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それ、幻想かもよ!

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本当の自分とか幸せとか、そういうのって全部幻想かもしれないよ。
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2022年4月の記事一覧

「孤独を感じること」と「孤独が苦しいと感じること」とは別。

「孤独を感じること」と「孤独が苦しいと感じること」とは別。

内閣官房がはじめての孤独実態調査をした。そのデータがあがっていたので自分なりに分析してみたらとても面白いことが発見できた。

孤独の正体とは、周りに人がいないとか、話し相手がいない、とか、そういう人間関係やコミュニケーションの部分だけにフォーカスがあたりがちだが、この調査から浮かび上がってきたのは、「孤独とは貧困の問題」という新たな視点である。

それについてプレジデントの連載を書いたのでぜひ読ん

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吉野家の解任騒動から再度見つめなおしたい「商いの本質」について

吉野家の解任騒動から再度見つめなおしたい「商いの本質」について

吉野家の常務である伊東氏が早稲田の講座で不適切発言をしたことで解任された。毎度の界隈の筋がそっち方面で叩いているが、それ以前の問題として、最初にこれが炎上した時、本人はたいした問題ではないと踏んでいたきらいがある。当初は、謝罪会見を自分で開くと言っていた。要するに、謝罪すれば済むレベルのものだと考えていたのだろう。あくまで発言した本人は、だ。

最初の謝罪文は以下の通り。

当該役員が講座内で用い

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誰かの嫌いは誰かの好きかもしれない。好きな物が全員一緒の方が気持ち悪い。

誰かの嫌いは誰かの好きかもしれない。好きな物が全員一緒の方が気持ち悪い。

別にこの広告が炎上したのではなく、これに文句を言った人が炎上したのだと思うけどね。これについては、個人的に書くつもりはなかったのだが、今日こんなニュースがあって驚いた。

大前提として思ったのが、国連の役職なら、ウクライナの問題だったり、まず喫緊に取り掛からなければいけない問題が山ほどあるでしょうに、「そこ?」という点だ。

「今回の広告は、男性にとっての『女子高生にこうしてほしい』という見方しか

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「選挙で票を獲得するため」というより相手への嫌がらせとしてのバラマキ提言

「選挙で票を獲得するため」というより相手への嫌がらせとしてのバラマキ提言

正直またかよ…と思わざるをえないニュース。これに対しては、ヤフーのコメンテーターとして以下のようなコメントを書きました。

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困窮者に手を差し伸べることは否定しないが、一過性の現金給付で、選挙の票を買収とみられるような政策はいい加減慎んでもらいたい。しかも、年齢や所得や子の有無などで対象を分けることでの心理的分断を招く悪手でもある。

政治がやるべきは一過性ではなく継続的な景気の底

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成人年齢が20歳から18歳に引き下げられた中、唯一引き上げられた結婚年齢

成人年齢が20歳から18歳に引き下げられた中、唯一引き上げられた結婚年齢

今月から成人年齢が18歳からとなった。飲・たばこ・ギャンブルなどは今までと同様20歳からのままとなるが、親の同意なく契約を結べるようになった。今まで未成年ということで保護されていたものもなくなり、自由の代わりに責任を負うことになる。

注目したいのは、唯一年齢が引き上げられた結婚年齢の変更。

今までは男18歳、女16歳からの結婚だったが、これからは女も18歳以上の結婚となる。つまり、18歳未満で

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