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CFOの経営戦略:選択と集中は必然、選択と集中をどのように実行するのかで企業成長は凄まじく変化する

選択と集中は言わずと知れた経営戦略の肝です。
ただ誤解をしてはいけないのは、
選択と集中は戦略の始まりであって目的ではありません。

選択と集中をすれば、事業がうまくいくというわけではありません。
選択と集中をした上で、何をどう実行するかが肝になります。

選択と集中をすることだけでも大きなエネルギーを使います。
そのエネルギー量から選択と集中ができたことで、
達成感や満足度には高くなりがちです。

そして、選択と集中が完了してからがスタートラインになります。

選択と集中をするのは当たり前のことと理解しつつ、
できないのはなぜか、
どのように選択と集中をしていくのか、
ということをもう一つ、二つ深掘ることが必要になります。


そもそも選択と集中を理解していて、多くの企業が実行できていない理由と
なぜ自社が選択と集中をしなくてはいけないのか
を自分なりにでもいいから持論をもつことが大事です。

当然、他社のことはわからないので公開情報からでも把握できることを
もとになぜできかかったのか、できない状態なのかを推測します。

■仮説:選択と集中ができない理由
・選択と集中の選択ができない
・選択と集中をする必要がないと認識している
・選択される/されない事業部の抵抗がある
・選択されない事業部の人員配置ができない
・社内調整ができない

上記の5点のようなことが多くでてきます。
これは大小の企業体で当たり前にでてくることです。

一番の解決策はトップダウンで決めること、
そのためにトップにどれだけこの選択と集中が企業成長に
必要であり合理的な策であることを共有していくことです。

トップ(特に創業者やオーナー)は企業成長していくことが
最大のインセンティブですから、
どれだけその選択と集中で利益がでるということを中心に
理論展開をしていとが求められます。


また併せてビジョンなどと、一緒に選択と集中できない理由が
合理的に整理され、どれだけこの戦略が効果があるかも報告することで、
納得感を高めるために必要になります。

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