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#1 パニック障害のきっかけ

それは突然、やってくる

2018年、8月8日。
この日は生涯忘れられない日となりました。
この日は朝から天気も良く、私は買い物と散歩に出掛けていました。
抜けるような青い空の日です。

これには驚いた。
特に闘病している訳でもなく、また帰郷した時には笑って出迎えてくれるとばかり思っていた父親の、突然の訃報。
眠ったまま、次の日には目覚めなかった父親。

突然の目眩と激しい嘔吐感にみまわれ、呼吸をしても空気が入ってこない状態に。父親の訃報と同時に、自分も死にかける。これが始まりでした。

電車の中でオエオエしながらなんとか大阪に到着。
大阪駅からは兄が車で迎えに来てくれたのですが、車内でも目眩と吐き気はおさまらず。
無事、実家のマンションまでは到着したのですが、そこからまた1歩も動けなくなり、マンション1階のエントランスからエレベーターで自宅に上がるのにも、15分以上かかる始末。
歩く毎に「オエオエ」嘔吐きながら歩く私に、母親は驚いていました。

父親の突然の死は、間違いなく
私の人生で1番のショックでした。
過去に、これほどまでに強いショックを受けた事がなかったので、
「ああ、今ショックを受けて身体がおかしくなってもうたんやな」と、
割と冷静に受け止めていました。
「数日もすれば治るだろうし、今はゆっくりしよう」などと、割と気楽に考えていたこの頃。

予想に反して、全く治らない。治る気配も無し。
「今日は少し気分が良いかな?」などと、家のそばのTSUTAYAにDVDを借りに行くも、数歩も歩けば道端でゲーゲーと座り込む程の強烈な吐き気が3週間ほど続き、どんどんと衰弱していく身体。
大阪を出る事はもちろん、家(実家)から出る事すらままならない状態です。

余談ですが「父親が寂しくて、私を連れて逝こうとしてるのかもね」という渾身のジョークは、誰にも全くウケませんでした。

一体どうなってしまうのか!!
これが、終わりの始まりです。続きは次回へ。

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