「何者」かになりたい 自分のストーリーを生きる【読書感想】
博報堂出身、現在は「GO」という会社を経営する広告屋の三浦崇宏氏が9人のクリエイター/リーダと対談する本。三浦氏はSNSによる監視体制が発達した現代を「大物にはなりたくないが、何者かにはなりたいと多くの人が願うようになった時代」と分析する。こうした時代に生きる人と対談を重ねてその物語を紹介しようというものだ。
対談するのは、個別の問題の中にこそ、真実があると思うから。インタビューで「これから世の中どうなりますか?」と問いかけられても漠然としたことは語れる。だが、目の前の個別