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【わかってきたぞ】創作に関する備忘録【悟り・気づき】

おれだ。
長らく二次創作の海にいたせいか、一次創作をする筋肉が育っていない。
そういうやつはおれ以外にもいるだろう。今回はそのへんについてだらだら考えてみた。たいした小説を書いてるわけでもなく、なんかの代表でもないのにえらそうに語ってるが、きにするな。日本には言論の自由がある。おれにもおまえにもだ。これはただの、おれの備忘録だ。

版権ものの二次創作をどれだけやっても、思い入れがあっても、法律的にはグレーどころかブラックだ。お目こぼしされてるだけだ。それで儲けてるやつも結構いるが、ほんとはいけない。note海でもたぶん二次創作を販売するのはだめだったと思う。おれはやらないつもりだ。いままで一銭もそれで稼いだことはない。じゃあおれがなんで二次創作をしている(いた)かというと、その作品やキャラを知ってもらいたいからというのと、既に知っているやつは書きやすいからだ。

知ってもらいたい
ファンジン、同人誌。同人とは同好の士であり、同じものをこのむやつらだ。日本の同人は文芸雑誌から始まったという。別に猥褻なものや、版権キャラの二次創作をいう言葉ではない。元来は一次創作だ。別に二次創作を否定するわけではないが。どちらにせよ、作品や自分を知ってもらいたい、見てもらいたい、批判はあんまりされたくないけどスキはもらいたい。それは人の常だ。二次創作ならもともと知名度があるから、自分やその作品を評価してくれる「同好の士」も多いだろう。自分を売り出したいなら、それも一つの手段だ。否定はしない。

あるいは逆に、その作品の知名度があまり高くないから、ぜひその良さを一人でも多くの人に知ってもらいたい。そう思ってやるやつもいる。ほんやくチームは元来アメリカの小説であるニンジャスレイヤーを、その思いによってほんやくし、今のようになった。ほんやくであって二次創作ではないが、志としては近い。こうなると自分を前に押し出すことは少ない。ボンモーや逆噴射先生の実在を疑う声は今なおあるが、おれはいると思っている。ブッダやオーディンがいるぐらいには確かだ。

おれもどちらかと言うとこちらに属する。おれ自らを押し出すよりも、誰かの作品のパワを、キャラのよさを、伝えたい。そういう思いがある。リツイートしたりYouTubeの動画を貼り付けたり、逆プラ作品をピッコアッピまとめニングしたり、そういうののひとつだ。おれはそうしてきた。

……どうも肩がこるな。ミュージックだ、ミュージック。

【休憩時間】

【休憩時間終わり】

さて、と。

オリジナルとは?
では、一次創作は二次創作とどう違うか。一次創作ではおまえのオリジナルキャラクターがいて、舞台や設定もオリジナルだという。なにがどうオリジナルなのか? なにからなにまでオリジナルだとすれば、おまえは新たな宇宙を創造せねばならない。言語を設定し、大陸を配置し、歴史を考え、宗教や哲学を・・・そんなばかな。それでは神だ。トールキンや異世界TRPGを作るやつはそれでいい。

「言語?大陸?宗教や哲学? そんな地球と似通った世界など異世界じゃない!」「だいたい中世欧州にじゃがいもとかあるはずが・・・・世界システム・・・・」

かってにしろ。それにはまると半世紀ぐらいかかる。トールキンでもないおまえは異世界の構築から戻れなくなり、小説も書けないまま年老いてしぬ。
時間は有限だ。無から(エクス・ニヒロ)世界を創造するのは全知全能のY・H・V・Hでもなければ不可能だ。おまえには創作の材料がある。刃物で材料を加工するのがの字源だ。

存在に意味を与えろ
原始の洞窟芸術をみろ。おれが渾沌の七つの穴のヘッダー画像にしたやつだ。バッファローの絵は平板ではなく、筋肉の盛り上がりが彫刻のように、立体的に表現されている。既にそこに存在した岩の凹凸を壁画に利用したのだ。何万年も前の原始人だってそれぐらいのことをしていた。おれやおまえにできないはずはない。既にあるものを加工して、あらたな意味を与えるのだ。石をいい感じに割れば石器になる。ネタとシャリをうまく握ればスシになる。ヘッダー画像に文章をつけるだけで、その画像には本来のものとは別の意味が与えられる。そういうふうにすればいい。神話や伝説、物語はそうして生まれ、変容してきた。人が文字を発明するより遥か前からだ。

おれはおまえではない
要は、こうだ。おまえがインプットしまくったものをミキサーにかけてアウトプットし、スパイスをきかせろ。それでオリジナル、一次創作だと言い張れ。どうせ世の中に完全にオリジナルなもの、全く模倣のないものは存在しない。人間はそれぞれ違う。ゆえに他者から学ぶ、真似ぶ存在だ。おまえの脳みそには、その機能がある。意味をつなぎ合わせろ。そこから新たな発見がある。おまえの脳みそを喜ばせろ。たとえおまえがクローンヤクザだろうと、自我が存在する以上、おまえは他者とは違う。経験も知識も、インプットもアウトプットも全てが違う。おまえのオリジナルだ。どれだけ文体を真似ようと、おれは逆噴射聡一郎ではない。逆噴射聡一郎だ。そういうことだ。

ふー……。うまくまとまらんが、今は以上だ。

【続くかもしれない】

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