新しい好奇心を生むためには場所を変えて、そこで新しい知識を取り入れることによって、創造性を高めることができるのです。


■「イノベーションの発案者は必ず複数いる-発明と発見-」 クリフォード・ピックオーバー

新しい発明や発見はよく「一番乗り」の人が讃えられる。

そのため、「このアイデアは今までにない」とか「誰も成し遂げていない発明をしてしまった」と自分に溺れがちになるが、その考えは正しいものとは言えない。

アイデアや発明は「世界中の誰かが同時に考えていること」が普通だと思うことが大切であります。

そのため、アップルやグーグルのような企業も、もしかしたら違う誰かが作っていたかもしれない。

作った人、思いついた人が特別なのではなく、その考えを他の人もしていると思うことが大切になってきます。

その上で、より深く広くアイデアを考えられるかが大切なのです。

・・・

現代の話をすれば、今はまさにスマートフォン時代です。誰しもがスマホを持っています。ただ、この時代がいつまで続くのかはわかりません。

そして、次にどんなデバイスが登場するのかもわかりません。

それについて考えている人は世界中にいるのです。私だけが特別なアイデアを持っているのではなく、そのアイデアをどのように高められるかを考えることに注視する方が大切だと私は思いました。


■「人は過去の成功体験に固執する-アインシュテルング効果-」 エフゲニー・モロゾフ

人は問題を解決しようとする際に、問題を個別に吟味しようとはせず、過去にうまくいった解決策に固執する傾向がある。

このことを、アインシュテルング効果と言います。

もし仮に、将棋やチェスなどで同一局面をたどっているのなら問題はないですが、そうではないときは要注意!

認知対象が広がるほど、過去にうまくいった解決策ややり方に頼る傾向が高まります。

つまり、過去にやっていうことが正しいと思い、改めて自問自答しなくなってしまうのです。

こうならないためにも、常に自問自答して答えを出すことが大切になってくると私は思いました。


まとめ

今回は『天才科学者はこう考える』を紹介しました。

普段の生活をしていれば、科学者の視点に触れる機会というものは多くはないと思います。それを書籍を通じて知ることができるのはいい経験になるのではないでしょうか。

一度は名前を聞いたことがある人もいれば、全く名前は聞いたことなかったが、すごく考えに共感することができ、そこからその学者に興味を持つことにつながるかもしれません。

是非とも、学者の視点に立つことができる本書を読んでほしいと思います。



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