マガジンのカバー画像

仕事のこと

9
ジュエリーデザインを仕事にしてます
運営しているクリエイター

記事一覧

精霊のような存在をまとう

精霊のような存在をまとう

オーダーいただき、久しぶりにリボンバングルを作らせていただきました。

15年前、屋久島の山の中で
精霊とか目に見えないもの達の存在を感じて考えたデザインです。

科学的な考えが正しいと優先される時代、
みんな精霊なんていないと思ってる。
忘れられたら人間だって寂しくて存在できなくなるのと同じ。

精霊だっていないと思われてたら寂しいよね。

そういう存在を表現したくて、
目に見えないものが
周り

もっとみる
太陽が燃え尽きるまでの、束の間の出来事

太陽が燃え尽きるまでの、束の間の出来事

次なるマリッジリングのお題

「月と太陽」

数年前に月という名の犬が我が家にやってきて、
沢山のギフトを残し、私たちの前から姿を消した。

だから、月については想いを巡らせ、度々カタチにしてきた。

私にとっては、月や太陽という、誰にでも簡単にカタチにできるものこそ難しい。
月なんて、三日月のピアスとか作っちゃえば、それだけでかわいいでしょ?
星とか、石とか一緒につけちゃったりして。
誰だって思

もっとみる
アイラブライス

アイラブライス

里山=自然だと思ってたけど、違うんだね
里山=人×自然 なんだね。

住むようになって気づいた。
里山は、コツコツと人知れず地道に働く人々が作りあげてきた、人と自然が共生する姿なんだね。

現代は文明が進みすぎて、バランス崩れてしまってる部分も多々あるんだけど。。

そんな里山の主役である田んぼ

その田んぼが、ドーンと見渡せる斜面に住んでいた頃

季節ごとに姿を変えていく田んぼに魅せられた。

もっとみる

遺骨を指輪に→出雲の夜の神様に答えをもらう。

「大好きなお母さんの遺骨を身につけてたいので指輪に入れて欲しい」

という依頼をいただいた。
遺骨!?
そんな大事なこと、私でいいのか!?と、かなりためらった。

下記のような私のブログの記事を読んで、
命に対して自分と同じように感じているので、この人にならと思ってくれたようだ。

以前の私ならお断りしてたと思うけど、月(犬)やむぎ(ねこ)との別れ、出産を経験した今ならできるような気がしたので、お

もっとみる
トロフィーのデザイン

トロフィーのデザイン

高島らしいトロフィーを

というお題をいただき、昨年から
「関西シクロクロス大会マキノラウンド」
のトロフィーを作らせていただいています。

○飾っていてもインテリアになるトロフィー
○大会の会場だったマキノ高原に想いを馳せれるようなトロフィー

を目指してデザインしました。

アクリル板で、びわこの水を表し
大会の行われる マキノ高原の場所を☆にしました。
地図を見るように、びわこのこの辺りで大

もっとみる
素敵な星に住んでますよね。

素敵な星に住んでますよね。

石好きなんだけど、
よくある天然石のジュエリーを作りたい訳じゃなく
(すでにあるものをわざわざ自分が作る必要性を感じない)

みんな同じように石使っちゃってて、
石の力を借りるのは簡単だよね。
石使ったら売れるってわかってんだよね。
そうじゃない、石そのものみたいな物語を込めたものを、
地球でできた金や銀という材料を使って
成形していきたいんだ!と
偏屈おやじのように長らく思ってきました。

そし

もっとみる
出逢ったカフェを思い出す指輪

出逢ったカフェを思い出す指輪

というお題をいただきました。
プロポーズに渡す婚約指輪として。

婚約指輪って、男性から依頼されるのですが、
男性からのプレゼントって、
失礼ながらちょっとおいし!って事ちょいちょいありませんか???
ちょっとずれてるというか。。あれ?私こういうのそんなに好きじゃないのに。。って(笑)

だから男性に依頼された時は、絶対そうならないように、
こんな指輪くれる人めっちゃステキ!と、
彼の事ますます好

もっとみる
自己紹介

自己紹介

まず仕事について

ジュエリーを製作しています

物語があるのが、私の物作りの特徴です

そこに至るきっかけはこちらの記事に書きました。

mazar be Bracha(マザールベブラハ) というブランド名で、アパレル業界で、はじめて作ったものが大ヒットするというラッキーに恵まれる。

そのアイテムがコチラ

男の子がキラキラしたものを身につけたくって、自分の使い古したライターの中に彼女の宝石を

もっとみる
私の人生を変えた一枚

私の人生を変えた一枚

どん底の中で、一枚の写真と出会う全てがうまく回らない時ってある。
わたしの場合は、24歳の頃がそう。

結婚しようと同棲していた彼が、仕事で東京に行くことが決まり、一緒に東京に来ないかと誘われた

当時、雑貨屋の店長をしていた私は、
仕事がうまくいってなかったので、店を立て直して、自分なりに今の状況を乗り越えてから行きたいと、ひとまず東京に行く話は断った。

そして遠距離恋愛が始まるも、気持ちにど

もっとみる