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昭和レトロブームらしいので昔の五右衛門風呂や井戸について書きたいと思う

先日のこと、テルマエ・ロマエをもじって、テルマエ・サツマの銭湯事情を記事にしたけど、そのときに銭湯から連想して思い浮かべたのが、昭和の頃にはよく見かけた五右衛門風呂でした。

そのときの記事がこちら。お時間があるならこの記事を読んでいただいた後にでも、お目通しいただければ嬉しく思います。


さて、あなたは、本格的な五右衛門風呂って、ご存じですか?
まぁね、五右衛門風呂自体を知らない人が多いと思うけど、鉄釜の、昔使っていたご飯を炊くあの羽釜はがまの形をした、でっかい版です。

羽釜はがまって、かまどに乗っけられるようにと、お釜の胴体の周りにぐるっとつば(出っ張り)があるから、それが羽が生えたように見えることから羽釜っていうのですね。

昭和の30年代の頃は、どこの家庭でもかまどや七輪を使ってご飯を羽釜で炊いていたものです。

あ、どこの家庭でも・・・・・・っていうのは、鹿児島県のことなので、都会暮らしの人たちは目にする機会も少なかったと思うけど。

古い家屋では炊事場すいじばと言って、土足のままで行き来する場所があったのですが、我が家は爺さんがかつて蕎麦屋を商っていたから、その炊事場に大きな竈が2つ並んでいたのです。

炊事場には井戸もあり、屋内の井戸というのは珍しかったものの、共同の井戸があったり、外にある井戸には井戸のないご近所さんが、水を分けてもらいに汲みに来るのが見慣れた光景でしたね。

外の井戸には屋根を掛けてある井戸もあれば、半円形の井戸蓋を2つ組み合わせて円形のフタにしてある井戸もありました。

思い出す限りでは、露天なのに蓋もない井戸が多かった気がしますね。

井戸水を汲み上げるのは、釣瓶で汲み上げる井戸と、滑車を使って水桶を汲み上げる方式が古いタイプで、新しいタイプは呼び水を入れなきゃ、スカスカ言うだけの、手押しのポンプで手動で汲み上げる井戸が主流でした。

ポンプ式の井戸の脇には、呼水をバケツに汲んであり、そのバケツの水をヒシャクでポンプのテッペンから注ぎ入れて、空気圧を使って汲み上げるわけです。

最初は手応えがなく、スコスコやっているうちに手応えが出てきて、スコスコがズゴズゴになり、ブシャッブシャッとなって、ドバドバ水を汲み上げられるようになるのです。🤣

呼び水(誘い水)をバケツに汲んでおくことは、井戸を使うマナーでした。

あれ?

本格的な五右衛門風呂の入浴作法を書くつもりが、井戸の話にすり変わっているじゃ無いの!

いまさら気づいたところで、書き直すのもここから書き続けるのも、アレなので・・・・・・って、アレって何よ。

今回は、井戸の話をメインに、昭和を振り返ったということで、続きの五右衛門風呂の入浴作法については、また今度。

いやぁ~~引っ張るなぁ・・・・・・🤣

なので、タイトルに一部手を加えて、井戸も追加してみました。


ってことで、今回は
昭和レトロブームらしいので昔の五右衛門風呂や井戸について書きたいと思う」という昭和レトロブームに乗じて井戸の思い出話をしてみました。😅
※見出し画像のイラストは、メイプル楓さんからお借りしました。


では!

風呂と井戸  レトロチックに  のほほんと


<昨日投稿のサブアカの記事がこちら!>


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