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明日の自分を想像し、日々を過ごすことの大切さ

【明日を楽しみに生活することの大切さ】


私は、長期入院の経験がある。
長女・次女ともに、妊娠から出産までの9か月間ずっとパジャマで
点滴しながら、天井を見る生活
限られた空間、狭いロッカー
食事の心配もなく、一年を通して室温も保たれ、
何かあれば看護師の方も来て下さる、安心できる環境。

けれど長期の入院は、辛く、苦しく……
日々当たり前に出来ていたことができないことの、悲しさ、せつなさ。
「普通の生活」が、どれほど有難いことなのかを痛感させられた。
せっかく主人や家族が面会に来てくれても、いつもパジャマで。
気持ちの切り替えも出来ない、毎日。

そのような日々の中で、私を支えていたのは
「明日の自分を想像し、日々を過ごすことの大切さ」

赤ちゃんが産まれたら、こんな風に生活したい…と、想像した日々

私は「子どもを育てる!」という未来が描けていたから、
辛い状況も乗り切ることができた。

【あの頃、私が行きたかった場所…それは…】

長い入院生活で、私が行ってみたかった場所。
皆さんは、どこだと思いますか?

病院の窓から見える、交差点の角の小さなコンビニ。
コンビニには、なんでもある。
コーヒーも、お菓子も。雑誌も。
病院では絶対に出てこない、ジャンクフードも…(笑)
そして、ちょっとした化粧品から文房具まで…。
特に次女を妊娠した時、幼い長女が主人とお見舞いに来た時には、
小さな手をひいて、一緒に窓から見えるあのコンビニに行き
好きな物を、一緒に買いたかった……
そんな…ささやかな事も、ずっと叶わなかった……
ずっとパジャマ。
外出許可もおりない、点滴の日々では……

このnoteを打ち込んでいる今も、
誰かが、どこかで、私が経験したような状況なら…
どんなに、苦しくつらいであろう…
それは、体だけでなく、そう「心」。「心が、痛いんだ!」

【高齢者施設は、どうだろう…】

高齢者施設は、生活していく上での安心、安全が保たれいる。
自分の家として。居場所として。拠り所として。

高齢者の衣食住の「衣」について、考えてみませんか?

「衣食住」のうちの「食」・「住」は、
見た目や栄養も満足がいく食事として、
設備が行き届いた施設環境として、申し分ない。
けれど…、みんな一緒。

その中で「」については、どうであろう…。
洗濯後の乾いた順番で、同じ衣類のルーティーン。
アイデンティティにも関わる「自分らしさ」は高齢になるほど、
望めなくなってしまう。

そしてもう一つ、日々現実と向き合うことの不安
入居している方々は、日に日に弱っていく先に入居した方の姿を目にする。
いつも元気な姿を見せていた人が、今日は談話室に居ない。
そんな日もあるだろう。
否が応でも、自分の何年か先の現実を目の当たりにしているのだ。

私が届けたいのは、ほんの少しでいい。
私が入院中に感じていた、あの気持ち……
ほんの少し、気持ちが上がるきっかけ』

食べる物も一緒、施設内での決まりやルールを守りながらの共同生活。
そのような中で、
いつもは着ない、明るい色の洋服。
デザインが素敵な洋服。
持っているアイティムと、コーディネートできる洋服。
肌ざわりの良い素材。
自分らしさを出せる喜び、自由に選べる幸せを
ファッションを通して、味わっていただきたい。
そして、洋服だけでなく、心躍るワクワク感と一緒に
ほんの少し気持ちが上がるきっかけを、届けたいんだ!

「自分らしく、明日を楽しみに生活すること」を
「ファッション」を通して、叶えていきたいんだ!

私が「大人のための、いたいの、いたいの、とんでいけ!」を
形にして届けたいと目指しているのは…

自分が経験した、とても、とても、苦しく・つらかった
あの頃があるから……
今も、苦しんでいる方、辛い方の状況を
ちっぽけな私が、変えて差し上げることなど、出来ないけれど
少し前に向けるきっかけを、作れることができたら……

それが、私を
「高齢者向けファッションレンタルサービス」起業へと
突き動かしている。


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