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~スポーツ選手とメンタルヘルス~

スポーツ選手とメンタルヘルスの状態について最近発信する選手とが増えています。今回はメンタルヘルスの重要性について知ってもらうべく過去に発信を行った有名選手を取り上げます。


1.       スポーツ選手とメンタルヘルス

今回はスポーツ選手とメンタルヘルスについての関係を取り上げます。現在北京冬季オリンピックが開催中ですが、過去のオリンピック等の大きな大会で素晴らしい活躍をした選手が自らのメンタルヘルスについての発信や、メンタルヘルスを守るための行動をとったことを紹介したいと思います。

この記事や彼・彼女たちの行動、結果をもとにメンタルヘルスの重要性がもっと世間に知れ渡り自分のメンタルヘルスを大事にする人が増えてほしいと思います。



2.       実際のスポーツ選手の例

・大坂なおみ選手

日本においてスポーツ界でメンタルヘルスについて発信を続けている人物といえば必ず最初にあがるのが大坂なおみ選手です。おそらく彼女の発信によって勇気づけられた人、あるいは心が落ち着いた方も多くいるのではないでしょうか。

彼女自身昨年には四大大会のひとつ全仏オープンを欠場し自らのメンタルヘルスとうつ病についてSNSで公表、大きな反響を呼びました。


彼女の発信により、メンタルヘルスの重要性を知った方も多いはずです。そして彼女の行動が、個人が抱えるメンタルヘルスの問題を誰かに話すきっかけにつながってほしいと思います。一人でも多くメンタルヘルスの重要性を理解してくれる人が増え、家族や友人、上司や後輩など様々な対人関係の中でお互いにメンタルヘルスの重要性を認識し尊重しあえる社会が来てほしいと切に願います。


・シモーネ・バイルズ

彼女はアメリカ出身の女子体操選手として2016年リオオリンピックでは金メダル4つを獲得する選手でした。しかし、2021年の東京オリンピックでは彼女は精神的ストレスを理由に団体総合決勝途中で演技を取りやめ棄権しました。彼女の決断は自らのメンタルヘルスを守るためでした。

東京で行われた大会で金メダルの有力候補だった選手の棄権というニュースにより日本でも話題となりました。世界的に見れば好意的に受け取る人が多かった彼女の決断に対しても一部心無いコメントが寄せられたことも事実です。

大坂なおみ選手や彼女のように自らのメンタルヘルスを守るための行動が万人に受け入れられ、そして尊重されるようになってほしいと改めて思います。


・ 五郎丸歩

最後に取り上げるのは7年前のイギリスイングランドで開催されたラグビーW杯でその独特なルーティンが話題となった五郎丸選手。メンタルヘルスについてではありませんが、実は彼の独特なポーズは彼のメンタルととても大きな関係があります。

彼がそのルーティンを行うタイミングはキックの直前です。そのキックのタイミングには観客はキックに選手が集中できるよう動作中は静かにするという暗黙の了解があります。そのため選手は自分だけの世界でこのキックが決まれば点が入るという究極のプレッシャーの中にいます。そこでメンタル面での「強さ」を手に入れ、心を落ち着かせ何事にも動じず集中するために生まれたものこそがあのルーティンでした。

このルーティンは彼自身が自分と向き合っただけで生まれたものではありません。その裏にはメンタルコーチの存在があります。そのコーチは彼をはじめとしたラグビー日本代表を裏方として支え動揺や不安といったメンタル面での「弱さ」を取り払うためのコーチングを行ってきました。その中で五郎丸選手と二人三脚であのルーティンを完成させました。ちなみにあのルーティンは集中するために行っているもので、あの動き方のおかげでキックの精度が上がるということはありません。


五郎丸選手の活躍とあの独特なルーティンはラグビー日本代表の快進撃とともに日本中に知れ渡りました。ただ、メンタルコーチの存在が本人そして、日本代表がここまで輝き活躍できた理由のひとつであるということをぜひ知っていただきたいと思います。




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