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デヴィッド・グレーバー著作の感想文だけまとめました。

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デヴィッド・グレーバー著作5冊『アナーキスト人類学のための断章』『負債論 貨幣と暴力の5000年』『官僚制のユートピア テクノロジー、構造的愚かさ、リベラリズムの鉄則』『ブルシッ… もっと読む
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『万物の黎明 人類史を根本からくつがえす』 デヴィッド・グレーバー (著), デヴィッド・ウェングロウ (著), 酒井隆史 (翻訳) 続きを読みたいのに、グレーバーさんが亡くなってしまったので、もう続きは無いのである。悲しい。読みやすいけれどそれでも内容複雑な大著ですが、翻訳者、酒井氏の「あとがきにかえて」に素晴らしい章を追っての要約解説があり、助かりました。

『万物の黎明 人類史を根本からくつがえす』 デヴィッド・グレーバー (著), デヴィッド・ウェングロウ (著), 酒井隆史 (翻訳) 続きを読みたいのに、グレーバーさんが亡くなってしまったので、もう続きは無いのである。悲しい。読みやすいけれどそれでも内容複雑な大著ですが、翻訳者、酒井氏の「あとがきにかえて」に素晴らしい章を追っての要約解説があり、助かりました。

『万物の黎明 人類史を根本からくつがえす』

デヴィッド・グレーバー (著), デヴィッド・ウェングロウ (著), 酒井隆史 (翻訳)

Amazon内容紹介ここから僕の感想 デヴィッド・グレーバーが若くして、59歳て亡くなっちゃったというのは本当に人類にとって大きな喪失だなあと、改めて、読み終えて、そして翻訳をした酒井隆史さんの「あとがきにかえて」を読みながら、何度も泣いてしまいました。

 デ

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『ブルシット・ジョブ――クソどうでもいい仕事の理論』デヴィッド・グレーバー (著)を読んで。僕の人生の、昨日までを総括し、明日からを考える。21世紀の政治を、経済を、仕事を、人生を考える必読書。

『ブルシット・ジョブ――クソどうでもいい仕事の理論』デヴィッド・グレーバー (著)を読んで。僕の人生の、昨日までを総括し、明日からを考える。21世紀の政治を、経済を、仕事を、人生を考える必読書。

『ブルシット・ジョブ――クソどうでもいい仕事の理論』 2020/7/30
デヴィッド・グレーバー (著), 酒井 隆史 (翻訳), 芳賀 達彦 (翻訳), 森田 和樹 (翻訳)

Amazon内容紹介
「やりがいを感じないまま働く。ムダで無意味な仕事が増えていく。人の役に立つ仕事だけど給料が低い――それはすべてブルシット・ジョブ(クソどうでもいい仕事)のせいだった! 職場にひそむ精神的暴力や封建制

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『負債論 貨幣と暴力の5000年 』 急死したデヴィッド・グレーバーの主著と言えば、やっぱりこれ。読書記録、アップし忘れていたので。超ヘビー級(分厚い)の、必読書。読まずに死ねない本です。

『負債論 貨幣と暴力の5000年 』 急死したデヴィッド・グレーバーの主著と言えば、やっぱりこれ。読書記録、アップし忘れていたので。超ヘビー級(分厚い)の、必読書。読まずに死ねない本です。

『負債論 貨幣と暴力の5000年 』(日本語) 単行本 – 2016/11/22
デヴィッド・グレーバー (著), 酒井 隆史 (翻訳), 高祖 岩三郎 (翻訳), 佐々木 夏子 (翻訳)

Amazon内容紹介
「『負債論』は21世紀の『資本論』か?
重厚な書として異例の旋風を巻き起こした世界的ベストセラーがついに登場。
現代人の首をしめあげる負債の秘密を、貨幣と暴力の5000年史の壮大な展望

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『官僚制のユートピア テクノロジー、構造的愚かさ、リベラリズムの鉄則』  デヴィッド・グレーバー  (著),アメリカ大統領選挙混乱のさなかだからこそ、学術会議問題・大揺れの中だからこそ、竹中平蔵、新政権でも一層のさばる今だからこそ、必読。

『官僚制のユートピア テクノロジー、構造的愚かさ、リベラリズムの鉄則』 デヴィッド・グレーバー (著),アメリカ大統領選挙混乱のさなかだからこそ、学術会議問題・大揺れの中だからこそ、竹中平蔵、新政権でも一層のさばる今だからこそ、必読。

『官僚制のユートピア テクノロジー、構造的愚かさ、リベラリズムの鉄則』 2017/12/11
デヴィッド・グレーバー (著), 酒井 隆史 (翻訳)
先日、急死したデヴィッド・グレーバーの『負債論』の次に書かれた本。Amazonの内容紹介=単行本の帯の紹介文が、なかなかに出来が悪くて、面白さを伝えきれていいので、今回は割愛。しようかな。一応、載せておこう。

Amazon内容紹介

「なぜ空飛ぶ

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『アナーキスト人類学のための断章 』 デヴィッド グレーバー  (著), 高祖 岩三郎 (翻訳) 『負債論』『ブルシットジョブ』著者の、若き日の、活動の原点ともいうべき本。アナーキストのイメージが180度変わるので、著名にビビらず読んでみよう。

『アナーキスト人類学のための断章 』 デヴィッド グレーバー (著), 高祖 岩三郎 (翻訳) 『負債論』『ブルシットジョブ』著者の、若き日の、活動の原点ともいうべき本。アナーキストのイメージが180度変わるので、著名にビビらず読んでみよう。


Amazon内容紹介
「アナーキズム&人類学、この魅惑的な結合から編み出される、よりよき世界を創るためのさまざまな術。真に変化しているものとは一体なにか?大いなる思考実験。
―変革はゆっくりと、だが着実に進んでいる―
ネグリ=ハート(『〈帝国〉』『マルチチュード』)以降の最重要人物がついにここにベールを脱ぐ。現在、10ヶ国語への翻訳が進行中の当書は、今後、思想の〈語り口〉を一変させるほどの力を持

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『民主主義の非西洋起源について:「あいだ」の空間の民主主義』デヴィッド・グレーバー  (著), 片岡大右 (翻訳)を、アメリカでの黒人差別反対デモのCNN報道を見ながら、読んだ。

『民主主義の非西洋起源について:「あいだ」の空間の民主主義』デヴィッド・グレーバー (著), 片岡大右 (翻訳)を、アメリカでの黒人差別反対デモのCNN報道を見ながら、読んだ。

『民主主義の非西洋起源について:「あいだ」の空間の民主主義』 (日本語) 単行本 – 2020/4/22
デヴィッド・グレーバー (著), 片岡大右 (翻訳)

Amazon内容紹介「『ブルシットジョブ』(岩波書店より近刊)そして『負債論』(弊社刊)で話題沸騰中の人類学者D・グレーバーによる、通念を根底から覆す政治哲学。
すなわち、「民主主義はアテネで発明されたのではない」——。
この価値転覆的

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